結婚式のスピーチ☆新郎新婦の謝辞、感動の文例集

結婚式のスピーチはゲストだけではなく、新郎新婦も行います。特に新郎は一般的に結婚披露宴のお開き前に「新郎からの謝辞」の演出が多いのではないでしょうか。

新婦はその前に「両親への手紙」を読み、花束や贈り物を贈呈するという一連のセレモニーが「結婚式で最も感動するシーン」として捉えられていますが、最近では新郎新婦ふたりで謝辞を述べるケースが増えてきました。

ゲストが述べる結婚式のスピーチが「新郎新婦へのお祝いの言葉」であるのに対し、新郎や新婦からの結婚式のスピーチである謝辞は「集まってくれたゲストへのお礼の言葉」。つい格調高く、素敵な言葉でその場をお開きにしたいと思いがちですが、大切なのは形よりも言葉に込められた「感謝の気持ち」です。

ここでは新郎新婦が伝えるいくつかの結婚式のスピーチ、謝辞の文例をお伝えします。ただ結婚式のスピーチでは、あくまでもあなた自身の言葉に置き換え、謝辞を組み立ててください。

 

結婚式のスピーチ☆
新郎新婦の謝辞、感動の文例集

 

どのようにふたりで謝辞を述べるかを決める

具体的な結婚式のスピーチの文例を検討する前に、新郎新婦ふたりでお礼を言う結婚式のスピーチ(謝辞)ですので、話し合って構成を進める必要があります。結婚式のスピーチ(謝辞)の目安は5分。まず、どのように使うかを話し合って下さい。

★ どのようにふたりで謝辞を述べるか決める。

・ 新婦が結婚式のスピーチ(謝辞)を述べた後に、新郎が結びの言葉を兼ねつつ謝辞を述べても構いません。

また結婚式のスピーチでは、まず新郎がお礼の言葉を述べた後に「新婦からも皆さまに御礼申し上げます」と、新婦とマイクを交代し、新婦の謝辞が終わったら再び新郎が結びの言葉を兼ねて「まとめの謝辞」を述べるようにする形でもOKです。

 

結婚披露宴のゲストへのお礼の言葉

それでは、結婚式のスピーチ(謝辞)の構成についてお伝えしつつ、具体的な文例をお伝えします。

【 結婚式のスピーチ(謝辞)の構成 】

① まず結婚式のスピーチ(謝辞)の冒頭に述べるのは、お祝いのために集まってくれたゲストへのお礼の言葉です。

② 結婚披露宴の会場のスタッフにもお礼を言いたい場合は、ゲストへのお礼の言葉に続けます。

③ 結婚後の新生活へ対する決意や想いを伝えます。

④ 結びの言葉(ゲストの今後の幸せを祈る言葉)を述べます。

⑤ 最後に再びお礼の言葉を述べて締める。

 

結婚式のスピーチ(謝辞)を話すポイント

芸能人や司会業を生業としている人々ならともかく、一般人の場合にはいくら準備をしても、「言葉がポン!と飛んでしまうのではないか…。」と、本番まで緊張は抜けません。でも、ゲストの皆様は新郎新婦のために集まっています。たどたどしくても、落ち着いて話せば、じっと聞いてくれます。

【 結婚式のスピーチ(謝辞)を話すポイント 】

★ 謝辞に限らず、結婚式のスピーチのポイントは、ゆっくりと落ち着いて話をすること。

・ 暗記が苦手なら、原稿やメモ書きを手に持って、結婚式のスピーチをしても構いません。

ただし、多くのゲストが聞いている結婚式のスピーチです。ずっと下を向いてただ原稿を読み続けることのないように、結婚式のスピーチでは、前をきちんと向くことが大切です。

 

結婚式のスピーチ(謝辞)の文例

★ ゲストへのお礼の言葉

< その1 >

「本日はお忙しい中、私たちの結婚披露宴にお集まり頂き、誠にありがとうございました。」

< その2 >

「本日はお忙しい中、またご遠方にも拘わらず私たちの結婚式にご出席頂きまして、誠にありがとうございました。」

★ 会場側へのお礼の言葉

「(ゲストへのお礼の言葉に続けて)また、本日披露宴を催すにあたってご尽力を頂きました、スタッフの皆さまにも心から御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。」

 

