結婚式に招かれたらバッグにも気を配りものですよね。服装やヘアスタイルももちろん大切ですが、バッグや靴、アクセサリーなども合わせて全体的に美しくまとまっていることが「センスがある」ということになるのです。
また、お呼ばれバッグだけではなく、当日多くの荷物を入れることになるサブバッグについても悩みどころ。
結婚式では必要最小限なものだけを会場に持ち込むのがマナーです。宴に関係のない荷物はサブバッグに入れてクロークに預けるのですが、そのサブバッグも適当なものではせっかくのコーディネートの魅力が失せてしまいます。結婚式のお呼ばれバッグもサブバッグも、マナーとセンスを兼ね備えた素敵なものを選びましょう!
そこで今回は、結婚式のお呼ばれバッグ、そしてサブバッグの選び方についてお伝えします。
結婚式においては「昼間」と「夜間」で選びべきバッグが違う
結婚式は昼間に催される場合と、夜間に催される場合があります。目安として夕方5時より前は昼間、後は夜間と考えると良いでしょう。
服装のマナーとして昼間は「フォーマル」、夜間は「ゴージャス」とするのが一般的ですが、結婚式のお呼ばれバッグもそれに準じて選ぶべきものが変わります。
昼間のバッグは「光沢を抑えたもの」が基本
・素材は布製(シルク・サテン)やスエード製、またはレース使いなど、地味すぎず上品であること。
・黒でも可だが、シンプルすぎると弔事を連想させるのでビジューなどの輝きや、他の色が入っているものを選ぶこと。
・形は小型のハンドバッグ、クラッチバックなど。
夜間のバッグは「キラキラ輝くもの」が基本
・エナメル製やビジューをふんだんに使ったもの、スパンコール刺繍が施されているものなど華やかな輝きがあること。
・昼間よりもアクセサリー的な小型バッグが望ましい。
「ハンドバッグ」と「クラッチバッグ」どちらが向いている?
結婚式のような宴では持ち手のあるハンドバッグ、抱えて持つクラッチバッグのどちらも使われます。どちらが向いているのか迷った時は以下を参考にしてください。
・ビュッフェスタイルやガーデンパーティーなら、持ち手のあるハンドバッグが何かと便利。
・スマートでおしゃれな雰囲気を大切にしたいならクラッチバッグがおすすめ。
・ハンドバッグの持ち手がチェーンなどで出来ており、外せばクラッチバッグになるというタイプを選んでも良い。
なお、冠婚葬祭両方に使えるシンプルな黒いバッグは、結婚式のときにはコサージュなどをプラスして華やかなお呼ばれバッグにしましょう。
センスの良い、結婚式のお呼ばれバッグを選ぶポイント
上記の項目の内容を踏まえて、センスの良い結婚式のお呼ばれバッグを選びましょう。以下にそのポイントをお伝えします。
・靴とバッグの色を合わせるとバランスが良くなる。
・パールを身につけるならパールのモチーフが付いたバッグ、ビジューを身につけるならビジュー使いのバッグなど、アクセサリーと合わせて統一感を出しても良い。
・黒っぽいドレスなら、華やかな差し色やスパンコールのバッグなどでポイントを作るとおしゃれに見える。
また、会場に持ち込むものを考えてバッグを選ぶことも大切です。財布やハンカチ、化粧直しのグッズ、カメラや祝儀袋などが入るかどうか確認をしましょう。入れ口が大きく開くバッグは収納しやすくおすすめです。
サブバッグにも気を配ろう
先にお伝えしたとおり、結婚式では要らない荷物をサブバッグに入れてクロークに預けるのがマナーです。
赤ちゃん連れで出席する時のマザーバッグのみ、例外として会場に持ち込んでもOKですが、この際ですから結婚式用のサブバッグも長く使える素敵なものを選んでみてはいかがでしょうか。以下の条件を参考にしてくださいね。
・形はマチ付きのバッグ、トートバッグ、ボストンバッグなど
・サテンなどの上質素材がベスト。
・黒・紺が無難ではあるものの、パーティーバッグや服装にトーンを合わせたものでもOK。
マナー違反の結婚式のバッグとは?
結婚式ではお呼ばれバッグ、サブバッグともマナー違反となるタイプのものがありますので、注意してくださいね。
マナー違反のお呼ばれバッグ
・爬虫類の革やファーを使っているもの(型押しやフェイクファーでもNG)
・ビニールやコットンのカジュアル色が強いもの
・大きなロゴやキャラクターイラストが入っているもの
・大きすぎるサイズのもの(目安として「背もたれと背中の間に置いても邪魔にならないもの)
マナー違反のサブバッグ
・コットンやリネン、ビニールなどのカジュアルな素材のもの
・ハイブランドの紙袋(サブバッグとして使われていることがよくありますが、NGです!)
このように、結婚式用のバッグを選ぶにもいろいろな事を考えなければなりませんが、ご理解いただけたでしょうか。
ある意味結婚式用のバッグは「アクセサリー」と同等と考えたほうが良いかもしれません。普段使いすることを考えて無難なものを選ぶのではなく、華やかな服装に合わせてもおかしくない、むしろ服装を含めたトータルコーディネートを引き立たせる視点で考えると、良いものを選ぶことができるものです。
今後も使うことを考えたら、シンプルで上品なものを選んでコサージュやチャームなどをつけ、華やかなイメージにしてもよいでしょう。靴やアクセサリーなどとトータルで揃えておくのも良いかもしれません。もちろん、サブバッグのこともお忘れなく!