フリーターの就職ポイント☆活動前に整理する7つの準備

フリーターから就職にこぎつけるのは大変なことです。新卒採用での採用人数がもっとも多く、中途採用はほとんどしないという企業や、そもそも、中途採用ではその職種の経験者を即戦力として採用する方針の会社が多いため、フリーターは就職に不利なのです。

しかし、フリーターでも就職活動をする前に抜かりない準備をして臨めば、決して就職は不可能なことではありません。実際に大学を卒業して何年か経過してから就職に成功する人もいるのです。

それでは、どのような準備をすれば、フリーターでも就職に成功することが出来るのでしょうか。検討もつかないという就活初心者の人にもわかりやすく、就職活動の前にしなければいけない準備をお伝えします。

 

フリーターの就職ポイント☆
活動前に整理する7つの準備

 

業界研究と就職先の洗い出し

フリーターから就職をしようと決意したら、まず最初に応募する企業、すなわち、自分が就職する企業を決めなくてはいけません。この時に重要となるのが、業界研究です。

【フリーターの就職活動の第一歩、洗い出し】

★ まずは、自分が興味がある分野をいくつかピックアップします。

<それぞれの業界について研究をします。>

・ インターネットや業界研究本などを参考にしましょう。
・ 将来性
・ 年収
・ 労働環境
・ 必要なスキル

などを調べておくと、後で後悔せずにすみます。どの業界にもプラス面マイナス面はセットになってあります。その双方を事前にしっかりと確認して、実際に自分が働く姿を想像しながら、自分が将来働く業界を定めます。

 

自己分析をして効果的なアピールを

自分が就職したい業界を決めたら、次に自己分析をしましょう。フリーターの就職ではとくに、今一度自分の得手不得手や性格などを洗い出して整理しておくといいのです。

【フリーターの就職で自己分析が不可欠な理由】

★ フリーターとして社会で働いた経験から、仕事上で自分がどのような人間なのかをアピールできる。

★ 自分が仕事において、どのような姿勢で臨むのかが高い精度で洗い出せます。

裏を返せばフリーターの強みは社会経験があると言うこと。実際の経験から仕事内容の得手不得手や、やっていて楽しい仕事内容も感覚的に分かっているはずです。その部分を分析する時点で、自分が適している職種や仕事内容が見えてきます。

 

履歴書と職務経歴書の書き方を学ぶ

フリーターの就職で、つまづきがちなのが履歴書と職務経歴書です。アルバイトの採用でも履歴書を提出しますが、正社員としての採用試験における履歴書とはまったく違うものと考えましょう。

【アルバイト採用と正社員採用の違い】

★ アルバイトの採用では、人柄やシフトの柔軟性などが見られます。

★ 一方で就職では、スキルや人を見られます。また、これまでの経験などあらゆる情報を履歴書上で採用の判断材料としてつぶさに見られるのです。

【書類選考を通過するため履歴書作成】

★ まず丁寧に書くこと。

★ これまでの経験や特技、取得している資格など、アピール出来る事はなるべく履歴書や職務経歴書に盛り込みましょう。

★ 職務経歴書での自己アピールはフリーターにとっても有効に働きます。フリーターでもリーダーなどの役職を得ていたなど、特別な仕事に関わった場合には、できるだけ多く経験を書き入れましょう。

★ 経歴書の仕事を経験して得たスキルを、客観的な視点から分析して端的に書きいれます。

自己アピールはとても重要な要素ですが、あくまでも自己分析による『客観的』な視点が不可欠です。感情的な文章や、やる気だけでは(もちろん確固たる志望動機が高評価に繋がるケースは多いですが)説得力に欠けることを心得て、履歴書作成をします。

 

履歴書に貼る証明写真

人気の企業で応募者が多数いる場合には、履歴書の確認もスピーディに行われます。学歴や前職などでアピールできればそれに越したことはないのですが、自信がない人は、写真で人事の人の目を引きましょう

【フリーターの就職に繋がる証明写真のコツ】

★ 清潔さ清廉さがあふれる写真が不可欠。

フリーターと言えども、性格は真面目だということを写真でアピールするのです。

【清潔さや清廉さをアピールする、最低限の身支度】

★男性の場合★

・ 濃い色のスーツを着用します
・ 白いシャツ明るい色のネクタイで顔色を明るくします。
・ 前髪は目にかからない長さにする。

★女性の場合★

・ 髪が長い人は1つにまとめる。
・ 自然な化粧を心がけましょう。

スピード写真機も数多くありますが、やはり勝負をするならカメラスタジオでの証明写真はより好印象を心がけて撮ってくれます。自分のカメラで撮る場合には、最新の機能(美肌機能など)の利用もおススメです。

