内祝いのマナー☆出産祝いのお返しで気を付けたい5つの事

内祝いのマナー☆出産祝いのお返しで気を付けたい5つの事
出産祝いのお返しといえば、様々ある内祝いのなかでも特に幸せのお裾分け的なイメージもある、とてもハッピーなアイテムですよね。冠婚葬祭には、内祝いなどを始めとして様々なお返しがありますが、そこには少し難しいマナーもあり、実際にご自身がお返しする立場になるとあれやこれや悩みながら品選びをしなければいけません

そこに存在するルールを間違えてしまうとマナー違反や失礼にあたり、先方に嫌な思いをさせることもあるからです。それは、例え知らなかったとかウッカリといっても決して許されることではありません。

嬉しいお祝いですから水はさしたくはないでしょう。そこで、今回は内祝いのマナーとして出産祝いのお返しで気を付けたい事についてお伝えします。

 

内祝いのマナー☆出産祝いのお返しで
気を付けたい5つの事

 

のし、挨拶状で感謝の気持ちを伝える

本来、出産内祝いは出産祝いのお返しではなく「わが家におめでたいことがありました」という喜びの報告と共に、近しい方々にも出産を祝ってもらうための風習でした。

ですから昔は出産祝いをいただく前に出産内祝いを贈り、幸せのお裾分けをする意味合いがあったようです。

現在では出産祝いのお礼としてお返しするのが一般的で、時代は変わっています。いずれにしても心を込めた届け方の意識は必須です。

お返しということで、受け取る先方も何に対するギフトなのか察しはつくでしょうが、挨拶状がない、のしや包装がないという状態で贈るのはNGです。

例え、親しい相手であっても感謝の気持ちを込めて贈るギフトです。マナーや作法は大事にしましょう

出産祝いのお返しには包装紙の下につける『内のし』が一般的です。ギフトが入ったボックスに直接、のし紙をつけ包装します。水引は紅白の蝶結びを選びます

のしには赤ちゃんの名前を記します。最近では読み方が難しい名前も多いので、ふりがなをふる気遣いも必要です。

出産内祝いには挨拶状を添えます。特に目上の人には、品物だけでは失礼にあたるので配慮しましょう。

挨拶状には出産をお祝いして下さったことに対する感謝、これからの支援を願う言葉、先方の発展を願う言葉を綴りましょう

赤ちゃんの名前と読み方、名前の由来、性別など、現在の母子の様子などもあわせて伝えると良いでしょう。

 

適正な金額は『半返し』と心を込めた品選び

ギフトの品選びはとても重要です。出産祝いのお返しには、どのようなものが適しているのか、気になる所です。

アイテムの定番は食べ物で嗜好品、お米や紅白のそうめんなどをチョイスする方が多く、また、実用品のキッチン用品やタオル、洗剤なども人気です。

近年、出産祝いのお返しとして人気なのは「体重米」です。赤ちゃんの名入れのパッケージに出生体重と同じ重さのお米が入っているというモノです。

ただ、せっかく贈った出産祝いのお返しですが、先方を不快にさせてしまうケースも残念ながらあるようです。

中でも『金額』については充分な注意が必要です。出産祝いのお返しの予算は、いただいた品物の2分の1を目安にした『半返し』が妥当です。

身内や上司などから高額な品をもらった場合は3分の1以下でも問題はありません。つまり、一般的な出産祝いのお返しの相場は3,000円程度といったところです。

特に、贈り手が感謝の気持ちを伝えたい一心で高価なものをセレクトしたとしても、自分が贈ったお祝いより高価なものでは複雑な思いを抱くことも多いもの。

その一方で、自分が贈ったお祝いの1/3以下の価格のものである場合も、あまり快く思えないというご意見もあり、気を付けたいところです。

 

先方の好みに合ったギフト選び

出産祝いのお返しですからどんなモノが欲しいなどと期待している方は少ないですが、もらって困るギフトは正直なところあるものです。

例えば、趣味に合わない雑貨や小物、嫌いな食べ物など、定番や人気のアイテムだからと言え、結果的に好みに合わないものは貰っても困るだけ

賞味期限が短い食べ物や趣味・嗜好を押し付けるような出産祝いのお返しは避けるようにすべきです。

マナー的にNGアイテムとしては、一般的なギフトとしても不向きといわれる刃物や割れ物は避けるのが無難です。

ただし、食器類に関しては割れ物ではありますが、贈って喜ばれることも多いのであまり神経質になる必要はありませんが、カタログギフトという方法もオススメです。

 

自己満足にならない様に配慮する

待ちに待った赤ちゃんの誕生です。ご両親はもちろんのこと、ご身内の方々、ゆかりのある方々にとってとても嬉しい気持ちは皆同じです。

赤ちゃんの誕生日や写真・体重などが入ったギフトは贈り手側からは、とても人気の高いアイテムですが、出産祝いのお返しとして受け手側はどうなのでしょう。

知人などという立場の方が赤ちゃんの情報が入っている食器やタオルなど形が残るものを贈られても使い続けるのには少し抵抗があるというご意見はもっともでしょう。

直接のご身内である親戚は別として、贈る相手と品選びには十分な配慮が必要です。

 

タイミングは生後約1か月のお宮参りまで

出産祝いのお返しにも最適なタイミングがあります。『お祝いを贈ったのも忘れたころにお返しが届いた』というのは先方を不快にすることのひとつです。

ご両親が忙しいのは承知の上ですが、基本的に出産祝いのお返しはお祝いを受け取ってから1ヶ月以内、生後約1か月のお宮参りをめどに贈るのがマナーです。

 

いかがですか。以上が出産祝いのお返しで気を付けたいことです。出産祝いのお返しということで、実際には親御さんがすることではありますが、この世に誕生した赤ちゃんにとっては、人生初めての冠婚葬祭のお付き合いでもあることから、とても大きな意味をもつもののひとつです。

『始め善ければすべて善し』という言葉があるように、ここが上手くいくことで子供の未来も明るい、そんな気持ちになれるものです。ぜひ心を込めて大切に選びましょう。

そもそも出産祝いは、待ちに待ったベビーの誕生を共に喜び『おめでとう!』の気持ちを贈ってくださるものですから、心からの感謝を込めて喜んでいただけるギフトを贈りたいものですね。

まとめ

出産祝いのお返しで気を付けたい事とは

・のし、挨拶状で感謝の気持ちを伝えよう
・適正な金額は『半返し』と心を込めた品選びをしよう
・先方の好みに合ったギフト選びをしよう
・自己満足にならない様に配慮しよう
・送るタイミングは生後約1か月のお宮参りまで


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