永代供養とは☆生前墓購入前に、確認したい基礎知識

永代供養とは☆生前墓購入前に、確認したい基礎知識
「永代供養とは」と聞かれても、名前は知っていながらもなかなか答えられない方がほとんどですよね。終活をしている方々か、関係者でない限り、正確には答えられないかもしれません。けれども、今人気があり注目されているもの。

永代供養とは、施設がお墓を家族に代わって永代に渡り供養する、と言うこと。このような性質から、永代供養とはほとんどが民間霊園や寺院霊園で、新しく購入したお墓に付加している「サービス」のひとつとして扱われています。

一部の民間霊園ではどのタイプのお墓を購入しても、必ず永代供養が付いて来ることもあり、現代のスタンダードとも言えるようになったのではないでしょうか。とは言っても、今までお墓と縁がない限り、永代供養とは何なのか、ピンと来ませんよね。

そこで今回は、特に終活で生前墓に興味を持っている方々に向けて、永代供養とは何なのかを詳しく解説していきます。

 

永代供養とは☆
生前墓購入前に、確認したい基礎知識

 

永代供養が注目される理由

この永代供養とは、霊園側が親族に代わって管理をするため、もともとは独身の方や身寄りのない方のニーズが高いものでした。けれどもご存知の通り、日本は少子化の時代。

【 永代供養とは、人気の理由 】

★ 子どもがいても昔のように、兄弟が大勢いるような家庭はほとんどなくなり、家のお墓を維持することの負担が大きくなっているのが現状。

・ そのため子どもに継承の負担を掛けたくない、もしくはお墓を継承しても、その先の孫となると安心できない時代となり、永代に渡り無縁仏にならないための安心材料として、人気が出ているのです。

 

永代供養墓とは、その種類

多くの永代供養墓は、納骨される空間を共同で利用するのが特徴。ただし、個別のカロート(納骨するスペース)に、遺骨を納める個別墓型と呼ばれるタイプのものも…。

【 永代供養とは、その種類を選ぶ 】

★ 永代供養とは、そのサービス自体を言うものですから、ひと口に言っても現代では形態(種類)は様々。

・ 従来のお墓に永代供養が付いているもの、合同のものなど、いろいろあるのです。

前述しましたが初めから「個別に骨壺で」納骨するのではなく、他の方の遺骨とともに合祀される「合祀墓」などに入る、という選択もあります。

 

永代供養とは、その料金

そして永代供養墓とは、サービスであることの性質から、個別の供養の期間が長ければ長いほど、料金が高めになっているのが通常。逆に初めから合祀されることを選ぶのなら、その分料金も安く設定されています。

【 永代供養とは、料金で選ぶ 】

★ 現在の永代供養墓はニーズの拡大により、形態も年々「個性のあるもの」が登場し、ますます多様化しているのが現状。

・ このようなことから永代供養を考える時は、料金と永代供養墓への納骨方法、お墓のスタイル、供養年数などを総合的に捉えて判断してください。

永代供養とは形のないものであり、それに付随する「形態」に関しては、最も自分の理想に近いものを、選択・決定することが欠かせない時代なのかもしれません。

 

永代供養以外の、葬られ方

これまで永代供養とは何か、永代供養墓とはどういうものかについてお話をしてきましたが、永代供養以外にも、樹木葬などの新しい葬られ方も。散骨などの自然葬と言う選択しも増えてきました。

【 永代供養とは、他の選択肢 】

★ 例えば「樹木葬」は、墓石の代わりに樹木を植える葬送方法。

・ 山林などの広い場所を墓所とする「里山型」や、シンボルツリーの周りに埋葬される「都市型」など様々な形態がありますが、どちらも自然と一体化できるという意味で注目を集めているスタイル。

また海や山などに散骨をするなど、あえてお墓となるものを持たないことを良しとする考え方も注目されています。

果たして自分は永代供養をしてもらうのが良いのか、あえて拘らずに選ぶのか、このような視点から考えてみると、より自分の理想に近い形が見つかるかもしれません。

 

永代供養とは、墓友

永代供養とは永久に供養されるのではなく、三十三回忌などを機会に合祀されるものがほとんど。そのため、多くの場合は、いずれ血縁関係のない方の遺骨と、一緒に葬られることが多いもの…。それならば最初から、血縁がなくとも親しい人と一緒に葬られた方が心情的に安心、と言う考え方です。

【 永代供養とは、新しい形 】

★ 現代の終活の現場では、永代供養が付加されることを受け、管理の心配がなくなるため、家族や血族に括らず「墓友」と一緒にお墓に入ることを選択も…。

・ 「墓友」とは一緒にお墓に入る友達のこと。この墓友を探すサークルまで増えているのです。

今後はさらに、この墓友が増えていくのではないか、と予想されていることも付け加えておきます。

 

いかがでしたでしょうか、生前墓を建てるからこそ、自分らしい選択ができると言うもの。そのためには、後々無縁仏になる心配のない、永代供養が大変人気を集めている理由も、理解できるのではないでしょうか。

特に最後にお伝えした墓友は、永代供養とはどのようなものなのか、よくよく理解できるからこそ選ぶことができる、新しい形の選択肢。近年では先祖代々墓などがあっても、さまざまな事情や心情から、一緒のお墓に入りたくない、なんて声も聞こえます。

昔ながらの考え方で言えば、それも悲しい事柄かもしれませんが、見方を変えれば亡き後まで自由に生きて行きたい、と言う気持ちの証。今までのように死をネガティブに捉えるのではなく、前向きに死と向き合っていることが良く分かる現象。

本記事をきっかけにして、亡き後の住まいまで納得できる、そんな生前墓を永代供養のサービスを理解して、選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

永代供養が今人気の理由とは

・後々の継承が心配なら、永代供養が安心
・現代では多くの種類の永代供養墓がある
・個別になるほど、期間が長いほど高い
・樹木に埋葬、海に散骨などの選択肢もある
・永代供養だからこそ、墓友と一緒に入る選択


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