神社の参拝は正しい作法で☆今一度見直したい5つのこと


初詣や合格祈願、何かお願い事がある時などでお参りする際「神社の作法を守れていますか」と聞かれたら、不安になりますよね。お参りもただお賽銭を入れて、鈴を鳴らして願い事を念じるだけではいけません。

神社には神社の作法がありますので、それを守らずに参拝していては、神様から不届き者と思われ願い事を叶えてくれないかもしれません。それに、ご利益も半減してしまう感じもします。神社にお参りするということは、叶えたい願いが必ずあるはずです。

せっかく参拝するなら、神社の作法を正しく守って、少しでも神様から認めてもらい願いを叶えて頂けるようにしたいものです。

そこで今回は、神社の参拝を正しい作法でするために見直したいことについてお伝えします。

 

神社の参拝は正しい作法で☆
今一度見直したい5つのこと

 

鳥居は一礼してくぐる

神社に行くと最初に目にするのが鳥居で、言わば神社の入り口であり顔のようなものです。お参りをするには鳥居をくぐらなくてはいけませんが、くぐる前に必ず鳥居に向かって一礼をします

鳥居の向こうは神様がいらっしゃる場所になりますので、一礼をするのは「お邪魔します」という気持ちの表れなのです。みなさんも人様の家に入る時は、勝手に入らず「お邪魔します」と言って入るはずです。これと同じようなことを神様に対しても行うのです。

神社の作法は鳥居を目の前にした時点で、すでに始まっているのです。尚、帽子をかぶっている場合は、取って一礼をして下さい。

 

参道は中央を歩かない

鳥居をくぐれば本殿に向かって参道を歩くわけですが、この時どこを歩いているかが重要です。参道はどこを歩いても良いわけではなく、神社の作法では真ん中ではなく端を歩かなければなりません

そもそも参道は神様の通り道であり、中央を歩いておられます。なので、よっぽどのことがない限り、左右どちらかの端を歩くようにしましょう

間違っても真ん中を歩かないためにも、鳥居をくぐる前に左右どちらかに寄っておくのがおすすめです。そして、鳥居をくぐる際は、左に寄れば左足から右に寄れば右足から踏み出して下さい

 

手水では清める順番がある

参道を歩いていくと、手と口を清めるための手水があり、ここで神様にお会いしても失礼がないようにしておきます。しかし、単純に手と口を清めればよいものでなく、手順が決まっています。それが、下記のようになります。

①右手に柄杓を持って左手を清めます

②柄杓を左手に持ち替え右手を清めます

③再び柄杓を右手で持ち左手で水をすくって口をゆすぎます

④左手をそのまま清めて柄杓を立てます(この時、残った水が柄を伝うことで柄が清められます)

ちなみに、柄杓に水を途中で足してはならず、最初に汲んだ水で①~④を行わなくてないけないので、水は多めに取るようにしておきましょう

 

失礼のないようにお賽銭を入れ鈴を鳴らす

手水で手と口を清めれば、いよいよ本殿に到着です。ここで、最初にするお賽銭は投げるのではなく、静かに賽銭箱に入れるのが神社の作法なのです。

お賽銭は、神様に差し上げるものですのし、そう考えれば賽銭箱に投げ入れるということはできないはずです。また、お賽銭を入れたら鈴を鳴らしますが、むやみやたらに鳴らしてはなりません

鈴は神様に本殿に着いたことを知らせるために鳴らすもので、イメージは家の呼び鈴を鳴らすのと同じです。自分の家で呼び鈴を必要以上に鳴らされると気分が悪くなりますが、神様も同じように気分を害します。なので、鈴を鳴らすのは1~2回くらいにしておきましょう

 

作法を守って神様に拝もう

お賽銭を入れ鈴を鳴らせば、いよいよメインである神様へのお願いです。これは、ご存知の人も多いでしょうが、神様を拝む時にも神社の作法があり、基本は「二礼二拍手一礼」と言われるものです。

その順番は次のようになります。

①鈴を鳴らした後、深い礼を二回します。

②拍手を二回して、手を合わせたまま願い事をします。

③願い事が終わったら最後に一回深い礼をします。

たいがいの神社は、この順番で行えばよいのですが、一部「二礼二拍手一礼」を正式な作法としていない所もあります。例えば、有名な出雲大社では「二礼四拍手一礼」で拝むのが正しい方法になります

なので、お参りする前には拝む方法を調べておくようにしましょう。間違った作法で拝んでしまっては、せっかくの願い事も叶えてもらえないかもしれません。

 

いかがでしたか。神社の作法は、鳥居の前に立った瞬間から行わなければならず、本殿でお参りすることだけを考えていてはいけません。神様は本殿に着くまでの間の行動や作法を見ていますので、見られても恥ずかしくない行動を心がけましょう

神社の作法を守ってお参りすることはもちろん大事ですが、そこに敬意や気持ちが込められていないと、何の意味もありません。いくら作法を守ってもヘラヘラしていたり、派手な服を着るなどしていては、お参りの効果は何一つ望めません。

作法と気持ちが一つになってこそ、参拝の効果が得られるのです。神社の作法を正しく守りつつも、それに縛られ過ぎないでリラックスしてお参りをして下さい。そうすれば、必ず願いは叶うことでしょう。

まとめ

神社の参拝を正しい作法でするためには

・鳥居をくぐる前に一礼をする
・参道は神様の通り道である真ん中を歩かない
・手水では正しい順番で手と口を清める
・お賽銭は静かに入れ鈴を鳴らすのは1~2回にする
・「二礼二拍手一礼」をして神様に拝みます


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