男性のフォーマルウェア☆礼服とスーツの違いとは

男性のフォーマルウェア☆礼服とスーツの違いとは
男性が冠婚葬祭で着る礼服と、ビジネスで着るスーツはスタイルが似ています
よね。実際、どのような点が違うのか、礼服の代わりに黒いスーツでもよいのかなど、疑問に思う所が多くあります。

この違いを知らない人は意外にも多いものです。紳士服店で働いている人でも、礼服とスーツの違いを明確に答えられる人はそう多くないという事実もあります。また、女性の方ならますます男性用スーツについては知らない人が多いですよね。

これらの違いは、いざという時に知らないと困りもので、実際に葬儀の時に外に出て、礼服ではなくビジネススーツだということを見咎められるケースがありました。社会人ともなると、このような事態にならないよう心がけたいですよね。冠婚葬祭は社会人になると一気に増えます。そんな時にでも慌てずに準備ができるようにしたいものです。

そこで今回は、礼服とスーツの違いを分かりやすくお伝えします。



 

男性のフォーマルウェア☆
礼服とスーツの違いとは

 

礼服とはどのような物なのかについて知ろう


礼服とは、冠婚葬祭などの儀式の時に、敬意を示す場合に着る服です。礼服も、正礼装・準礼装・略礼装と区別されています

正礼装は、礼服の中で最も格式が高い服装で、結婚式で新郎や新郎新婦の父親などが着ますモーニングコートや燕尾服、タキシードと言ったものがこの正礼服に当たります。

準礼装は、正礼装に準ずる改まった装いになります。結婚式に招待された場合の主賓クラスの人がよく着ています。上はディレクターズスーツ、下はグレーと黒のストライプまたは白の千鳥格子です。

略礼服は、格式にこだわりすぎない結婚式などで着ます平服と言われるのがこのスタイルです。結婚式ではブラックスーツや濃紺やチャコールグレーのダークスーツになります。

紳士服店で礼服というと、略礼服(ブラックスーツ)を指すことがほとんどです。ここでは礼服の中でも、間違えやすい略礼服とスーツの違いを中心にお話しします

 

礼服とスーツの違いを見極めよう


黒に近い色のビジネススーツも、礼服と同じ略礼装として認められています。しかし、葬式で着るのは一般的ではありませんので、礼服とスーツのしっかりとした違いを知っておく必要があります。

礼服とスーツの大きな違いは「色」になります。一見同じ黒に見えても、よく見ると黒の濃さが違うのです。特に、室内と室外ではその違いが一目瞭然となります。これは素材や織り方によって違いが出ているのですが、この色が黒ければ黒いほど、高級な礼服となります。

他にも、シルエットの違いも特徴的です。礼服は毎日着るようなものではなく、年に数回着るかどうかというところです。ですので、長く着られるように、ビジネススーツよりゆったりとした作りになっています。逆に、ビジネススーツは細身のスタイルが流行っていますので、スリムな形はビジネス向きと言えます。

ボタンがシングルかダブルかで礼服かスーツの違いがあるのか、という疑問を抱く方もいますが、ボタンは礼服・スーツともに区別はありません。ただダブルだと貫禄が出てきますので、若い方よりは年配の方が着ているイメージが強いスタイルです。

 

結婚式と葬式では同じ礼服を着てよいのか


結婚式や葬式で着る礼服というのは、略礼服の場合がほとんどです。女性はフォーマルドレスと礼服と、目に見えて違う服装をしますが、男性は結婚式も葬式も同じ略礼服を着用します。あとは、ネクタイやシャツの色で、結婚式なのか葬式なのかを区別しています。

ただし、略礼服も光沢があるタイプもありますので、その場合は結婚式向けになります。葬式での光沢は失礼に当たりますので、気を付けましょう。

一昔前は、お通夜は「取り急ぎ駆けつける」と言うことで、ダークスーツで参列することがよいとされていました。礼服で行くと、以前から不幸を予測していたという印象を与えてしまうためです。しかし、近年ではお通夜でも礼服での参列者が増えてきました。これは通夜自体が亡くなった翌日に行われたりと、ある程度の時間があくので、喪服で参列するのが主流となってきているのです。

 

いかがでしたか。礼服と黒いビジネススーツは全くの別物と言うことが分かりました。さらに礼服も種類がいくつかあるので、シーンに合わせて使い分けるのが本来のマナーです。

高校生までは制服があるので、冠婚葬祭はその制服で参加していたことでしょう。しかし大学生、社会人ともなると、制服はないので、礼服を1着持っておく必要が出てきます。特に社会人になると冠婚葬祭の機会は増えますので、その時に「まだ礼服持っていないの?」と思われないように、大人のマナーとして準備しておきたいところです。

礼服やスーツを購入する際には、生地、黒色の濃さ、光沢、デザインをチェックしながら、冠婚葬祭で使用できるものかを確認し、選びたいですね。

余談にはなりますが、葬式においては国によって着る服はまちまちになります。黒系の服を着るところもあれば、柄物を着るところもあり・・・。喪服といったきちんとした形を持っているのは日本独特の文化なのです。

その文化も、結婚式と葬式の礼服が同じというところは、日本独特の心理から来ているようです。日本人はみんなが同じ方向を向くことを好みます。違う言葉で言うと、個性を際立たせるのではなく、みんなが心ひとつにして、みんなの中に溶け込むという行動の表れです。こういうことができるのも、細やかな日本人の気配りからきていると言えるでしょう。

 

まとめ

礼服とスーツの違いを知ろう

・礼服とは、そのシーンによって正礼装・準礼装・略礼服と変わってくるもの
・礼服とスーツは大きな違いである黒の濃さで見極めよう
・男性の場合の冠婚葬祭は同じ礼服(略礼服)を着用できるので、両方使える物を選ぼう