喪主の挨拶、基本の心得。アレンジで真心添える7つの例文

喪主の挨拶、基本の心得。アレンジで真心添える7つの例文
喪主の挨拶は、自分が遺族の立場で喪主となった時、いろいろな場面で必要があることに気が付くものです。特に葬儀では、参列して下さった方々に故人の意思や感謝の気持ちを伝える、大切な喪主の挨拶があります。

もちろん、基本の形できちんと感謝の気持ちを伝える、喪主の挨拶は大切ですが、「それではあまりにありきたりで、気持ちが参列して下さった方々に届かない…。」なんて思うこともあるかもしれません。

葬儀社などがアドバイスしてくださる、喪主の挨拶の言葉をそのまま話すのではなく、自分らしさや故人のエピーソード等のアレンジを加えることで、「喪主の挨拶を心に響くものにしたい!」と思いますよね。

そこで今回は、参列して下さった方々に真心を伝えるために、おすすめしたい喪主の挨拶をお伝えします。



 

喪主の挨拶、基本の心得。
アレンジで真心添える7つの例文

 

故人の生前のお礼を伝える挨拶の例文


喪主の挨拶の基本的な構成に、生前への感謝の気持ちを伝える挨拶をプラスすると、ずっと気持ちが相手に伝わりやすくなるものです。特に親戚の参列や親しい友人の参列が多い葬儀では、この気持ちは明確に列席者に伝えたいものです。

【 喪主の挨拶、生前への感謝 】

■ 例えば、

「父は、生前どれほど皆様に支えられてきた故人の一生であったかと思うと感謝に絶えません。

親しい皆様にお見送りいただき、故人もきっと喜んでくれていると思います。」

…というような一文を添えると、喪主の気持ちがより伝わる挨拶になります。

 

故人の亡くなるまでの経緯を伝える例文


故人の亡くなるまでの経緯に少しアレンジをプラスすることで、喪主の挨拶に深みが増します。どんな経緯を故人が過ごしてきたのかがわかると、参列してくれた方々も、遺族の気持ちにより寄り添いやすくなるのです。

【 喪主の挨拶、経緯を加える 】

■ 例えば、

「父は昨年の夏に病に倒れ長い間入院生活を送りました。

忙しかった父ですが、その分入院してからは家族との時間を取り戻すことが出来たように感じています。

◯月✕日、家族の見守るなか、眠るように静かに旅立つことが出来ました。」

…というような一文をそえてみては、いかがでしょうか。

 

故人への思いだけを伝える喪主の挨拶


故人の亡くなり方やその経緯によっては、喪主の挨拶で故人のことを詳細に話したくない…というケースもあります。その場合には、故人への思いや、故人の思いなどにアレンジを加えて、クローズアップするという喪主の挨拶もおすすめします。

【 喪主の挨拶、故人の思い 】

■ 例えば、

「皆様のあたたかいお心に見送られて、父もきっと喜んで浄土におもむいていると思います。

父はこれといった趣味もなく、ただただ家族のために働いてくれていました。

父の働く背中を今も鮮明に思い出します。」

…というような故人のエピソードを織り込んで喪主の挨拶にすると、その思いが伝わります。

 

急逝してしまった場合の喪主の挨拶


もちろん弔事は意図せずに急におきるものですが、故人が急逝してしまった場合では、さらに喪主や遺族が対応することで精一杯ということもあります。そのため、葬儀や対応に不手際があってしまうなんていうこともあります。

【 喪主の挨拶、不手際をひと言お詫び 】

■ ですから、

「なにぶん、急な事でまだまだ自分自身現実と思えない中、このような挨拶をさせて頂いている次第です。

不慣れな為に、駆けつけて下さった皆様に対して、不行き届きな点もあるかと思いますが、何卒ご容赦下さい。」

というような気持ちを伝える一文を入れると、よりよい喪主の挨拶になってきます。

 

大往生してくれた場合に伝えたい喪主の挨拶


故人が大往生で亡くなった場合には、そのことを強調する挨拶文を喪主の挨拶でプラスすれば、参列して下さった方々に、その印象が更に強く残るはずです。

【 喪主の挨拶、大往生への感謝 】

■ 例えば、

「父は○○才という大往生で天寿を全うすることが出来ました。

父がこんなにも人と幸せに恵まれた人生を送ることができましたのは、ひとえに皆様のおかげだと思っております。

父に代わりましてみなさまに厚く御礼を申し上げます。」

…という一文を喪主の挨拶に付け加えるのです。大往生で亡くなるということは、願っても出来ることではありません。

 

病気で逝去した場合の挨拶のアレンジ


故人が病気で亡くなった場合には、参列して下さった方々がつらい気持ちになるような話ではなく、前向きな姿勢と捉えてもらえるような内容を選んで喪主の挨拶にプラスすると印象に残ります。

【 喪主の挨拶、前向きな姿勢 】

■ 例えば、

「40年勤め上げた会社を定年退職し、これからは母と二人でのんびりと余生を過ごそうと思っていた矢先に、残念ながら進行性のガンに侵されていることが分かりました。

懸命にガンと前向きに戦ってきた父ですが、◯月◯日、その生涯に幕をとじました。」

というような一文を加えてみてください。

 

仕事関係の人が多い場合での挨拶の例


葬儀に参列して下さった方々が会社関係が中心であった場合には、喪主の挨拶には会社関係のエピソードをくわえて話すのも、配慮ある喪主の挨拶です。

【 喪主の挨拶、仕事関係者の方々へ向けて 】

■ 例えば、

「父はいわゆる仕事人間で、いつも仕事のことばかり考えているような人でした。

病に伏せてからもいつかまた仕事に復帰できると信じて日々闘病生活を送ってまいりました。

会社のみなさんが代わる代わるお見舞いに来てくださるのを励みに、仕事に戻れる日が来るのを願っておりました。」

…というような会社にかかわる一文を追加すると、会社関係の方々にその気持ちが伝わるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。喪主の挨拶は、参列者に伝えたいことをひと握りだけ、追加すると、真心が伝わりやすくなるものです。葬儀社が提案してくれる喪主の挨拶は、あくまでも基本中の基本でしかありません。

それにいかに、故人の意思や遺族の思いが参列者に伝わるようにアレンジをするかが、大切なことなのです。アレンジによって、喪主の挨拶に息を吹き込み、気持ちのこもった印象に残る喪主の挨拶にすることが出来るはず。

そのためにも参列者にはどんな人が多いのか、故人とはどんなエピソードがあるのかなどを予め知っておくことが必要になります。必要な情報をしっかりあつめて、真心のこもった喪主の挨拶を考えることが、故人を偲ぶことに繋がっていくものなのです。

 

まとめ

喪主の挨拶の基本形にひと言添える

・生前への感謝の気持ちを伝える
・亡くなるまでの経緯に重きを置いた挨拶
・亡くなった故人への気持ちを伝える挨拶
・急逝した場合には、不手際へのお詫びをひと言
・故人が、大往生をさせていただいた事への感謝
・病気で逝去した場合でも、前向きな姿勢を伝える
・仕事関係の参列者に向けて、アレンジをする