結婚メッセージは、本心では「自分のように嬉しい!」気持ちがあっても、「相手に伝えたいけれど照れ臭くて…。」どのように伝えれば良いのかわからない。という人も少なくありませんよね。
また新郎・新婦にとっては、一生に一度の結婚式。緊張してしまって、ゲストと同じように言葉が選べずに、お互いに頭が真っ白になることも多いのです。けれども、絶好の機会である結婚式。メッセージで、なかなか伝えられない日頃の感謝や賛辞を伝えたいですよね。
もちろん電報やギフトに添えたカードで、結婚メッセージを伝える方法もあるのですが、気のおけない仲であれば、面と向かって結婚のメッセージを伝えたいはず。
そこで今回は、そのまま使うことが出来る、気の利いた結婚メッセージを、シチュエーション別にお伝えします。友達、家族、上司などのさまざまな立場から、新郎・新婦にどのようなお祝いのメッセージを贈ればよいのか、確認してください。
上司から新郎へ。厳しくも温かい結婚メッセージ
上司からの結婚メッセージでは、日頃の仕事ぶりから見える変化などを評価したもので、激励を贈ると、相手の心に響きます。
【 上司が贈る、結婚メッセージ 】
「 ◯◯君、ご結婚本当におめでとう!
君のことを新入社員の頃から見守っているつもりですが、△△さんとお付き合いしてからの君は、本当にやる気に満ち溢れている気がしました。
守りたいものが出来るとは、こういうことなんですね。
私は、君が考える斬新な企画が大好きです!一緒に仕事をするようになって、たくさんの刺激を僕にくれました。
上司として君の存在はとても大きいです。
これから家族が増えて、ますますパワーアップしていくのを楽しみにしています。この度は、ご結婚本当におめでとうございます。」
思い出がいっぱい!幼なじみから新婦へ。
幼馴染からの結婚メッセージであれば、幼い頃の思い出話は鉄板!人生の節目に今までの人生を振り返り、感慨深くなる結婚メッセージです。
【 幼なじみから、結婚メッセージ 】
「小さい頃からずっと一緒に過ごしてきたから、改めてメッセージを贈るのはとても恥ずかしいです。
でも、今日だからこそ伝えますね。私は◯◯がいてくれて、いつも相談に乗ってくれて、本当に何度も助けられました。
大好きな幼なじみなので、結婚したら新郎に取られてしまう気がして、ちょっと妬いちゃうな。
でも、今日の◯◯の幸せそうな笑顔を、ずっと目に焼き付けておきます!
改めて、ご結婚本当におめでとうございます。」
二人の共通の友達から、マル秘エピソード
あなたが新郎・新婦ともに知り合いであったなら、ゲストは二人のエピソードを聞きたいはず。ちょっとした思い出話を入れつつ、仲睦まじい二人の姿を伝える結婚メッセージが好印象です。
【 共通の友達からの、結婚メッセージ 】
「◯◯君、△△さん、ご結婚本当におめでとうございます。二人がお付き合いしてから今まで、あっという間でしたね!
本当に気が合う二人を近くで見ていると、こちらまで幸せな気持ちになりました。
昔、二人が珍しくケンカしたときがあったよね?でも、それはお互いのことを想い合っているからこそのすれ違いのケンカでした。
仲裁に入った私は、何だかそんな二人の姿がほほえましかったですよ!
時にはケンカもするかもしれませんが、そんな時は私にまた相談してくださいね。
どんなにケンカをしても、必ず二人が仲直りすることは誰よりも知っています。
最後に、末永くお幸せに。」
兄から新婦の妹への結婚メッセージ
兄からの結婚メッセージであれば、幼い頃を思い出して語りかけるような結婚メッセージが、ゲストの感動を誘います。
【 兄から妹への、結婚メッセージ 】
「△△、結婚おめでとう。
「お兄ちゃん大好き!どこにいくの?」といつも僕の後ろをくっついて来るので、時には嬉しく、そして時には邪魔だなぁと感じたときもありました。
けれども中学生になってからは、僕よりもしっかりしていて、いつも僕が怒られていたように感じます。何だか、とても懐かしいですね!