やむなくスピード写真で撮る場合には、椅子の位置をしっかりと注意して、白いハンカチやコピー用紙など、膝の上に白いものを置くことで、顔色が明るく変化します。

 

応募する企業の研究

フリーターの就職で、活動する前に行っておくべき準備の最終段階では、自分が応募する企業の研究です。企業側は、時間とコストをかけて採用をします。そのため、本当に自社に興味があって、入社を強く希望する人を採用したいと思っているのです。

そこで、企業の研究をしておくと、企業側に本気だということをアピールできます。

【フリーターの就職で必要な企業研究の項目】

★ 応募する企業の主な事業
★ 創立の歴史(創立の目的)
★ 企業が開拓したい分野や、成長過程の分野

などなど。

ある程度知名度がある会社ならば、その会社の人々が答えている雑誌や新聞記事なども目を通し、自分の見解をまとめておくと、いざという時にもスムーズに返答ができます。

面接の時に面接官から抜き打ちで聞かれる企業に関する質問に答えられるよう、サイトや著書などをチェックしておきましょう。

 

志望理由とその企業で何をやりたいのか

自分が就職したい業界や企業を決めて、自己分析も行ったら、いよいよ具体的に応募する各企業について研究をします。しかし、ここで、満足してはいけません

【フリーターの就職が成功するカギ】

★ 志望理由と入社後の志を用意しておくかどうかです。

就職することが目標になってはいけません。入社をした後にその企業で何をしたいかまでを具体的にイメージしておかないと、採用する側も、自分が企業にどのように貢献するのかイメージ出来ないでしょう。

【フリーターが就職を勝ち取るための志望動機】

★ 企業側に立った志望動機は不可欠です。

・ 入社後の自分をイメージして、その姿を伝えることです。

入社後にどのように自分が貢献できるのか。自分の能力をどのように提供できるのか、そのイメージが想像できたからこそ、その企業に応募したのです。

・ 反対に考えてみましょう。

どの業種にも複数の競合他社が存在します。そのなかでなぜこの会社を選んだのでしょうか?他の会社を『選ばなかった理由』を今一度考えてみてください。その時、応募動機が見えてくるでしょう。

 

好印象を与えるリクルートスーツ、鞄、靴を揃えよう

企業研究や自己分析、面接対策のための準備など、フリーターの就職で準備すべきソフト面の準備を抜かりなく済ませたら、最後の仕上げにハード面の準備をしましょう。リクルートスーツ、鞄、靴の購入です。


【リクルートスーツを揃える】

★ スーツは、いわゆるリクルートスーツを着ていれば間違いありません。ジャストサイズのスーツを選ぶことがポイントです。
★ 鞄は黒を選びます。書類が入るようにA4サイズが余裕で入る大きさが理想です。
★ 靴は黒の革靴で、常に磨いて手入れをしておくようにしましょう。汚れた靴は、だらしない印象を与えます。

特に接客業や営業職ならば、面接官は第一印象や外見チェックから入る可能性も高いです。もっと言えば、企業は履歴書の文字や電話応対の声(少し高い、張りのある声が評価が高いです。)から、評価を始めています。

人は視覚からの判断が90%以上と言われています。無意識下で話の内容は二の次になっていると言うこと。清潔な外見と品のある笑顔を心がけましょう。

 

いかがでしたでしょうか。フリーターの就職は、採用人数の少なさや年齢制限、経験の有無など、あらゆる面で通常の新卒採用と比較するとハンディがあります。しかし、最近の企業の採用では、学歴はあまり基準に考慮しない企業や、ポテンシャル採用(やる気を重視する採用方法)をする企業も増えてきています。

要するに、企業側は、肩書きよりもいかに事業に貢献してくれるかを判断基準にして、本気でいい人材を採用したいと思っているということなのです。しかし、書類選考や面接という限られた場所で、応募者の採点をしなくてはいけないため、応募する側も万全の準備が必要になります。

とくに、フリーターから就職を目指す人には、「なぜフリーターだったのか」とか「正社員として続けられるか」などの厳しい質問が飛んできます。そんなとき、しっかり準備をしておくことで、厳しい質問をチャンスに変えることができるのです。

冷静に客観的に
ハンディを乗り越え、正社員採用を実現しましょう。

 

まとめ

就職活動のいろは!フリーターの就職で成功するための準備

・就活の前に慎重な業界研究をして就職先を見定めよう
・企業に応募する前に自分の自己分析をして自分を見つめなおそう
・履歴書と職務経歴書で外せないポイントを抑えよう
・履歴書に貼る証明写真は清潔さと爽やかさを意識して撮ろう
・面接で聞かれてもいいように応募する企業の研究をして頭に入れておこう
・志望理由とその企業で何をやりたいのかを具体的に考えよう
・好印象を与えるリクルートスーツ、鞄、靴を揃えよう


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