結婚のお祝いメッセージは、書き慣れていないと、どんなことを書くべきか悩みますよね。式の前に結婚お祝いを贈る際にメッセージカードを同封することもありますし、式当日に出席者全員がメッセージを書くということもあります。
あまり経験が無いと、メッセージを書く場面になった時にとっさに浮かばなかったり、失礼にあたらないようにとかしこまった文章になったりしがちです。
実際に自分が結婚する側になって、お祝いをしてくださる方々のメッセージを見ることがあれば、おおよその雰囲気がつかめるのですが、多くの方は自分の式より前にどなたかの結婚をお祝いすることが先でしょう。
そこで今回は、書き方だけでなく、少しアレンジするだけで全文使える結婚のお祝いメッセージ例文をお伝えします。
書き方のマナーを知ろう
お祝いの席である結婚式の場では、不幸を連想させる言葉や表現を避けるのがマナーです。結婚のお祝いメッセージを書く際は、使わないように注意しましょう。
直接的な言葉としては、「別れる」「壊れる」「死ぬ」などのマイナスの表現です。これらを使うことはあまりないかもしれませんが、「流れる」「冷える」などの表現や「たびたび」「ますます」のような重ね言葉も、知らないとうっかり使ってしまいそうになりますので、よく確認しておくとよいでしょう。
また、「、」「。」である句読点は、お祝い事には終止符を打たない、という意味合いから書かないことが多いです。
「!」や「☆」は使ってもよいとされるので、可能であれば代用するのも良いでしょう。ただし、目上の方へのメッセージとしては不適切です。基本的には、文の間はスペースを空けることで区切ります。
友人に宛てて書く場合
ご友人への結婚のお祝いメッセージであれば、少しくだけた表現でもよいでしょう。女性であれば「♪」「☆」やハートマークなども使って、文章に華やかさを持たせるのも素敵です。
【例文1】
結婚おめでとう☆
いつまでも幸せいっぱいの家庭を築いていってね【例文2】
ご結婚おめでとうございます!
素敵な二人の結婚 うらやましいです☆
新居に遊びに行かせてね!
親族や兄弟に宛てて書く場合
ご親族などに宛てて結婚のお祝いメッセージを書く場合は、兄弟などのように近い関係でも、かしこまった書き方をした方がお祝いの場としては似つかわしいこともあります。
【例文3】
□□ 結婚おめでとう
これから二人で 世界一温かくて幸せな家庭を築いていってください
〇〇さんのことを 一生大切にしてね【例文4】
ご結婚おめでとうございます
二人でつかんだ幸せを これからも大切に育んでいってください
末永くお幸せに!
会社の同僚などに宛てて書く場合
職場の同僚の方や先輩へ結婚のお祝いメッセージを書く場合には、マナーや言葉遣いにしっかりと気を配って書きます。
【例文5】
ご結婚おめでとうございます
お二人の人生最大の門出を心よりお慶び申し上げます
その他の方々に結婚のお祝いメッセージを書く際のポイント
結婚祝いの贈り物や、式に出席する場合は、上記でお伝えした関係の方々がもっとも多いですが、その他の関係の方から呼ばれることもあります。
その際には、自分よりも目上か目下か、どれくらい深い関係かに注意しながら書きましょう。
一口に職場の同僚といっても、1年未満の付き合いの方や部署等の関係であまり接することが無い方と、毎日隣の席でお昼も一緒、という方では、上下関係にかかわらず距離感が変わってきますよね。
また親しいご友人でも、仲が良いからこそあらたまって書く、というのも1つの方法です。
いずれにせよ、結婚のお祝いメッセージには祝福の気持ちがしっかりと現れるよう書きましょう。
「お幸せに」というありきたりな文言でも、例文のようにひとひねり加えることで、言葉を選んでいることが伝わり、お祝いの思いが伝えやすくなります。
結婚の場では、お祝いの言葉を感想文のように長いメッセージで書くことはありませんが、限られたスペースに書くとなると、意外と戸惑ってしまうものです。
特に、慶事の席である結婚の場では、タブーとされる単語や表現もいくつかあります。親しき仲にも礼儀ありと言いますが、いくら仲が良い、関係が良いからと言っても、マナーを知らないでいると一生の恥をかく事にもなりかねません。
あまり機会の多くない席ですから、ご自身とどういう関係にある方なのか、もしメッセージを書いたり言ったりすることがあるなら、どんな言葉を遣うのがふさわしいのか、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
大切な方のお式ですから、気持ちだけでなく、形の上でもきちんとお祝いができるとよいですね。
まとめ
結婚のお祝いメッセージを書くには
・書き方のマナーを知ろう
・メッセージを送る相手別に書き方を考えよう