セレモニーホールとは?いざという時に困らない基礎知識

セレモニーホールとは?いざという時に困らない基礎知識
セレモニーホールと言われても何のことを差すのかピンとこない人もいますよね。セレモニーというと、何かおめでたい行事かな?と思いがちですが、セレモニーホールは人生の最後を彩る場所ということから「葬儀場」を差します

セレモニーホールと一口で言っても、大きく二つに分かれており、よく一般的にみなさんが思い描く葬儀社の運営するセレモニーホールと、公営のセレモニーホールとがあります。ですが、セレモニーホールを選ぶ時は何を基準にするとよいのか、お葬式を執り行う機会というのもそう何度もある事ではありませんので、悩むことでしょう。

そこで今回は、いざという時に困らないためにセレモニーホールの基礎知識についてお伝えします。

 

セレモニーホールとは?
いざという時に困らない基礎知識

 

セレモニーホールの種類を理解しよう

セレモニーホールの種類を理解しよう

先に申し上げましたが、セレモニーホールは民営のタイプと公営のタイプと2つあります。どちらのセレモニーホールを選ぶのか、まずは二つのメリット・デメリットを理解しましょう。

【民営のセレモニーホール】

メリット:設備が整っている。建物や内装がキレイ。立地条件が良くアクセスしやすい。

デメリット:価格が高めになる。

【公営のセレモニーホール】

メリット:価格が安い。

デメリット:価格が安いので、利用希望日が他の人と重なると調整が必要。故人か喪主がその自治体に属していないと利用できないなどの制限がる場合もある。

では、続いて、セレモニーホールをどこにするのかを選ぶポイントについて細かく見ていきましょう。

 

葬儀の規模を決めよう

葬儀の規模をどうするかが、どこで執り行うかを決める第一歩になります。参列者がだいたいどのくらいになりそうなのかなど、ざっくり計算します。

多くの人に参列してもらうのか、身内だけで静かに見送るのか、故人がどちらに希望があるのかを生前に話しておくとよいでしょう。

葬儀の規模は価格に反映されますので、なるべく低価格に済ませたい場合は、必然的に大規模なセレモニーホール会場は除外されます。

 

セレモニーホールの場所を選定しよう

セレモニーホールは地域密着の小さい規模のものから、全国規模の大きなものまであります。住んでいるところから近いからとか、よくみんなが利用しているから、という理由で選ぶのではなくて、参列者の側に立った選び方をします

小規模で身内だけで行う場合は別ですが、色々なところから葬儀に参列することが見込まれる場合は、そのセレモニーホールまでの交通の便も考慮しておくとよいでしょう。

車に乗ってくる人が多い地域ですと、駐車場が完備されているところを選ぶのもポイントです。

 

設備の確認を行おう

セレモニーホールの施設設備のチェックも前もってできるとよいですよね。いざという時の参考になるように、他の人の葬儀に参列した場合は設備のチェックにも目を光らせておきましょう。

設備チェックのポイントとしては、宿泊設備が整っているのか、参列者に年配者が多い場合はバリアフリーになっているか、またエレベーターはあるのかも確認しましょう。

最近では音響設備が整っているところも人気です。故人のこれまでの思い出をDVDにしてメモリアルコーナーを作る人もいます。

 

追加料金の発生があるのかを確認しよう

お葬式が無事終わり、いざ精算する時に見積金額より高くついてしまったという話はよくある話です。最初に提示される見積書の中に含まれる項目と含まれない項目をきちんと行っておかないと、結果、葬儀が高くなるということがあります

会葬礼状・供養・テント設備・暖房設備・マイクロバスの手配など、追加料金になりやすい項目です。また慰安室使用料ももしもの際は発生します。

そのセレモニーホールがどこまで見積りに含むのか一つ一つ確認しておきましょう。

 

セレモニーホールのスタッフもチェックしよう

セレモニーホールをいくつかの候補に挙げて選択していく場合に、初めに電話からスタートすることでしょう。この電話応対のチェックも大事です。

実際に斎場に足を運んだ時のスタッフの身だしなみや、式場の雰囲気やその提案力。また意向をきちんと汲んで話を進めていってくれているかというのも大きなポイントになります。

 

いかがでしたか。セレモニーホールを選ぶ時に価格だけで選ぶのではなく、故人の遺志を尊重し、また参列する人の側に立った選択もとても大切ということがわかりました。

公営なのか民営なのか、どちらのセレモニーホールを希望しているのか、またどちらが自分たちが見送ってあげたいと思う形に寄り添っているのかがポイントです。故人の生前に大まかにでも希望を聞いておけると、その後の進み方も大きく違います

しかし、故人はこのような希望だったと進めていっても、身内の人が反対をして関係に溝ができるということもあります。生前に意見を聞く際は、ある程度身近な親族は揃えて話を進めておけるとよいですね。

人生の最後のセレモニーを迎えるこの場所で、故人を静かに見送り、また遺族も悔いを残すことのないように、前もって準備できるところはしていき、みなさんの最後のお別れの場を心地よく提供しましょう。

まとめ

セレモニーホールの基礎知識とは

・民営と公営の違いを知っておこう
・故人との繋がりから参列者のことを想定しよう
・セレモニーホールの交通のアクセスや設備の整いを確認しよう
・見積書に含まれる項目と、含まれない項目を確認しよう
・スタッフの対応にも目を光らせよう


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