社会人になると結婚式に出席する機会も多くなりますが、結婚式の二次会の司会を任されるなんてこともあるでしょう。結婚式はプロの司会者がしっかりと進行してくれるのですが、二次会はよりフランクなので、司会や幹事なども友人に頼むという新郎新婦が多いのです。
二次会のよいところは結婚式に呼べなかった友人を招待することもできますし、たくさんの人数を招待できます。一種の同窓会のようなパーティーのような楽しさも味わえるので、二次会を行うカップルが多いのはそのためでしょう。
でもやはり人を集めて行う二次会にもメリハリあるタイムスケジュールなどは必要です。そこで今回は、楽しい二次会を行うための司会進行のポイントをお伝えします。
司会進行の役割
二次会といえども責任は大きいので、気持ちをしっかり持って挑みましょう。
結婚式の二次会の司会で大切なことは…
1.はっきりゆっくりしゃべる
2.会場の設備についての注意事項を伝える
3.二次会の進行をタイムテーブル通りに行う
この3点があなたに求められている仕事です。司会の原点はこの3点なのでしっかりと心得ましょう。
二次会の大まかな流れ
結婚式の二次会の大まかな流れとはどんなものでしょう。
①受付
②新郎新婦入場
③新郎新婦挨拶
④乾杯
⑤ゲーム
⑥新郎新婦挨拶
⑦新郎新婦、ゲスト退場
この中に歓談、余興、ケーキ入刀などを足していきます。
結婚式の司会も結婚式二次会の司会もやることはさほど変わりありません。時間通りに終われるように進行できるよう努めます。
二次会のプログラムの時間割
結婚式の二次会のプログラムの簡単な時間割を見てみましょう。
①受付 30分
②新郎新婦入場 10分
③新郎新婦挨拶 5分
④乾杯 5分
⑤ゲーム 15分~20分
⑥新郎新婦挨拶 5分
⑦新郎新婦 ゲスト退場 10分~15分
結婚式の二次会は2時間が一般的です。ゲストの入退場、新郎新婦入退場は意外に時間がかかるものです。結婚式の二次会の司会で重要なのは、ある程度の時間に余裕をもって司会進行を心がけることです。
当日のタイムスケジュール:①受付
結婚式の二次会での司会のはじめ仕事は受付から始まります。
会場はまだ時間ではない場合も多いこの受付時間では、周りのお店や人に迷惑にならないよう注意しながら出席者名簿を管理しましょう。
受付では会費を集めることも多いので、できれば受付だけの協力者をお願いした方がよいです。
二次会が始まればあなたは司会に徹するので会費を管理することはできません。安心できる友人にお願いして会費と名簿を管理をお願いしましょう。
二次会開始10分前には終えておくのが理想的です。
当日のタイムスケジュール:②新郎新婦入場
結婚式の二次会の司会の次の仕事は新郎新婦入場させることです。ゲストは会場に先に入れることが多く、新郎新婦が入ってくるのを待っています。
「皆さまお待たせしました。新郎新婦入場です。」
とアナウンスし、外にいる新郎新婦に入場を促します。その時あなたは率先して拍手をしましょう。そうすることでゲストも拍手で新郎新婦を迎えることができます。
当日のタイムスケジュール:③新郎新婦挨拶 ④乾杯
二人が入場した結婚式の二次会で司会は新郎に挨拶をお願いするためマイクを渡します。
新郎がゲストに挨拶している間に次の「乾杯」のプログラムの準備をします。
乾杯のあいさつをしてくれるゲストを高砂近くに呼んでおいて新郎の挨拶後スムーズにスピーチできるようにします。
新郎新婦のあいさつ、乾杯のあいさつはどちらも約5分ずつで終わらせておき次のプログラムのために時間を節約しましょう。
当日のタイムスケジュール:⑤ゲーム
結婚式の二次会ではゲームを行うカップルが多いようで、ビンゴゲーム、クイズなどゲストが参加できるプログラムを組む傾向にあります。
結婚式ではなかったプログラムであるゲームやクイズは実際とても盛り上がるのですが、予定時間を大きくズレ込んだり、早く終わったりと予測不可能なプログラムでもあります。
ゲームが早く終わるということも想定してもう一つゲームを考えておく方が賢明です。じゃんけんゲームでもよいですし、新郎新婦に関するクイズでもよいですね。
ゲームが思いつかなかった場合は歓談タイムとしてアナウンスしてもよいでしょう。
「では15分の歓談タイムです。新郎新婦と写真を撮りたい方は前にお越しください。」
などとアナウンスして時間を稼いでもよいでしょう。結婚式の二次会の司会の役割はプログラムの時間調整役も担っています。
当日のタイムスケジュール:⑥新郎新婦挨拶 ⑦新郎新婦、ゲスト退場
結婚式の二次会の司会の仕事もあとわずかになりました。新郎新婦が挨拶をしている間に店側にゲストが退場する退路をあけてもらいます。
ゲストが退場するときはお店の他のお客様に迷惑が掛からないようにアナウンスで誘導します。
多くの新郎新婦はゲストの退場時にありがとうの気持ちを込めてプチギフトを渡すケースがほとんどです。通路を塞がないようにゲストを誘導しつつ新郎新婦の気持ちを伝えるお手伝いをしたいです。
さて、結婚式と違って結婚式の二次会は比較的自由にプログラム変更できます。お店がらみの変更はできませんが、司会ができる範囲でプログラムの変更はできます。ゲームなどでかなり時間を使った場合などを想定して新郎新婦にどんなプログラムを削ってもよいか確認しておくと心強いでしょう。
一番やってはいけないことは二次会場を借りている時間をオーバーしてしまう事です。会場を借りる場所代はとてもお金がかかり、延長となると会費だけでは賄えず赤字になってはいけませんよね。会費も赤字にならないように計算してゲストから集めています。予算オーバーすることだけはあってはいけません。
楽しい二次会になるように綿密な打ち合わせをして新郎新婦の力になってあげましょう。
まとめ
結婚式の二次会でスムーズな司会進行をするには
・ゆっくりとはっきりアナウンスする
・ゲストや新郎新婦にしてほしいことを言葉に出してアナウンスする
・タイムスケジュール管理は司会に懸かっている
・時間内に二次会を終了できるようにするためにはプログラム変更は仕方がない事
・時間が余った場合はゲームやトークで時間をつなぐ工夫をする