結婚式のパンプスには、マナー面でいくつかの条件があります。まず、つま先が開いているオープントゥやかかとがないミュールの靴はNGです。これはフォーマルな靴としては相応しくないためです。
また、レオパードやゼブラなどの動物柄も基本的には相応しくないとされています。冠婚葬祭の際には不殺生と言って、動物の革やファーを用いた衣服や小物を持つのがNGで、結婚式のパンプスも同様です。動物柄は、例え本物の毛をつかっていなくても、おすすめはできないのです。
このように様々なNGルールがあると結婚式用におしゃれなパンプスを選ぶのは難しいと思われるかもしれません。そこで、マナーを持ちつつおしゃれができるパンプスのデザインやパターンを7つ解説します。
結婚式のパンプス選び!
マナーある7つのおしゃれ靴
エナメル加工のパンプス
【 最も適した結婚式のパンプス 】
★ 結婚式のパンプスとして、マナー通りの最もふさわしい靴が、エナメル加工がされたパンプスです。
・ エナメル加工がされていると、黒やネイビーなどの抑えめの色の靴でも輝きがあるため明るく見えます。
結婚式の主役は新郎新婦であるため、列席者は派手なドレスやコーディネートを控えなければいけません。そこで、無地なのに明るい印象に見えるエナメル加工の靴は、まさに結婚式にピッタリと言えるのです。
ドレススタイルに似合う、ピンヒール
結婚式のパンプスのマナーとして、全くヒールに高さがないフラットシューズはNGとされています。妊娠中や足の具合が悪いなど特別な理由がなければ、最低でも3センチ以上の高さがあるヒールを履くことは、結婚式のマナーのひとつです。
【 ドレススタイルに似合う、ピンヒール 】
★ ここで、おすすめなのが、高さ7センチ以上のピンヒールのパンプスです。
・ ヒールが太いパンプスは、カジュアルになってしまうので、結婚式には相応しくありません。
細いヒールで、かつ、ある程度高さがあるものが、美脚効果があり、ドレススタイルに合うのです。
小柄な人は、プラットフォームパンプス
結婚式のパンプスを小柄な体型の人が選ぶ場合には、プラットフォーム型の結婚式のパンプスがおすすめです。
【 小柄な人に似合う、プラットフォームパンプス 】
★ プラットフォーム型とは、靴の前方部分にも高さがあり、履くと全体的に背が高くなる靴のことを言います。
あまりに奇抜なデザインの靴はよくありませんが、1センチ未満のさりげない高さがあるプラットフォームパンプスなら、足長効果があり、スラっとしたスタイルに見せることができます。
大きめモチーフのパンプス
無地の黒やネイビー、グレーなど、暗め色合いのシンプルなドレスは、着ている女性の美しさを引き立ててくれると言われています。しかし、やはりシンプルすぎるドレスは、おめでたい結婚式という場では少々不釣り合いです。
【 シンプルドレスに合わせる、結婚式のパンプス 】
★ そこで、シンプルなドレスを結婚式に着るなら、パンプスに大きめモチーフがついた靴を合わせては、いかがでしょうか。
・ 大きなリボンやコサージュなど、可愛いデザインのモチーフが靴にあると、全身で見た時に華やかな印象になるのです。
華やか!ビジュー付きパンプス
結婚式には、パールのネックレスや大きめのブレスレット、バングルなどのアクセサリーを身につけることをおすすめします。しかし、アクセサリーを何も持っていないという場合には、足元にアクセサリーに変わるビジュー付きの靴を合わせる、と言う方法も一案です。
【 結婚式のパンプスにおすすめ!ビジュー付き 】
★ ビジュー付きのパンプスは、結婚式のパンプスとしても使えますし、普段遣いでも履くことができますから、実用的でもあります。
花柄パンプスに挑戦!
結婚式のドレスと言うと、無地のドレスしか持っていないという人が多いのではないでしょうか。無地のドレスに無地のパンプスを合わせるのも、清楚でいいのですが、柄物のパンプスを合わせるとおしゃれ度がアップします。
【 1つは持っていたい、花柄パンプス 】
★ 生地ものの花柄のパンプスなど、華やかなな靴を結婚式のパンプスとして1つ持っておくととても便利です。
・ 花柄だと複数の色を使っているので、どんなドレスにも合わせやすいのです。
ポインテッドトゥの結婚式パンプス
結婚式のパンプスとして、最も王道であり、間違いなくおしゃれにキメられるのがポインテッドトゥのパンプスです。
【 結婚式のパンプスの王道!ポインテッドトゥ 】
★ つまさきが尖っている形のパンプスで、前方から見た時に足が綺麗に、長く見える効果がありますし、丸みのあるラウンドトゥよりも大人っぽい印象になります。
ガーリーな可愛い雰囲気のドレスには、ラウンドトゥが合いますが、大人かっこいいドレスには、ポインテッドトゥがぴったり合います。
いかがでしたでしょうか。結婚式のパンプスには、いくつかのNGルールがありますが、それらのマナーを守りつつ、おしゃれな靴を選ぶ方法はたくさんあります。今回解説したおすすめのパンプスはその内の一部の例ですが、この7つのルールを覚えておくと、たくさん応用がききます。
結婚式のパンプス選びでマナーが悪いと、直接指摘してくれる人はいないかもしれませんが、周囲や新郎新婦、またその親族からは「マナーを知らない人なんだな」という目で見られてしまいますから、大人のたしなみとしてNGルールに気をつけつつ、おしゃれな靴選びをしたいところです。
大事なポイントは、自分の好みや個性を生かしつつ、ドレスと靴、バッグ選びを上手にすることです。結婚式のパンプスを最初に決めて、それに合うドレスやバッグを選んでもいいですし、その逆でも構いません。
重要なのは、全身のバランスですから、最終的にコーディネートを全身鏡で確認することをおすすめします。
まとめ
マナーも守っておしゃれに!結婚式のパンプス選びのポイントとは
・エナメルのパンプスなら抑えめの色でも明るく見える
・高さ7センチ以上のピンヒールのパンプスは美脚効果あり
・小柄な体型でもプラットフォームパンプスなら足長に
・シンプルなドレスには大きめモチーフのパンプスを
・ビジューがついたパンプスはアクセサリー感覚で
・無地のドレスには花柄パンプスなら華やかにしよう
・大人っぽさを演出するならポインテッドトゥのパンプス