ビジネスは敬語の使い方で差を付ける☆信頼されるフレーズ

ビジネスは敬語の使い方で差を付ける☆信頼されるフレーズ
ビジネスで敬語を正しく、上手につかえるかどうかは重要ですよね。仕事でやり取りをする相手が正しい日本語を知っている人の場合、もし間違った表現や失礼な表現の敬語を使っていると不快に感じられますし、「言葉遣いが正しくできない人」として信頼も失ってしまいます

自分は敬語を使うよう十分気を付けている、と思っている人はたくさんいますが、意識すればするほど、間違った敬語を使っている人もたくさんいるのです。

ビジネスにおける敬語は日常で使う機会が少ないですから、間違っていても親や友人から指摘されることがないですし、そもそも使い方自体を間違って覚えていることもあります

しかし、敬語の使い方ひとつで、相手の信頼を得られないのはもったいないことですよね。そこで今回は、ビジネスにおける敬語で、相手から信頼されるフレーズをお伝えします。

 

ビジネスは敬語の使い方で差を付ける☆
信頼されるフレーズ

 

「承知しました」でわかったと伝える

「わかった」という意味合いで「了解」という言葉はよく使うのではないでしょうか。同僚や年下の相手には「了解!」とフランクに使いますから、上司や取引先などビジネスで敬語を使うべき相手には「了解しました」と「~しました」をつければ良いと思ってしまうかもしれませんが、これは間違った敬語です。

【 ビジネス敬語の使い方☆「承知しました」 】

★ 目上の人に対して「わかった」ということを伝えるならば、「承知いたしました」や「かしこまりました」を使うのが正しい敬語となります。

・ 相手によっては「了解しました」と言われたら、失礼だとか軽い感じの人だなと思われてしまいますから注意をしてください。

 

「申し訳ございません」と謝る

相手に謝りたい時、とっさに「すみません!」という言葉を発してしまうかもしれません。しかし、ビジネスで敬語を正しく使うなら「申し訳ございません」が正しい言い回しです。

【 ビジネス敬語の使い方☆「申し訳ございません」 】

★ 「すみません」や「すいません」は口語調で使う意味が強い言葉ですので、ビジネスでは使わないよう意識しましょう。

・ 代わりに謝罪の時には「申し訳ございません」、お礼を伝えたい時には「ありがとうございます」と、とっさに言えるようにしたいものです。

 

末尾の「いたします」

ビジネスの敬語でよく使ってしまうのが「~させて頂きます」ですが、相手に対して自分が何かをさせてもらうという意味で、丁寧にするためにあえて使う人が多くいますが、実はこの表現は相手に何かを頼まれてやるという意味合いがあります。

【 ビジネス敬語の使い方☆「いたします」 】

★ そのため、この言い回しを頻繁に使いすぎると、相手によっては「そんなこと頼んでない!」とか「そんなに頻繁に使われるとこちらが無理をいっているようで不快だ」とお怒りを買ってしまう可能性もあります。

・ ですから、シンプルに「~致します」や「~しております」と言う方が正しいのです。

 

「~でございます」で締める

レストランで「メニューになります」と言われたり、会議で「こちらが資料になります」などいう、ビジネスにおける敬語を聞くことは良くあるのではないでしょうか。しかし、「~になります」という言葉は、状態の変化を表す以外には使いません

【 ビジネス敬語の使い方☆「~でございます」 】

★ 「~になります」という表現は、今そこにあるものが他の状態に変化していくことを示します。

・ そのため、「会議の資料になります」ではなく、「会議の資料でございます」と言うのが正しいのです。

「言葉遣いがなっていないな」「学生のアルバイトじゃないんだから」と思われることもありますから、注意をしてください。

 

宛名に「様」「殿」はナシ

ビジネスの敬語はメールを送る時にも気を付けなくてはいけません。よく間違えてしまうのが宛名の書き方です。

【 ビジネス敬語の使い方☆宛名 】

★ 「佐藤様」など相手の名前に「様」をつけるのはマナーです。

・ しかし、相手に役職がある場合には「佐藤部長様」と書くのは間違いで、「佐藤部長」とするのが正しい書き方となります。

「佐藤部長」とだけ書くと、なんだか呼び捨てをしているようで失礼なのではないかと思うかもしれませんが、敬語は重複して使うことがマナー違反になりますから「様」や「殿」はつけないのが正しいのです。

 

「とんでもないです」と返す

取引先の人やお客様にお褒めの言葉を頂いて謙遜するシーンで、「とんでもございません」という言葉はよく使われます。

しかし「とんでもございません」という言い方は正しい日本語ではありません。「とんでもない」という言葉はひとまとまりになっているので、これを分解して「とんでも」に「ございません」をつけるのは間違いなのです。

【 ビジネス敬語の使い方☆「とんでもないです」 】

★ 「そんなことないよ」という感覚で「とんでもございません」という言葉をビジネスの敬語で使うと、「言葉遣いが適当だな」と思われてしまい信頼を失ってしまいます。

・ 「とんでもないです」と正しく言うようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか、ビジネスで敬語を正しく使えると、それだけで相手に与える印象はぐっと上がります。

言葉遣いが多少正しくなくても、仕事ができれば問題ない、仕事内容で評価されたいし、信頼を勝ち得たいと思うかもしれませんが、ビジネスにおいては、第一印象が大事です。

普段から長い時間を一緒に過ごしていれば、言葉遣いが多少間違っていても良い人だなと感じることができるかもしれませんが、仕事で出会った人とは長い時間を共に過ごすことはあまりありません

ですから、身なりや言葉遣いによって信頼を得ることが大切なのです。そこで求められるのがビジネスにおける敬語です。

ビジネスにおける敬語は、先輩の言葉遣いなど他の人の言葉遣いを聞いて覚えることが多くあります。先輩の姿から物事を学ぶ姿勢は大切なことですが、中には間違っていることもあるので、正しい敬語は今一度自分で学び、しっかりと身につけるようにしましょう。

まとめ

相手に信頼されるビジネス敬語とは

・目上の人には「了解」ではなく「承知しました」
・「すみません」ではなく「申し訳ございません」
・「させて頂きます」は実は恩着せがましい表現
・状態の変化以外に「なります」は使わない
・メールでの宛名では役職に「様」はつけない
・「とんでもございません」は丁寧なようで間違い


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