法事のお供えマナー☆準備前に知りたい7つの基礎知識

法事のお供えマナー☆準備前に知りたい7つの基礎知識
法事のお供えを準備する機会は少ないので、多くの方々がその経験がほとんどないですよね。だからこそ、法事のお供えには何が一番向いていて、何がマナー違反となるのかもよくわからず、迷いやすい項目です。

特に四十九日法要や一回忌・三回忌など、規模の大きい法事にお供えを準備することになったら、それなりの知識は必要です。とは言え実は、法事のお供えについての考え方は地方や地域によって、かなり違いがある点が難しいところ。

周囲にも確認が必要ではありますが、それだけでは不安な部分は否めません。せめてマナー違反になる法事のお供えを準備して、恥ずかしい思いをすることは避けたいですよね。

そこで今回は、法事のお供えを準備する前に知っておきたいマナーや、お供えの相場・お供えに最適なものなどの、基本を伝えします。



 

法事のお供えマナー☆
準備前に知りたい7つの基礎知識

 

一般的に法事のお供えは「必須」ではない


一般的に、法事には必ずお供えを持っていかなければならない訳ではありません。

【 法事のお供えは必須? 】

■ 現在では施主側の負担(お供えを持ち帰る作業など)を考え、御供物料として現金を不祝儀袋に包んで持参するケースが増えています。

・ ただし、現金とお供え物の両方を持参するのが慣例と言う地方や地域があるので、自分の地域の風習はチェックしてから準備を進めると安心です。

故人の供養のひとつとしてお供えを持ち寄り、最後に参列者全員で分け合うなど、お供えの持参は必須事項となる例外も存在します。

なお特に慣例などがないとしても、もちろん自分の気持ちで、法事のお供えと現金両方を持参したい場合は、持参しても問題ありません。ただし、遺族側に負担にならないように準備してください。

 

法事のお供えへの配慮


もし法事にお供えを準備することになったら、かさばらず、重たくないものを選ぶのがマナーです。

【 法事のお供えへの配慮 】

■ 施主側に贈るにせよ、後述する分配をするにせよ、お供えがかさばっていたり重かったりしたら、持ち帰るのも大変になってしまいます。

・ いくら故人が好んでいたものだとしても、このようなものは避けるよう、気の効いた法事のお供えを持参するのが配慮。

また、お供えはいつまでも残るような、記念品的なものではなく、食べ物やお茶・お酒などの飲み物・生花(供花)や、線香やろうそくなどの消耗品が適しています。

 

参列者に分配するのが前提の場合


もしも法事のお供えが、最後に参列者に分配されるとしたら、食べ物が最適です。しかし、袋から出したり、切り分けたりするようなタイプのものでは、分配するのも持ち帰るのも大変です。

【 法事のお供えを分配する場合 】

■ そこで、この場合のお供えは、同じものが小分けに包装されているもので、日持ちのするものが最適です。

例えば)

・ クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子
・ せんべいやおかき
・ ようかんや饅頭

…などの、小分け包装が喜ばれます。

これらの法事のお供えならば分配しやすく、持ち帰りにも差しさわりがありません。また、もしお供えを分配するのかしないのかわからないのなら、初めからこのタイプのお供えを選ぶことをおすすめします。

 

法事のお供えと御供物料の相場


【 法事のお供え、御供物料の相場 】

■ 一般的に法事のお供えの相場は3,000~5,000円、故人が親族や親しい間柄なら5,000~10,000円程度が相場です。

・ また、御供物料の相場は法要後の会食(お斎)に参加するなら、10,000~15,000円、参加しないなら5,000~10,000円程度を目安にしてください。

御供物料を包む場合には、黒白または双銀の結び切りの水引が使われた、不祝儀袋を使います(四十九日法要の前なら黒白にします)。

表書きは「御供物料」の他「後供」なども使用できます。なお浄土真宗以外の四十九日法要以降の法事でしたら「御仏前(御佛前)」でも可です。

 

お供えには必ず「かけ紙」をかける


法事のお供えには、必ず水引の印刷された「かけ紙」をかけます。

【 法事のお供えのかけ紙 】

■ こちらには通常、黒白の結び切りの水引が印刷されたかけ紙を用います。

・ ただし、関西や中国・四国・九州地方の一部では黄白の結び切りのかけ紙がよく利用されますので、地域の慣例に従うことをおすすめします。

なお、お供えは当たり前ですがお祝いではありません。かけ紙を化粧箱にかけてから包装紙で包む、いわゆる「内のし」にすることが一般的ですが、こちらも地域などの習わしで包装紙の上からかけ紙をかける「外のし」にする場合もあります。

 

法事のお供えで、避けるべき食べ物


法事のお供えには、避けるべき食べ物があるので、これだけは間違えずに準備しなければなりません。

【 法事のお供えで避ける食べ物 】

■ それは肉・魚などの殺生をイメージさせる食べ物と「五辛(ごしん)」と呼ばれる野菜類です。

・ この五辛に含まれるものは「にんにく」「にら」「ねぎ」「らっきょう」「野蒜(のびる)」。野菜類というよりは、薬味と呼んだ方がピンと来るかもしれません。

これらは仏教では、食べると情欲や憤怒を増進させる、ということで食べてはいけないものとされているからです。

そのような理由で法事のお供えにするのは避けなければなりませんが、どれも独特の強い匂いを伴っていますので、法事の直前にうっかり食べないようにすることも、大切ではないでしょうか。

 

法事のお供えを「供花」にする


法事のお供えには食べ物や飲み物、消耗品だけではなく、花を供花として贈ることもできます。

【 法事のお供えを供花にする場合 】

■ 用いられる花は白菊や胡蝶蘭、百合などが用いられるケースが多いものの、四十九日の法要が過ぎていれば故人の好きな花や、色みのある花を取り入れても大丈夫。

・ ただし、遺族側の感情にも配慮して、華やかすぎるものは避けることと、バラなどの棘のある植物は避けるのがマナーであることを、覚えておいてください。

また供花はすぐに飾れるように、アレンジメントの形で贈るのが基本的な配慮としてのマナーです。

 

法事のお供えマナーの、7つの基本的なマナーの数々はいかがでしたでしょうか。これらを準備し法事会場に着いたら、必ず施主に「御仏前にお供えください」と挨拶をしてから、法事のお供えや御供物料を渡し、祭壇にお供えしてもらうという、作法があります。

勝手に祭壇にお供えするのはマナー違反となりますので、気をつけてください。また法事をやむを得ず欠席する場合は、前日までにお供えや御供物料が相手方に届くように、配慮して送ります。

いろいろと遺族や参列者に配慮しなければならないことはあるものの、もし自分が遺族の立場だったら、と考えるとごもっともと納得がいくものばかりなのです。そう考えるとイメージしやすく覚えやすい作法やマナーばかりです。

このような機会には心遣いが最も問われます。本記事をどうぞ忘れず、マナーの行き届いた法事のお供えを準備してください。

まとめ

法事のお供え、基本マナー

・御供物料を包むのが一般的ですが、慣習を優先
・かさばって重いものは御法度
・参列者に分配する場合、小分けで配れる食べ物
・お供えや御供物料は、相場に添って選ぶ
・お供えには弔事用のかけ紙をかける
・肉類や薬味の法事のお供えは避ける
・供花は華やかすぎないアレンジメントで贈る