しっかり者の△△なら、○○くんときっと幸せな家庭を築いていけるはずです。
これからは、◯◯くんのことをしっかりとサポートしてあげてくださいね。
最後に○○くん、うちの大事な妹のことを末永く宜しくお願いします。」
弟から新婦のお姉ちゃんへの結婚メッセージ
弟から姉へ贈る結婚メッセージでは、自分の姉と、これから兄となる新郎へ向けて、親しみを感じる言葉を選ぶと好印象です。
【 弟からお姉ちゃんへの結婚メッセージ 】
「お姉ちゃん、ご結婚おめでとうございます!
僕が小学生の頃は、いつもお姉ちゃんには、怒られてばかりでしたね。
時にはうるさいな~と感じたこともありますが、いざという時に頼りになるのはお姉ちゃんでした。
新郎の◯◯さん、お姉ちゃんはとてもたくましい女性です。
だから、安心して家庭のことを任せて下さい。
もしお姉ちゃんがあまりにも恐すぎたら、僕に相談してくださいね。
僕にも○○さんという頼もしいお兄ちゃんが出来たことを、本当に嬉しく思っています。
最後に、一言言わせてください。
どんなに恐くても、僕の自慢のお姉ちゃんです。
これからも宜しくお願いします!」
父から新婦である娘へ結婚メッセージ
両親からの結婚メッセージであれば、ゲストが興味深く聞ける内容、と言うのもあって、産まれた時など、幼い頃の思い出やエピソードを交えると、ストーリーが生まれます。
【 父から新婦への、結婚メッセージ 】
「 ◯◯、結婚本当におめでとう!
◯◯が産まれた日は、本当に寒い日で白い息を吐きながら病院へと向かいました。
そして、ほんのり温かな◯◯を抱き上げたときには、とても感動したことを覚えています。それから30年、あっという間でした。
今日という記念すべき日は、お父さんにとって・・・子育てからの卒業式です。
あなたを立派に育て上げられたかはわかりませんが、健康ですくすく育ってくれたあなたには心から感謝しています。
ありがとう、そしておめでとう!」
母から新郎である息子へメッセージ
新郎の母が、新郎である我が子へ結婚メッセージを贈る場合には、息子が選んだ新婦を褒めつつ託し、幸せを祈る言葉が、誰に対しても温かな言葉になります。
【 母から新郎の息子へ贈る結婚メッセージ 】
「◯◯、結婚本当におめでとう!
あなたを産んでから、もう35年が経ったのですね。本当に早いものです。
それから必死に子育てをしてきましたが、あなたからは沢山の宝物をもらいました。
そして、こんなに可愛らしいお嫁さんと結婚出来るなんて、お母さんとお父さんは本当にしあわせですよ。
これからもっともっと、あなたにも幸せの瞬間が増えていくはずです。
少しで良いので、私たちにもお裾分けをしてくださいね。
△△さん、息子のことを末永く宜しくお願いいたします。」
今回は新郎新婦の友人や兄弟、両親と、様々な立場やシチュエーション別に、そのまま使える結婚のメッセージの例文をお伝えしました。ポイントは、限られた結婚メッセージの中で、たくさんの思い出を詰め込むこと!
感動的なエピソードから、くすっと笑えるようなお話まで、いろんな思い出を盛り込むと、他のゲストの方々も引き込まれる結婚メッセージになります。もちろん、インパクトのあるエピソードは面白いものですが、そうではなくても、「時の流れを感じる」ものであれば、自然と感慨深く、集中できるのです。
そして、一瞬にして心にすぅーっと入り込んでいくような、素直な表現を使うのも大切な要素。そうすれば、あなたのお祝いの気持ちも新郎・新婦にきちんと伝わるはず。
今回の記事を参考にしながら、ご自分に当てはめて、たくさんのエピソードを思い出してピックアップし、素敵な文章に仕上げてください!
まとめ
それぞれの立場におすすめの、結婚メッセージ
・上司からなら、日頃の仕事ぶりを評価
・幼なじみの思い出話のエピソードは鉄板!
・共通の友達ならではの話で、仲睦まじさをアピール
・兄からのメッセージでは、思い出を語りかけるように
・弟なら、新郎新婦の両方へ親しみを込めたメッセージ
・父から、産まれた日や幼き頃の懐かしい思い出
・母から新婦を褒めつつ、息子を託すメッセージ