結婚式の靴にも、ゲストの品が問われるマナーがある事を、ご存知ですか?結婚式に招待されたら「どんな服装で出席しようかな?」と迷う人も多いもの。けれども案外気を抜きがちなのが、実は結婚式の靴なのです。
結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の大切な儀式。もちろんゲストもきちんと自覚を持って、服装や髪型に気を付ける必要がありますが、結婚式の靴もそのひとつにあたります。足元マナーから、スタイルを決める人もいるほどです。
そこで今回は、意外と抜けてしまいがちな、結婚式の靴に注目し、実は外してはならない礼儀・マナーをお伝えします。「オシャレは足元から。」という言葉があるように、結婚式に出席する時は足元マナーも徹底する必要があります。
この機会にぜひ、結婚式の靴がマナーに沿ったものか、確認してみて下さい。
結婚式の靴こそ意識して!
見られる7つの足元マナー集
カジュアルすぎる、結婚式の靴
特に夏場に結婚式が開かれる場合に、犯してしまいがちな結婚式の靴のマナー違反がコチラです。
【 露出の高いカジュアルすぎる、結婚式の靴 】
★ 暑い夏には、つい足の指や甲が露わになっているミュール・オープントゥなどを履いてしまいたくなりますが、それはマナー違反です。
・ これらの靴は、結婚式に履いていくには、ちょっとカジュアルすぎてしまいます。
また冬場になると足元がすっぽりと隠れるため、ブーツを履きたくなる人もいるようですが、一般的にはカジュアルスタイルに合わせるもの。結婚式の靴には控えて下さい。
ペタンコ過ぎる、結婚式の靴
結婚式の靴を選ぶときに迷ってしまうのが、ヒールの高さではないでしょうか。
【 ペタンコ過ぎる、結婚式の靴 】
★ 基本のマナーとして結婚式の靴には、ぺたんこ靴はカジュアル過ぎるためタブーです。
・ 妊娠中・けがをしているなどの特別な事情がない限りは控えるようにして下さい。
結婚式の靴の高さの理想とは
とは言え、「あまり高すぎるヒールを結婚式の靴に選ぶのも…。」特に日本では、ゲストドレスも控えめなマナーがあるために、悩むところではないでしょうか。それでは、最低限どれ位の高さがあると良いのでしょうか?
【 結婚式の靴で、理想的なヒールの高さ 】
★ 基本的には、細いタイプのヒールで3㎝以上が理想です。
・ 少しくらいヒールがあった方が、ふくらはぎの位置が上がるので脚のラインもスッキリして見えます。
ヒールを選んでもカジュアルなイメージ?
3cm以上のヒールのある、露出のない結婚式の靴を選んでも、足元を見て違和感を感じるものは、最近では少なくありません。そうならないためには、どこを意識したら良いのでしょうか?
【 結婚式の靴では、太いヒールを避ける 】
★ 太めのヒールはカジュアルな印象を受けるので、結婚式の靴としてはNG。
・ フォーマルな場である結婚式は、「細いヒールの靴」を選ぶことをオススメします。
結婚式の靴なら、パンプス
「結婚式にはどのような靴を履いて行ったらいいの?」と迷ってしまう女性も多いかもしれません。それなら、結婚式の靴にはこれなら安心!のタイプがあります。
【 結婚式の靴なら、パンプス 】
★ 結婚式の靴には、「つま先が十分に隠れている」パンプスを選ぶと安心です。
・ また女性はストッキングを着用します。そのため、ほとんどの女性がつま先が隠れるパンプスを履くことになります。
結婚式の靴の正装は「つま先の隠れるパンプス」です。夏場でも、冬場でも結婚式の靴は変わらず、基本的にパンプスなので、反対に選びやすいのではないでしょうか。
痛くない?履き心地にも注意!
「大切な友達の結婚式だから、おニューの結婚式の靴を履いて行こう!」「頑張ってヒールが高めの結婚式の靴を履こうかしら?」と考える人も少なくありません。しかしながら、結婚式は想像以上に長丁場です。
【 結婚式の靴は履き心地にも気を配って! 】
★ ずっと座っているだけではなく、余興・写真撮影・移動など歩く機会もありますし、二次会まで参加すると、約5時間ほどの時間がかかります。
無理して慣れない結婚式の靴を履いて、途中で足が痛くなり辛い思いをした!と言う体験談が多数あります。出来るだけ履きなれている結婚式の靴を履くようにすると、安心です。
カツカツと音が鳴る結婚式の靴
3cm以上の細い結婚式の靴を選ぶのが理想的ですが、ヒールの高い靴を履いている女性にありがちなのが、歩くたびに聞こえてくる「カツカツ」としたヒールの音。
【 結婚式の靴の「カツカツ」に注意! 】
★ 挙式会場に移動する時や、披露宴の途中で御化粧室に立つ時など、会場内は静かなのに、「カツカツ」という足音が響いては、周りの人が不快に感じてしまいます。
ヒールの底が破けてしまって金属見えていると、カツカツという音がなりやすいので、きちんと確認してから、結婚式の靴を履くように心がければ大丈夫です。
いかがでしたでしょうか。結婚式の靴は、きちんと礼儀やマナーに準じて選ぶ必要があります。その点を事前に理解した上で、結婚式のトータルコーディネートを考えていくのです。
オシャレな結婚式の靴でも、足元だけが浮いてしまっては台無しですし、マナーに準じた結婚式の靴でも、全身のコーディネートと合わなければ、見た目で損をしてしまいます。結婚式の靴を選ぶとき、全身のコーディネートと一緒に考えるとスムーズです。
洋服に意識が向いてしまいがちですが、鏡で全身を見ながら、結婚式の靴もまとめてバランスを整えて行くことをオススメします。
また、どんなに高級でオシャレな靴でも、汚れていては台無し!つま先部分とヒール部分を特に意識して汚れを落とし、足元のオシャレも楽しみながら、会場を華やかに盛り上げて下さい!
まとめ
気を抜きがちな足元マナー!靴選びのポイントとは
・ミュールやオープントゥー、ブーツなどカジュアルすぎはNG!
・ヒールのないペタンコ靴は、妊娠中など特別な時以外なタブー
・結婚式の靴を選ぶなら、細いタイプのヒールで3㎝以上が理想
・3cm以上のヒールでも「太い」タイプはカジュアルで違和感
・結婚式の靴の基本は、「つま先が十分に隠れている」パンプス
・足が痛くて辛い思いをした!体験談多数!履きなれたパンプスを
・ヒールの底が破けているなどが原因の、「カツカツ」足音に注意!