お悔やみ状で困った時に使える!おすすめの7つの文例集


お悔やみ状とは、通夜や葬儀などに弔問出来ない際、また後から訃報を知った際に送るものですよね。マナーとして頭語及び時候の挨拶を省き、伺うことの出来ないお詫びを述べ、遺族を気遣います。

そこで今日はお悔やみ状で困った時に使える7つの文例をご紹介します。

 

お悔やみ状で困った時に使える!
おすすめの7つの文例集

 

親御さんを亡くされた知人へのお悔やみ状の場合

「お父様(お母様)の突然の訃報に接し、ただ驚いております。ご家族様のご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。本来であればすぐにでもかけつけてお悔やみを申し上げたいところですが、遠方のためままならず、まことに申し訳ありません。

まずは略儀ながら書中をもちまして、お父様(お母様)のご冥福をお祈り申し上げます。」

 

ご主人を亡くされた奥様へのお悔やみ状の場合

「○○様の突然の訃報にただ驚いております。お力をお落としのことかと存じますが、どうぞお気を強くお持ちになり、ご自愛下さい。本来であればすぐにでもかけつけてお悔やみを申し上げたいところですが、やむをえない事情によりお伺いすることができずまことに申し訳ありません。

ご遺族の皆様に心よりのお悔やみを申し上げます。まずは略儀ながら書中をもちまして、ご冥福をお祈り申し上げます。」

 

奥様を亡くされたご主人へのお悔やみ状

「このたびは奥様ご逝去の訃報に接し、何と申せばおよいのか、お慰めの言葉も見つかりません。ご家族の皆様のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。本来ならば弔問に伺うべきところですが、遠路にてかなわず、書中をもちましてお悔やみを申し上げる次第でございます。

ご家族さまにはさぞお力をお落としのことかと存じますが、一日も早く悲しみを乗り越えることができますようお祈り申し上げます。
奥様のご冥福を心より申し上げます。」

 

親御さんを亡くされた知人へのお悔やみ状・香典を同封する場合

香典を同封する際は、弔問の際と同じく不祝儀の熨斗袋を同封し、現金書留で送ります。

「お父様(お母様)の突然の訃報に接し、ただ驚いております。ご家族様のご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。本来であればすぐにでもかけつけてお悔やみを申し上げたいところですが、遠方のためままならずまことに申し訳ありません。

心ばかりのものを同封いたします。どうぞお父様(お母様)がお好きだったものをお供え下さい。まずは略儀ながら書中をもちまして、ご冥福をお祈り申し上げます。」

 

ご主人を亡くされた奥様へのお悔やみ状・香典を同封する場合

「このたびは○○様ご逝去の訃報に接し、ただ驚いております。ご家族様のご悲嘆の深さはいかばかりかと、お慰めの言葉もございません。本来であればすぐにでもかけつけてお悔やみを申し上げたいところですが、遠路にてかないませんこと、まことに申し訳ありません。

心ばかりのものを同封いたしますので、故人のお好きだったお酒でもお供えいただければと存じます。ご家族の皆様、ご供養のためにもどうぞご自愛下さい。ご主人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」

 

友人知人自身が亡くなった、ご両親へのお悔やみ状

自分と友人知人の関係の方が亡くなられた場合、ご遺族はあなたとの関係性が分からない可能性があります。文中にて自分との関係について触れておきましょう。

「○○様の突然の訃報に接し、信じられぬ思いでございます。私は○○様と高校一年生のときに同じクラスでお世話になりました者です。○○様のはつらつとした明るい笑顔、今でも鮮やかに思い出されます。

ご家族の皆様の悲しみはいかばかりかと思うと心が痛みます。さぞお力をお落としかと存じますが、どうぞお気持ちを強く持ち、ご自愛下さい。本来であればすぐにでもかけつけたいのですが、やむを得ぬ事情にてかないませんこと、まことに申し訳ありません。○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」

 

通夜葬儀が済んだあとに訃報を知った場合

「このたびお父様のご逝去の訃報を知り、大変驚いております。あなた様の結婚式にお目にかかった、お父様の笑顔が思い出され、ご家族の皆様のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。

ご無沙汰いたしておりましたために、お父様の不幸を存じ上げず、お見舞いもお悔みも申し上げず失礼いたしました。本来であればすぐにでもかけつけるべきところ、遠方にてままならずまことに申し訳ありません。心ばかりのものを同封いたしますので、どうぞご霊前にお供えいただきたく存じます。」

 

いかがでしょう。お悔やみ状は、あくまで通夜葬儀などに参列出来ないために出すものです。自らの悲しみを盛大に盛り込んで、かえってご遺族の悲しみを深くすることのないよう、また不幸が重なることを連想させる「二」枚に便箋がならぬよう、短くまとめることをお勧めします。

忌み言葉である「死ぬ」「去る」重ね言葉である「再び」「近々」などはくれぐれも使わないように気をつけましょう。また、「冥福」「成仏」については仏教用語であるため、故人の宗教によっては避けて下さい。


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