入学祝いを贈るべき相手は?相場は?5つの疑問をチェック

入学祝いを贈るべき相手は?相場は?5つの疑問をチェック
入学祝いの相場金額は人には聞きづらいですよね。親戚ならまだしも、友人や近所の人などの他人の子供に対して現金でお祝いを贈るのは、相手に気を使わせてしまわないか、また、不快な思いをさせてしまわないかも気になるところです。

幼稚園や小中学校、また、高校、大学と入学をする時には何かと物入りです。学習教材や体操着、ジャージ、部活動の費用などまとまったお金がかかりますから、入学時に現金が入ってくれば嬉しいものですが、あまり高額だと相手に気を使わせてしまいますから、入学祝いは相場で納めることが無難です。

そこで、入学祝いを贈るべき相手とそうでない相手の線引きや、入学祝いの相場で悩んでいる人のために、入学祝いに関するよくある5つの疑問についてマナーのポイントをお伝えします。

 

入学祝いを贈るべき相手は?相場は?
5つの疑問をチェック

 

誰に贈るべきか

親戚には全員入学祝いを贈らなければいけないかというとそうではありません。明確なルールはありませんが、甥や姪など自分よりも年齢も家系図的にも下に位置する親戚には贈るのが基本です。例えば年齢が近いいとこや兄弟には贈らなくても問題ないのです。

一方で、年齢が離れた弟や妹がいて、すでに自分に社会人として収入がある場合には入学祝いを贈ってもよいでしょう。要は、相手と自分の関係性によって、お祝いしてあげたいと思える相手には贈っても問題ありません

ただし、贈る相手と自分の収入や立場によって入学祝いの相場には注意を払うべきです。あまりに高い金額を包んでしまうと、他の親戚とのバランスが悪くなりますから、周囲への配慮も大切です。

 

小中学校の入学祝いの相場は

自分の兄弟の子供、すなわち、甥や姪が小学校や中学校に進学する場合の入学祝いの相場は、5千円~1万円が妥当です。5千円未満だと少ないですし、逆に3万円、5万円など高額な金額を包むと、相手がお返しをする時に大変です。また自分に子供ができた時に相手も相応の額を包まなければいけなくなりますから負担になってしまいます。

甥や姪がかわいいし、自分は浪費しないからできるだけ多く入学祝いをあげたいと思うかもしれませんが、小学生や中学生に贈る金額として適切な金額を判断するようにしましょう。

 

高校の入学祝いの相場は

甥や姪が高校に入学する時の入学祝いの相場は、小中学校の時よりもアップしてあげましょう。これまで自分が贈ってきた入学祝いの金額を鑑みて決定するのです。例えば、小学校が5千円、中学校が1万円だったとしたら、高校の入学祝いは2万円~3万円にするなど、少しずつあげていくのが一般的です。

高校入学には、小中学校の時よりも学費も入学準備にもお金がかかります。小中学校が国公立だった子供が高校から私立の学校に通うというパターンはよくありますが、私立の高校に入学するには高額な学費がかかりますから、やはり、入学祝いもその分アップしてあげるのが望ましいのです。

 

大学の入学祝いの相場は

甥や姪が志望校の大学に合格したら嬉しいですよね。大学は誰もが行けるものではありませんし、将来の事を考えて偏差値が高い大学にチャレンジする子もいます。大学受験は大変ですから、高校までの入学とは一味違った入学への喜びが本人にもあるのです。

そんなおめでたい大学の入学祝いの相場は奮発して3万円前後とするケースが多いです。入学はもちろん、大学合格のお祝いも兼ねるので少々相場が高いのです。

一方で、高校の入学祝いですでに3万円を贈ってしまった場合は、それ以上の金額を贈らないといけないのか、と悩むこともありますよね。しかし、祖父母以外の親戚が5万円以上の金額をお祝いで包むと相手が気を使ってしまいますから、高校で3万円贈ったという人は同じ3万円の金額でも問題ありません。

 

他人にあげる入学祝いの相場は

入学祝いの相場を甥や姪に贈ることを前提としてお伝えしてきましたが、親戚以外の他人の場合、入学祝いを絶対に贈ってはいけないのかというとそうではありません。友人間で現金のやり取りをあまりしていない場合には、いきなりお祝いを現金で贈るとびっくりされるかもしれません

しかし、日頃からお年玉をお互いの子供に贈り合ったりして、現金のプレゼントをするような、ごく親しい間柄の相手には入学祝いを贈るケースもあります。その際の相場は、1万円が妥当です。

あまりに安いと相手に失礼ですし、高すぎても相手に驚かれたり、逆に裕福だということをひけらかしていると捉えられて不快な気持ちにする可能性もありますから、キリが良い1万円が無難な金額なのです。

 

如何でしたでしょうか。入学祝いの相場は気持ちと自分の身の丈にあった金額にすれば、基本的には問題ありません。無理をして高額な入学祝いを贈るのは相手に気を使わせてしまいますし、逆に少なすぎる金額だと相手をバカにしていると思われる可能性もありますから、プレゼントなどにする方が良い場合もあります

最近では祖父母が資産を持っていて、孫の入学祝いの相場が高額になるケースもあり、人によっては10万円以上、というケースもありますが、甥や姪に入学祝いを贈る時には、兄弟同士のバランスもありますし、自分がもらう立場になることもありうると想定して金額設定をするべきです。

子供がいる世帯が当然というケースは減ってきていますから、入学祝いを贈り合う機会も減ってきつつあります。しかし、親戚や家族はお互い助け合える関係でいるべきですから、いざという時に思い合えるように、子供の入学祝いなどは相場通りにしっかりしておくことが大切なのです。

まとめ

入学祝いを贈る相手と相場に関するマナーとは

・入学祝いは基本的に自分より年下の親戚に贈る
・甥や姪の場合、小中学校なら5千円~1万円が相場
・甥や姪の高校の入学祝いは1万円~3万円が相場
・大学入学の場合は合格祝い兼ねて3万円程度
・他人の場合はごく親しい相手に1万円が相場


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