冠婚葬祭に出席する事はあっても、なかなか葬儀を出す立場になる事はないですよね。しかも急に親族が倒れると葬儀までは中々忙しく、葬儀後の香典返しまでには頭が回らないのが現状だと思います。
そのため、急なことに慌ててしまうことが多くあります。そうならない為にもきちんとした冠婚葬祭のマナーを事前に知っておくことが重要です。その中でも見落としがちになるのが香典返しのマナーについてです。
以外にも香典返しのマナーについてはあまり知られていない人も多くいます。ですが、そこで恥をかいて故人の葬儀を台無しにはしたくはないですよね。香典返しとは、四十九日の法要が無事終了したことを報告し、今までのお礼を兼ねて行う事です。いざという時に慌てない為にも香典返しマナーと常識について説明します。
香典返しマナーと常識☆
いざという時慌てない為の7つの事
香典返しの時期は四十九日後にまとめて送る
四十九日法要が済むまでは、忌中、喪中の期間であり、喪に服している間は香典返しをしないのが香典返しマナーの基本です。ですので、四十九日法要後にまとめて香典返しを送るのが香典返しマナーです。なるべく早めにお礼をしたい場合は香典返しとは別にお礼品を渡すこともありますが、それも基本としては行わない方がいいです。
香典返しの使われる物は後に残らないものが基本
香典返しは後に残らないもの、不幸が繰り返さないように消えてなくなるようなものが良いとされています。ですので、石鹸やお茶が長らくは選ばれていました。香典返しの金額は香典の半額に相当するものを用意するのが一般的な香典返しのマナーとされています。
ですが、それぞれの金額に相当するものを用意するのが基本です。また、香典の金額が高額な場合は必ずしも金額に相当したものを必ず準備する必要もありません。失礼に当たらないようなものを用意する事が香典返しのマナーです。
お礼状を添えて商品を送る
本来なら、実際にお会いしてお礼を言うのがマナーですが、遠くに住んでいたりと直接会いに行けない場合は、香典返しの商品と一緒にお礼状を添えて送るようにしてください。その場合は、相手に失礼である事や葬儀や法事が滞りなく終わるようにと、文章の中に句読点は使用しない様にしてください。
香典返しのお礼は不要
香典返しが送られてきた場合は、手渡しの場合でも送られてきた場合でもあえてお礼を言う必要は無いのが香典返しのマナーですが、気遣いのお言葉をかけてあげる様にすることで相手へのさりげない言葉がけはかけてあげてもいいでしょう。また、香典返しが送られてきた場合は、相手に無事に商品が届いたことを知らせる為にも手紙で一言添えて送ってもいいかもしれません。
香典返しを辞退してきた場合もお礼状は出す
故人の生前の間柄や残された家族や子供の事を考えて、香典に香典返しは不要と書かれている場合もあります。ですが、お礼の品なので基本としては香典返しを断る方にも香典返しを渡すのが香典返しのマナーです。ですが、お気持ちをありがたく頂き、香典返しを渡さない場合でも必ずその方への感謝の意とお礼状を出す方がいいでしょう。
会社へのお返しはみんなで分けれる物が良い
大きい会社に故人が勤務していた場合は総務部などから香典を頂く場合があります。そのような場合は香典返しは不要です。ですが、同じ働いていた部署の同僚方から香典を頂いた場合は、みんなで食べれるようなお菓子やお茶などで香典返しをするといいでしょう。
一人一人にタオルを渡すのもいいかもしれません。急に亡くなられて会社へのお礼も出来ていない場合は故人の職場での今までのお礼の言葉も手紙に添えるとよりよいマナーでしょう。
比較的年齢が若い人にはカタログギフトを選ぶのも一つ
香典返しの基本は後に残らないものです。しかし、最近の若い人では昔のしきたりにこだわらない人も増えてきています。先方が喜んでいただけるように考えるのであれば、カタログギフトも香典返しに入れてもいいでしょう。ですが、その場合は葬儀会社などで勧めているカタログギフトを使用し、先方に失礼に当たらないようなカタログギフトを送るようにするのが香典返しのマナーです。
香典返しはただ、葬儀のお礼をすると良いと考えていた人も多いのではないでしょうか。ですが、香典返しのマナーでもこれだけ気をつけなければならないマナーがあるのです。これだけのマナーがある事を知っている人は少ないのではないでしょうか。
ですが、親や親せきがいる限りいつかは必要になる常識です。知っていて損はないことばかりです。いざという時に慌てて恥をかかない為にも万が一のことを考えて香典返しのマナーを知識として身につけておくことは大切な事です。今回を参考に香典返しマナーについて知識を深めてはいかがでしょうか。きっと必要になった時に役に立つはずです。
まとめ
香典返しマナーと常識☆いざという時慌てない為の7つの事
・香典返しの時期は四十九日後にまとめて送る
・香典返しの使われる物は後に残らないものが基本
・お礼状を添えて商品を送る
・香典返しのお礼は不要
・香典返しを辞退してきた場合もお礼状は出す
・会社へのお返しはみんなで分けれる物が良い
・比較的年齢が若い人にはカタログギフトを選ぶのも一つ