渡した相手に好印象を持たれる釣書の書き方9つのコツ

渡した相手に好印象を持たれる釣書の書き方9つのコツ
最近では、再婚や再々婚もとりたてて珍しいものではなくなり、また結婚相談やお見合いパーティなどが街を挙げておおっぴらに行われるという、一昔では想像も出来ないような時代となりました。

そのような婚活やお見合いのさいに昔から利用されているのが「釣書」です。いうなれば自分のプロフィールを記した身上書といったもので、就職活動で使うところの履歴書のようなものとも言えます。

仲人を通じて、お見合いや結納の際に相手側に渡されることが多いのですが、お互いに受け取った後はそれぞれ持ち帰って、各々の親族たちが見ながら、あぁだこぅだと話が盛り上がるのです。

ですから、単に必要な情報だけを過不足無く掲載した、データの羅列のようなものではなく、それを見た相手方が自分に好感をもつように、好印象を与えるように書くことが重要だといえます。

本人同士の対面ではお互いに好感を持ったとしても、釣書に書かれた内容や書き方が非常識だったが為に、親族たちからは不評だったというようなことがあっては台無しですね。

そこで、ここでは渡した相手に好印象を持たれる釣書の書き方の基本からちょっとしたコツまでを紹介したいと思います。



 

渡した相手に好印象を持たれる
釣書の書き方9つのコツ

 

その1.釣書は手書きが基本


履歴書などでも、最近ではパソコンで作成したものを使用するケースが増えているようですが、釣書では自筆で書く事が基本と言えます。

自分が受け取る場合を想像して頂ければ理解しやすいと思いますが、自筆には様々なメリットがあります。たとえば筆跡から、几帳面な人だとか雑そうな人だとか、力強いとか弱々しいとか、なんとなく人柄が伝わるものです。

特に達筆でなくてもかまいません。丁寧にきっちりと心をこめて書くと、なんとなく誠意のようなものが伝わって、親族などからも好印象を持ってもらえることが多いものです。

とはいうものの、どうしても自筆で書くのは自信が無いという人は、字の達者な人に代書をお願いするか、筆耕サービスを依頼するという選択肢もあります。

 

その2.釣書の書き方の基本


釣書には細かな決まりごとがいくつかあります。マナーなどに詳しい人が相手の身内などに居た場合、これらをおろそかにしてしまうと評価は下がってしまうかもしれません。逆にきっちり抑えておけば、かなり好感度アップにつながるとも言えます。

・白無地、又は縦罫入りの便箋や上質紙を使います。市販の履歴書は使用しない方がいいでしょう。縦書きが基本です。

・筆記用具は万年筆や筆ペン・毛筆を使用します。鉛筆は不可です。

・和暦を使い、西暦は避けましょう。

・釣書を三つ折にし、開いたところが読みはじめになるように白無地の封筒に入れて表書きをします。 表書きは「釣書」「身上書」などとします。

・その封筒に写真を添えて、一緒に更に大きめの封筒にいれます。この大き目の封筒は、世話人あてにします。封筒は開封したままで渡します。

・複数渡す時は、コピーはせず、必ず全てを自筆で書きます。

では次に釣書に記載する各項目とそのポイントを詳しく説明していきます。

 

その3.氏名、住所など


釣書ではまず、先頭部分に順番に、氏名・生年月日・本籍地・現住所を書くところから始まります。

これらは、読む人の目が最初にとまるもっとも大切な部分であり、また本人を特定するための重要情報でもありますので、時間をかけて丁寧に、誤字・脱字が絶対に無いよう、注意して書きましょう。

また、それぞれ略字などの使用は避けるようにし、漢字も正確に書くようにましょう。氏名・住所などで、読み方が難しい場合は読みやすいようにふりがなを打っておきます。尚、本籍地の記載は省略するケースもあります。

 

その4.学歴、職歴


名門の幼稚園・小学校を出た人はそこから書いても結構ですが、通常は中学校卒業以降を書けばいいでしょう。予備校などは書く必要はありません。中退の場合や卒業していない場合は、その理由が推測できるように書いておいた方が良いかと思います。

たとえば、良い就職先があった、進路変更で入学し直した、などです。職歴については、転職の経験がある場合、その理由も書き添えておいた方が良いでしょう。

例えば、キャリアアップのため、会社の倒産による、ヘッドハンティングなど。会社名のほか、部署名や転勤実績なども書いておきましょう。なお、短期間のバイトやパートなどは、全てを書く必要はありません。