結婚式のスピーチや余興に対してのお礼

冒頭のお礼に続けて、結婚式のスピーチをしてくれた方々や、余興をしてくれた方々にも、感謝の気持ちを伝えます。

★ 結婚式のスピーチや余興へのお礼:文例

< その1 >

「皆さまから温かい言葉や力強い励ましのお言葉をたくさん頂戴し、嬉しい気持ちでいっぱいです。」

< その2 >

皆さまから頂いたひとつひとつの温かなお言葉に、大変感激しております。」

< その3 >

素敵な歌を贈って下さった皆さん、本当にありがとうございました。」

< その4 >

余興で場を盛り上げてくれた○○(職場やサークルなど)の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。」

 

夫婦としての新生活に対する決意

結婚式のスピーチ(謝辞)では、ひと通りお礼を述べたら、新生活に対する決意の言葉に入ります。具体的なエピソードを盛り込むと、より思いが伝わりやすくなります。

★ 結婚式のスピーチ(謝辞)での新生活の決意:文例

< その1 >

「これから夫婦としての新しい生活が始まります。

本日皆さまから頂いたたくさんの祝福を胸に、ふたりで力を合わせて歩んでいく所存です。」

< その2 >

「私たちは学生の時に出会い、共に過ごした時間も長くなりましたが、夫婦としてはまさに今がスタートだと身の引き締まる思いでいっぱいです。

これからもふたりで助け合い、良い家庭を作っていけるよう努力して参ります。

これからも温かく見守って頂ければ幸いです。」

< その3 >

「職場で初めて出会った頃は、まさか人生を△△さんと共に歩んでいくことになろうとは夢にも思っておりませんでした。

しかし時間が経つにつれ、△△さんの真摯でやさしい心に打たれ、一緒に生きていきたいと思うようになりました。

その念願が叶って大変幸せです

△△さんを支えつつ、これからの人生を歩んで参ります。」

 

結びの結婚式のスピーチ(謝辞)

結婚式のスピーチ(謝辞)の結び部分は、ゲストの今後の幸せを祈る言葉を盛り込みます。そしてまた、最後にお礼を述べて結婚式のスピーチ(謝辞)が終わります。

★ 結びの結婚式のスピーチ(謝辞):文例

< その1 >

「まだまだ未熟な私たちですので、今後ともご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願い申し上げます。

結びとなりますが、皆さまの今後のご健康とご多幸をお祈りして、私たちのお礼の挨拶とさせて頂きます。

本日は誠にありがとうございました。」

< その2 >

「結びとなりますが、皆さまの益々のご健康とご多幸をお祈りして、私からの挨拶とさせて頂きます。

皆さま、本日は誠にありがとうございました。」

 

いかがでしたでしょうか。本記事では結婚式の主役、新郎新婦による結婚式のスピーチ(謝辞)に役立つ、基本的な構成の解説とともに、それぞれの構成での具体的な文例をお伝えしました。いざと言う時は、そのまま使うこともできる文例となっています。

ごく簡単にご説明しましたが、新郎新婦ふたりで謝辞を担当する場合は、合わせて5分以内を目安に留めるのが一般的です。新郎新婦二人で結婚式のスピーチ(謝辞)を述べるならば、ひとりあたり2~2分半となりますね。

2分~2分半に合わせるには、1,000字以内に収めるように文章を組み立てておきます。それぞれのペースもありますので、実際に読み上げて練習しておくことをおすすめします。

また、実際に結婚披露宴の中で、感激したことや嬉しい気持ちを他にも述べたくなるかもしれません。そんな時は文例にとらわれず、その気持ちを素直に伝えましょう。

冒頭にも述べましたが、美しい言葉や格調高い言い回しよりも、素直に心からあふれ出る言葉の方がより人の心を打つ力を持っています。ぜひふたりだけにしか語れない言葉を綴ってください!

 

まとめ

新郎新婦の謝辞の基本的な構成と、文例集

・まず、新郎新婦で謝辞を述べる方法を決めることが先決
・お礼の言葉、新生活への決意、結びの言葉が基本構成
・緊張しても焦らずにゆっくりと落ち着いて話す
・忙しいなかで集まって下さった、ゲストへの感謝の言葉を
・スピーチや余興を披露して頂いたゲストへの感謝の言葉を
・夫婦としてこれから歩む暮らしへの、誓いの言葉を
・結びの言葉は、ゲストの今後の幸せを祈る言葉とお礼を


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