お悔やみの言葉、基本例文。場面別に見る伝え方マナーとは

お悔やみの言葉、基本例文。場面別に見る伝え方マナーとは
お悔やみの言葉を、お通夜やお葬式で、親族を亡くされたばかりの方に伝えるとき、何と言っていいのか言葉に詰まってしまう事ってありますよね。日頃何気ない会話をしている間柄でも、普段と同じように話をするのはちょっと違います。

弔事での話し方に「お悔やみの言葉」があります。悔やみとは、人の死を悲しみいたむという意味。弔事でよく耳にする、「お悔やみ申し上げます」の一文には悔やんでも悔やんでも、悔やみきれないと言う思いが込められています。

このように、弔事でよく耳にする言葉など、いろいろな場面別に知っておくといざという時心を込めて伝えることができ、困らなくて済みますよね。

そこで今回は、お悔やみの言葉の基本例文場面別にお伝えします。ぜひ、参考にして、心が伝わるお悔やみの言葉を送ってください。



 

お悔やみの言葉、基本例文。
場面別に見る伝え方マナーとは

 

通夜・告別式に参列したとき


お悔やみの言葉には「この度はご愁傷さまです」「突然のことで、とても残念です」「心からお悔やみ申し上げます」などがあります。親しい人には「残念です」「驚きました」などの気持ちをそのまま表した素直な言葉でも大丈夫。

「何と申し上げて良いのか…。」などでも、名文句をいうよりも言葉に詰まる想いが伝わります。弔事では、多くの言葉を話すより、動作などでお悔やみの気持ちを伝えるようにします。

【 場面別のお悔やみの言葉 】

・受付時のお悔やみの言葉

① 受付に深く一礼して「この度はご愁傷さまでございます」

② 香典を渡す時に「御霊前にお供えください」

③ 会葬者名簿に記帳する

④ 一礼し「お参りさせていただきます」

キリスト教では「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」と言い、「ご愁傷様」「ご冥福」の言葉は使いません。

 

状況で使い分けるお悔やみの言葉


お悔やみの言葉には多くの例文がありますが、立場や状況によって、細かな機微を使い分けると、よりその人の真心が伝わります。

■ 日頃親しくしていた方が亡くなり、できるだけ早くその家を訪れた時のお悔やみの言葉

まさかとは思いましたが、このようなことになり、なんとお悔やみ申し上げてよいのか…。せめて何かお手伝いさせてください。」

■ 時間が限られ、弔問客の多い通夜でのお悔やみの言葉

どんなにお力落としのことかと存じます。心からお悔やみ申し上げます。」

誠にご愁傷さまでございます。なんと申し上げて良いのか。ご冥福をお祈りいたします。」

など、簡単なあいさつに心をこめて言います。

 

亡くなった方によって違う、お悔やみの言葉


状況と同様に、喪主の方にとってどんな関係性の人が故人なのか、でも、その言葉遣いに繊細な違いが見られます。この使い分けが配慮でもあります。

■ 夫を亡くした方へのお悔やみの言葉

「この度は、思いがけないお知らせを受けまして、本当に驚きました。

お力落としのことと思いますが、お子様の為にも、どうぞお気をしっかりお持ちになってください。

ご冥福をお祈り申し上げます。」

■ 妻を亡くしたかたへのお悔やみの言葉

奥様には親しくお付き合いさせていただきました。

ご心中お察しいたします。

お慰めの言葉もありません。」

 

年代で違う、お悔やみの言葉


もちろん、故人の年齢によってもご遺族の方々に掛ける言葉は変わってきます。特に若くして亡くなった場合には、細かな心遣いある言葉掛けが不可欠です。

■ 若い人が亡くなった場合のお悔やみの言葉

「この度はご愁傷さまでございます。

これからが楽しみな方でしたのに、本当に残念でなりません。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。」

■ 高齢者が亡くなった場合のお悔やみの言葉

「天寿を全うされたとは存じますが、本当に残念なことでございます。

心からお悔やみ申し上げます。」

■ 子供が亡くなった場合や突然の事故死の場合のお悔やみの言葉

「この度はご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます。」

励まそうとしても、突然の事故死や子供の死は心の痛手が深いものです。刺激しないように心がけ、ゆっくりとした動作でお悔やみの気持ちを伝えます。

 

立場で変わる、お悔やみの言葉


故人が目上かなど、その関係性によっても言葉は変わります。特にお世話になっていた故人のご遺族なら、心こもった言葉を選びたいですよね。

■ 故人にお世話になっていた場合のお悔やみの言葉

「○○様の御生前は大変お世話になりました。

何のご恩返しもできないうちにこのようなことになり、誠に悔やまれてなりません。」

 

いかがでしたでしょうか。お悔やみの言葉は、遺族へのいたわりを込めながら慎み深いあいさつをするのがマナーです。

言動は控えめにし、ゆっくりとした動作などでも伝わりますし、言葉にはならない思いがあれば気持ちは伝わります。結して、死因など詳しく尋ねることが無いようにします。遺族、特に喪主を呼び止めてあいさつするような行動も控えます。

もちろん喪主は、忙しいのでこちらか呼び止めるのはマナー違反になってしまいます。「重ね重ね」「たびたび」「次に」「また」や「死ぬ」「事故死、急死」「生存中」のような直接的な表現の忌み言葉は使わないようにし「帰らぬ人となる」「突然のご不幸、急なことで」「ご生前、お元気でいらしたこと」のように言い換えにも気を付けてください。

今回お伝えしたお悔やみの言葉を、少しでも自然と話せるようになると、いざという時慌てることなく気持ちを伝えることができます。

 

まとめ

お悔やみの言葉、場面別に見る基本のマナー

・「この度はご愁傷さまでございます。」が一般的
・突然の不幸の場合は「突然のことで、とても残念です」
・言葉にできない思いをそのまま話しても大丈夫です
・多くの言葉を話すより、動作などでお悔やみの気持ちを伝える
・死因を詳しく尋ねるようなことはしない
・忌み言葉は使わない