 

その5.身長・体重


身長は必ず書きますが、体重に関しては正確に○○Kgといった表現を必ずしもする必要はありませんが、表現の上で伝わるように記述するのがマナーだとも言えます。

写真を同封するのが基本なので、体型的なものは大体伝わり易いのですが、以下のような文言を入れておけばよいでしょう。

・背が高い、小柄、スリム、ぽっちゃり など

・ほっとすると言われる体型、健康的な体型、背筋がピンとしている など

・色白、小麦色、外国人っぽい、和風 など

 

その6.趣味


趣味は、合う合わないが夫婦にとってかなり重要なポイントと言えます。相手へのアピールという意識を持って書きましょう。例えば「読書」なら、小説・詩歌・ノンフィクション・科学読み物・スポーツ・歴史、などなど様々なジャンルがあります。

相手も読書好きの人ならばお互いにどんな本が好きなのか、という話題で意気投合しやすくなるきっかけにもなります。あまり詳しく書き過ぎると、興味のない人には逆効果ですが、愛読書や最近感銘を受けた本などは書くのが良いと思います。「音楽鑑賞」なども同様です。

また、スポーツなどは相手に快活なイメージを与えますので、経験が浅かったり、特に上級者でなくても積極的に書きましょう。もちろん観戦のみでもOKです。また趣味をきっかけとしてプラスになった面、例えば交友関係が広がった、なども書きましょう。

 

その7.特技・資格


趣味と重なる部分もありますが、資格に関しては特にアピールにならないようなら省いても結構です。なんでもかんでも細大漏らさず書く必要はありません。

例えば料理が趣味であり、特技であるような場合は大いに書くべきでしょう。そこでもどんな料理が得意だとか、リクエストがあれば頑張って作ります、といったアピールはかなり好印象につながるでしょう。

他に、笑顔が良いとよく言われる、とか、場を盛り上げるのが得意、だとか性格面での良さを記入するのも大いに結構です。

 

その8.アピールポイント


趣味・特技・資格などとならんで、アピールすべき事、特に伝えておきたい項目などがあれば最後に書くようにしましょう。たとえば生活信条や信仰、収入・支出面で重要と思われることです。

・宗教的信仰、たとえば週末は必ず教会に行く・食べ物の禁忌・戒律など

・住宅や車のローンの有無、借入など

また結婚生活において希望する事なども書いておきましょう。

・親と同居する予定があるかどうか

・子供は何人ほしい

・稼業がある場合、どうしたいか

・週末や休日の過ごしかた

・ペットの有無

 

その9.親族書(家族書)


本人の身上書である釣書とは別に「家族書」という書類を同封する場合もあります。これは一般的には、本人から二親等までの親族について記したものです。詳細な親族書の場合は3親等までの親族について書く場合もあります。

具体的には以下の内容が一般的です。

・両親の情報 氏名、生年月日、住所、勤務先、職位等

・兄弟姉妹、同居家族の情報

・既に兄弟が結婚されている場合は、義兄・義姉等の情報

以前に比べると、各項目はかなり簡略化されつつあるようです。どの程度までの情報を書くべきかは地域の慣習などによっても変わる場合が多いのであらかじめ、世話人の方などに確認してから書くことをおすすめします。

なお、家族書は基本的に結納では必要ですが、お見合いでは不要とされる場合が一般的です。

 

いかがだったでしょうか?

そもそも「釣書」とは本来、関西地方で呼ばれていた言葉で、関東地方では「身上書」と呼ばれることが一般的ですが、どちらもその使用目的は同じものです。

書かれている内容も、これまでにご紹介したポイントをきっちり押さえておけばかなり体裁の整ったものに仕上げることができるでしょう。

本来は、日本の伝統的な婚姻の形態である「家」と「家」の格がお互いに「つりあう」かどうかを見ることが目的だったとの説があります。

地域によってはまさにその目的のために書かれる場合も多いようです。ですから一個人の安易な解釈で書くのではなく、きちんと基本をおさえた内容で、相手方だけでなく仲人の方にも好印象をもたれるように気をつけたいものですね。

 

まとめ

渡した相手に好印象を持たれる釣書の書き方9つのコツ

その1.釣書は手書きが基本
その2.釣書の書き方の基本
その3.氏名、住所など
その4.学歴、職歴
その5.身長・体重
その6.趣味
その7.特技・資格
その8.アピールポイント
その9.親族書(家族書)