お箸のマナー☆誰からも褒められる上手な箸使いとは

お箸のマナー☆誰からも褒められる上手な箸使いとは
お箸は日本人ならほとんどの食事で使いますが、お箸のマナーには不安を感じている人も多いですよね。日頃よく使うものだからこそ、かえってマナーには無頓着になりがちですが、それでは人前で食事をする時に恥をかくかもしれません。

お箸のマナーが悪いと、ただ食事をする姿が悪いだけでなく「どうやって育ってきたんだろう」「お箸もまともに使えないのか」と、人となりも疑われてしまいます。なので、お箸はしっかりと使いこなすことが大切です。

一般的に知られているお箸のマナーを守るのはもちろんですが、普段みんなが気に留めないようなとこまで、しっかりと守れば誰からも褒められる箸使いができます。

そこで今回は、誰からも褒められる上手な箸使いをお伝えします。

お箸を正しく持つ

お箸を正しく持つのは、マナーの基本中の基本である感じがしますが、昨今の風潮からかお箸の使い方をとやかく言う家庭は減っています。そのため、お箸を正しく持てない人は、意外と多いのです。

しかし、お箸のマナーを守るならば、まず正しく持てなければいけません。それから、いろいろなマナーを覚えていけばよいのですが、今だとお箸を正しく持てるだけで褒められる可能性はあります。正しい持ち方は以下のようになります。

・上のお箸:親指と人差し指と中指で支える

・下のお箸:薬指と小指で支える

・持つ位置:真ん中より少し上の辺り

・使う際の動き:上のお箸だけを動かす(上と下が交差しないこと)

正しいお箸の持ち方は、食べ物をつかみやすくなりますので、やはり理に適っているのです。余談ですが、お箸を持つ姿が見苦しくならないように爪はしっかりと手入れをしておきましょう。

お箸を取り上げるにも所作がある

食事はするには、まずお箸を持ち上げなければ始まりませんが、無造作にスッと取ってはいけませんお箸のマナーは、持ち上げる段階からすでに存在しており、正式な取り方が存在しています。

基本は両手で持ち上げますが、和食ではみそ汁などが入っているお椀が付き物です。その場合は、両手でお椀の蓋を外し持ってから、片手でお箸を取り上げることになります。ですので、お箸の取り上げ方は両手と片手の2パターンがあります。

それぞれの方法は次のとおりです。

・両手の場合

①右手でお箸の中央付近を上からつまんで少し持ち上げる

②左手を下から添えて右手を右端に滑らすように移動する

③滑らすようにして右手を下に添えて正しく持つ

・片手の場合

①お箸を持つ手をお椀から外し中央付近を上からつまんで持ち上げる

②お椀を持つ手の人差し指と中指でお箸をはさむ

③お箸を持つ手を下に滑らすようにして回して持ち直す

このようにして持ち上げれば、お箸のマナーをよく知っている人だと周りから感心されますので、ぜひ実践してみて下さい。ちなみに、お箸を置く時は、手順が逆になります。

 

汚せるのは先から3cmまで

食事を口に運ぶためにお箸は使いますので、汚れるのは当然ですが、汚してよい範囲が決まっておりお箸の先から3cmまでになります。3cmって意外と広いなと思われるかもしれませんが、これがかなり難しいのです。

固形物を食べるだけなら、そんなに汚すことはないでしょうが、食べ物にはみそ汁などの汁物もあります。汁に浸かるだけでも汚れたことになりますので、3cmはあっという間に汚れてしまいます。一度、普段の食事で意識して確認してみて下さい。

 

割り箸を正しく割る

外で食事をする時は、割り箸を使うことが多いですが、ただ割ればよいのではなく、きちんと割ることもお箸のマナーです。割る時に気を付けるポイントは「ひざの上で割る」「上下に割る」この2つです。

割り箸を横に割る人は多いですが、それはお箸のマナーに違反していますので、今後は上下に割ることを意識していきましょう。また、割った後に木くずを取るために、お箸どうしをこするというのも御法度です。

割り箸の割り方だけで、マナーを知っているかどうかが分かってしまいますので、ポイントはしっかりと押さえておきましょう。いちいち割り方を意識するのが面倒であれば、マイ箸を持つことをおすすめします。

 

箸置きの上にお箸を置く

食事中にどうしても席を立たなければいけなくなった時は、お箸を置かなくてはいけませんが、その時はしっかりと箸置きの上に置きましょう箸置きがなければ、箸袋の上に置くようにします。

決して「お茶碗やお椀の上」「箸先をお皿のふち」「テーブルの上」にお箸を置いてはいけません。また、食事が終わった場合は、箸置きにお箸を置くか箸袋で箸先を包みます。お箸のマナーを守るには、置き方にも十分注意が必要です。

 

このようにお箸のマナーは、お箸を取り上げるとことから始まり、食事の最中、食べ終わりお箸を置くまで、常に存在しています。つまり、お箸を使い終わるまでは、一時も気を抜くことはできません

普段の食事で、お箸の取り上げ方や汚してよい範囲を意識している人は少ないでしょうから、いきなりお箸をマナーどおりに使うのは難しいことです。なので、普段から意識して少しずつマナーを守った、お箸の使い方をできるようにしていきましょう。

今回お伝えしたことの中には、非常に細かいこともあります。ですが、そういう部分も自然にできるようになれば、とてもスマートです。誰からも褒められるようなお箸の使い方ができれば、格式の高い食事や好きな人との食事も必ず臆することなく楽しめることでしょう。

まとめ

誰からも褒められる上手な箸使いは

・使いやすくなるので正しい持ち方でお箸を持つ
・両手と片手2パターンの取り上げ方を押さえておく
・汚せるのは箸先から3cmまで
・割り箸は膝の上で上下に割ることを意識する
・お箸は箸置きか箸袋の上に置く


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