入学祝いの相場って?子どもの年齢で決める7つの目安


入学祝いの相場を知れば、包みやすいですよね。だれでも入学祝いはもらった経験がありますが、幾らくらいもらったか覚えてはいないもの。小学校、中学校、高校、大学と進んでいくと違いもあるため、一人で決めると迷いがちです。

もちろん子どもの成長は嬉しいものですが、現実問題お金がかかります。大抵、身内かとても親しい友人でなければ、入学祝いは贈らないことを考えると、「大変なこの時期、少しでも足しにしてもらいたい。」と言うのが、本音ではないでしょうか。

それだけに、反対に入学祝いの相場より大きい金額を贈りすぎて、相手を恐縮させてしまうことも…。ここは冷静に、入学祝いの相場を知って、相応のエールを贈りたいですよね。

そこで今回は、入学祝いの相場を、贈る側としてどんなポイントを押さえて考えればよいのかも含めて、いくつかお伝えします。

 

入学祝いの相場って?
子どもの年齢で決める7つの目安

 

入学祝い相場への考え方

入学祝いは基本的に身内で行うお祝い。入学と同時に必要な物はたくさんありますから、そのための費用の他、単純に子供へのお小遣いという考えの方など、その理由は人それぞれ

【 入学祝い相場の考え方 】

★ 入学祝い相場は、贈りたい物の値段、と言う考え方も…。

・ どうせなら、直接必要な物を贈ることもできますが、基本的なものは親が揃えますし、同じ物がかぶってはもったいない!そう考えると、お金を渡すのが無難なのです。

そのため、後述しますが祖父母が贈る入学祝いの相場は、かなり高い金額が出てきます。入学するその子だけでなく、親として頑張る自分の子への愛情も加味されてのことかもしれません。

 

小学校の入学祝い相場

【 小学校の入学祝い相場 】

★ 大体3,000円から30,000円くらいと、幅があります。

・ これをお小遣いとして考えると、小学校入学ですから7歳で、3,000円は大金。多くのケースでは両親へ小学校入学に必要な学用品の費用として贈られています。3,000円ほどですと伯父伯母、祖父母になると30,000円ほどが多い傾向が。

祖父母の場合は50,000円贈るという方も!その理由は、学習デスクなどの大きなものを買う資金と考えてのこと。小学校入学祝いの相場は正しく「贈り物に何を選ぶか?」によって、大きく幅が広がるのです。その他ランドセルなども高額になります。

 

中学校の入学祝い相場

6年経って12歳ともなると、小学校の入学時とは金銭感覚は違っていることがほとんど。ただ、入学祝い相場は3,000円から30,000円と変わっていません。どちらも、入学を機に学用品を揃える必要があるため、その補助と言う考え方が多いのがその理由。

【 中学校の入学祝い相場 】

★ ただし、中学校では祖父母が贈る入学祝い相場が100,000円と言う統計も!

・ 部活動を始めること、小学校入学以上に準備にお金がかかる、ということを踏まえて、親を援助する金額も増えるようです。

それでも両親の友人など遠い関係性なら、ちょっとした筆箱やノートと言った文具が揃う、3,000円~5,000円で問題ありません。

 

高校の入学祝い相場

高校の入学祝い相場も、全体的には変わらず、3,000円から30,000円。祖父母が贈る額も中学入学時とあまり変わりはありません。

【 高校の入学祝い相場 】

★ アンケート結果では、高校入学時には、お祝儀袋で入学祝いを…、と言うよりは、本人と一緒に買い物に行って、希望のものをプレゼントするケースも増えています。

・ 高校生と言う「お金を管理したい」微妙な年頃だからこそ、物で贈る方が無難と言う考え方がその理由。

両親の友人など遠い関係性での、贈り物の相場は5,000円~10,000円。これは同じ文具でもブランド物や上質な物を好むようになるためなのです。

 

大学の入学祝い相場

さて、ここでまた少し入学祝いの相場が変化。3,000円から50,000円に上がります。さらに、祖父母からの入学祝いは、300,000円と言う答えがあるから、驚きです。

【 大学の入学祝い相場 】

★ 大学に通うために一人暮らしを始める費用の援助、と言う理由がほとんど。

・ 生活必需品は一通り揃えなければならず、かなりの出費になります。引っ越し代を合わせて考えると、子どもへと言うよりは、学費など出費の多い両親への援助、と言う役割を果たしています。

確かに、大学生の一人暮らしの準備は、例え300,000円もらったとして、「幾ら残るだろうか…。」と不安になるほど物入り。バイトをして生活費の足しにする頃までの、最初の期間を乗り切るため、これだけの入学祝いの相場が出るのかもしれません。

 

関係による入学祝いの相場解説

祖父母からの入学祝い相場の他、簡単に叔父や叔母についてもお伝えしましたが、さらに詳しく解説します。

【 関係性で違う、入学祝い相場 】

★ 身近な親戚 … 小学校、中学校、高校は10,000円から30,000円

・ 大学になると10,000円から50,000円くらいが入学祝い相場。やはり大学は特別なのです。

★ 親しい友人の入学祝い相場 … 小学校、中学校、高校は3,000円から5,000円

・ 大学になると3,000円から10,000円くらいが入学祝いの相場です。親戚以外からの高額のお祝いは、かえって申し訳ないもの。重くならない程度の金額にしてください。

何といっても気持ちが大切ですから、親族でもない方が自分のことを気にかけてくれている、ということが分かるだけで十分嬉しいはずです。

 

現金以外も考えてみよう

金額の話ばかりしていましたが、何か役立つものを贈るのも一つの方法。ただし、普通に考えたらランドセルや学生鞄、文房具などの基本的な物は、すでに親が準備している可能性が高いので、外して考えてください。

絵の具や書道セットなど、学校指定の物があるかもしれないものも、避けた方が無難。

【 入学祝い相場:贈り物を贈る 】

★ そのため、図書カードとか商品券などの現金に類するものだと、まず安心。

・ あとは、いくつあっても困らないであろう物、壊れやすいので予備があると助かる物、などなどを贈ってみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか、入学祝い相場について。記事の中で何度か書きましたが、大切なのは気持ちです。入学祝いの相場の前に、そのお祝いで何を買って欲しいのか…、ちょっとしたメッセージを添えても、気持ちが伝わります。

特に友人が入学祝いを贈るなら、「気を遣わせない程度」がポイント!お祝いの気持ちをお渡しする、というスタンスで選ぶのがベストです。

今回は、祖父母の渡す入学祝い相場が、高額であることが良く分かりましたが、孫と言うのは特別な存在。「目に入れても痛くない」というほど可愛い訳ですから、いくらでも出したい気持ちなのかもしれません。

単に甘やかすのは良くありませんが、このようなお祝いを通して気持ちを伝えたり、お金の使い道を教える機会にしたりして会話ができれば、絆がいっそう深まるのかもしれません。

まとめ

年齢で決める、入学祝い相場

・出費の多い時期に援助の気持ちで贈るのがほとんど
・小学校では3,000円(友人)~30,000円(祖父母)
・中学校では3,000円(友人)~100,000円(祖父母)
・高校でも変わらず3,000円(友人)~100,000円(祖父母)
・大学になると3,000円(友人)~300,000円(祖父母)
・身近な親戚は、全部を通して10,000円から30,000円
・親しい友人、全部を通して3,000円から5,000円
・図書カードとか商品券などを贈る方法もある


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