結婚式のふくさ選びで最低限押さえたい7つのマナー

結婚式のふくさ選びで最低限押さえたい7つのマナー

結婚式とは、長い人生の中でも最も御目出度い慶長行事の一つですが、無宗教の日本人が多い中でも、まだまだ儀式としての名残も残しているため、作法やマナーが細かく決められているのも事実です。

「結婚式に呼ばれたのでマナーなどを確認しなければ…」と、招待された喜びと同時に上記の様な考えを抱く人も多いのではないでしょうか?

服装一つとってもややこしいのに、贈り物や挨拶など細かく儀礼的なものが決められています。しかし、これらを守るのは相手の結婚式を尊重し、心からお祝いしている事を相手に伝える為にも必要な事です。

そこで今回は、結婚式の袱紗(ふくさ)について、ご説明致します。難しいからと敬遠せずにしっかり理解しましょう。

 

結婚式のふくさ選びで
最低限押さえたい7つのマナー

 

袱紗(ふくさ)について知る

まず、ふくさとは、贈り物の金品を包む(覆う)布のことです。これを結婚式では、祝儀袋や贈り物を包む布として使用します。実は多くの方がやってしまっているのですが、披露宴時に祝儀袋をカバンやポケットからむき出しで出すことは、元来マナー違反なのですよ。

「いつもそうしてた…」、「やった経験はあるぞ…」という方!失った過去は取り戻せませんので、次回の結婚式の招待からふくさを準備するようにしましょう。

 

ふくさは相手を思いやる気持ちであると心得る

袱紗は祝儀やお祝いを汚さないために使用するものです。若い方は知らない方も多いと思いますが、少しでもきれいな状態で、塵や埃が付かない様にと、相手を思いやる気持ちからのものです。せっかくのお祝い品も道中で埃をかぶっては元も子もありません。

どうしても用意できなかった場合はハンカチなどで代用しても構いません。なにかしらで包む事で気持ちを表すことが大切なのです。

では、細かい選び方については次から見ていきましょう。

 

結婚式に相応しいふくさの色について知る

結婚式のようなお祝い事に関してはえんじ色や赤色などの、赤系統のものが好ましいです。

因みに紫色は慶長および弔辞の両方で使用できますので覚えておくと便利です。

 

柄の基本は無地である

柄については、基本は無地が最も好ましいとされています。しかし、松・竹・梅や寿・翁・高砂などの御目出度い柄などは用いても問題ありません。

すこしオリジナルの要素を出しても良いかもしれませんね。

 

ケースタイプの選び方について知る

最近は風呂敷タイプのものだけではなく、デザイン性に優れたケースタイプのものもあります。

便利なリバーシブルタイプのものもありますし、和のテイストを十分に盛り込んだデザインのもの、女性用のリボンやレースの装飾を施したタイプのものなど実にさまざまなタイプのものがあります。

若い方でもまだふくさを持っていない方は、一つ用意しておくと良いでしょう。特に社会人になってふくさの一つも持っていないようでは恥ずかしいです。

逆に若いのにこのようなマナーを心得た人は社会から評価をえられることでしょう。本来は当たり前のマナーですが、守っている人が少ないので相対的に評価を得られると言うことですね。

 

ポケットサイズのものも可

近年は本当に様々なタイプなものがあって、時代と共に細かいマナー等は変遷するものです。

最近では、ポケットサイズの簡易タイプのふくさもあります。これも現在はマナー的に問題ありませんので、大きく邪魔になるのを嫌う方はこのタイプのものを使用すると良いでしょう。

 

包み方を知る

次は慶事(結婚式)における、ふくさの包み方について覚えましょう。

まず、ふくさの各辺の中心に祝儀袋の角がくるように置きます。できたら、ふくさの左角を中央に折りたたみ、次に上、下の順でその上にかぶせます。

最後に右の角を持ち中央で折り返して終了です。

左の上下に小さな三角形が出来ていれば成功ですので、確認しておきましょう。

 

如何でしょうか。

袱紗(ふくさ)なんて初めて聞いたよ、なんて人も多いかと思います。若い方は特に知らない人も多いことと思います。

しかし、心配いりません。大丈夫です。私も社会人になるまで知りませんでした(笑)今日知ったのであれば、今日から準備すれば良いのです。

マナーや仕来たりついては、煩わしく感じる若い人も多いかもしれません。いつの世も若者は先進的なものに飛びつきますし、だからこそ世の中は変わり発展もします。しかし、たまには先人の教えに耳を傾け理解を示すことも大切なことです。特に、このふくさは「相手の気持ちを思いやる」その考え方が根底にあります。

常に人の事を慮る人は他の人からも大切にされます。大切にされた人は、きっと幸せな人生を歩むことができるでしょう。ふくさについては、マナーだ、しきたりだと考えずに、単純に相手を思いやる、結婚式を心から祝う、そのような気持ちから用意すれば良いのではないでしょうか。

 

まとめ

結婚式のふくさ選びで最低限押さえたい7つのマナー

・袱紗(ふくさ)について知る
・ふくさは相手を思いやる気持ちであると心得る
・結婚式に相応しいふくさの色について知る
・柄の基本は無地である
・ケースタイプの選び方について知る
・ポケットサイズのものも可
・包み方を知る


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