のし袋の書き方、大丈夫?勘違いしやすいマナーとは

のし袋の書き方、大丈夫?勘違いしやすいマナーとは
のし袋の書き方は、案外日頃から意識している人はいないものですが、いざ準備する時になって、のし袋の書き方に迷ってしまう人も多いですよね。

例えば、「あれ?表にはどのように書くんだっけ?」「漢数字がわからい」「薄い墨?濃い墨?迷ってしまう」などなど…。確かに多くの方々が迷いやすい、のし袋の書き方ではありますが、自信がないまま書き進めていくのは、もうやめたいもの。

社会人なら正しいのし袋の書き方は常識!いつ書くことになったとしても、スマートに対応したいですよね。そこで今回は、改めて確認しておかないと、意外と勘違いしやすい、のし袋の書き方をお伝えします。

慶事・弔事ではのし袋の書き方が全く違います。一般的によくある勘違いを確認して、違いをハッキリとさせてしまえば、安心です。



 

のし袋の書き方、大丈夫?
勘違いしやすいマナーとは

 

ボールペンでの名前


最近ではすでに「寿」「御祝い」などの文字が印字されている便利なご祝儀袋が、たくさん販売されています。ですから、つい印字につられて自分の名前もボールペンでさらっと書いて良いものだと勘違いしがち!

【 のし袋の書き方:ボールペン 】

★ しかしながら、それは大きな勘違いです!例え印字されているものでも、名前は毛筆で書くことをオススメします。

・ 日常生活の中で、毛筆で書くことなんてあまりありませんが、正しいのし袋の書き方をするためには、筆ペンを日頃から準備しておくのも良い方法です。

例え、筆で文字を書くことが苦手でも、文字に想いを込めていればどんな字でも良いのです。ちなみに、慶事の場合は濃い墨で書き、弔事の場合には薄墨で書くようにしてください。

 

名前の書き方


のし袋の書き方の中でも、名前の部分は間違えやすいので、しっかりと確認すると安心!略式タイプのご祝儀袋でも、名前はきちんと毛筆のフルネームで書くことが基本です。

【 のし袋の書き方:名前 】

★ 夫婦連名にして渡す場合は、夫と妻の両方をフルネームにするか、夫の名前の左側に妻の名前だけを書くようにしてください。

また夫婦以外の連名の場合は、目上の人の名前を右側に書くのが正解です。

【 のし袋の書き方:夫婦以外の連名 】

・ 会社の同僚と連名でご祝儀を渡す場合、上下関係があるなら右から地位の高い人の名前を書いていきます。

・ 上下関係のない友達同士の場合は、右から五十音順に書くとスッキリとして見えます。

しかしながら、たくさんの名前を連ねて書くのは見栄えが良くありません。最高でも3名まで、ご祝儀に付いている短冊の場合は1人か2人までにしておくことをオススメします。

 

香典ののし袋。宗教は関係ある?


また、仏教・キリスト教・イスラム教などの宗教によって、のし袋の表書きの文字を変えて行くのがマナーです。

「自分の宗教」に合わせてのし袋を選んで良いのだと、勘違いする人も少なくありませんが、基本的には、香典をお渡しする人の宗教に合った、のし袋の書き方で準備を進めます。

【 のし袋の書き方:宗教で違う表書き 】

★ ちなみに、蓮の絵が描かれているのし袋や「御香料」「御香典」という表書き名は、仏教で使う表書き。

・ どうしても先方の宗教が把握できない場合は「御霊前」と書いておくと間違いありません。

 

中包みのどこに金額を書けばいいの?


お金はのし袋に直接入れるのではなく、きちんと中包みに入れてお渡しするのが礼儀です。また、お金の金額についても内容をキチンと記入しておくのが作法。

【 のし袋の書き方:金額の記入場所 】

★ 「お金の金額は中包みの表、裏のどちらに書くの?」と、迷われる方が多いようですが、実はどちらでも良いのです。

・ ただし、最近ののし袋は前もって金額を書き込む欄が印字されているものも。その場合はその欄に書き込むのが素直で好感が持てます。

印字されている略式型ののし袋が出てきたことで、のし袋の書き方自体も簡略化されてきています。

 

かしこまらない表書きってあるの?


「御祝い」「寿」など、かしこまった表現が、何となく合わない間柄ってありませんか?幼稚園の頃から一緒に遊び育ってきた幼馴染の結婚式、大親友の出産祝いなど、もっと違う言葉でお祝いしたいのになぁと感じる人もいますよね。

【 のし袋の書き方:かしこまらない表書き 】

★ そのような時は、ぜひ「御歓」「ご結婚おめでとうございます」「ご出産おめでとうございます」などの話し言葉を、のし袋の表書きに書いてください。

・ 相手と自分の関係性を考慮して、失礼に当たらない範囲内でのし袋の表書きの書き方を変えるのも、1つの方法です。

 

香典の表書きは細かく分かれている


仏式の場合、のし袋の書き方にはより慎重にならなければいけません。なぜなら、のし袋を先方に渡すタイミングによって、のし袋の書き方が変わってくるからです。

【 のし袋の書き方:タイミングで違う表書き 】

・ 四十九日前、霊前にお金やお品物を備える場合は「御霊前」

・ 四十九日以降にお金を供える時には「御仏前」

・ 主に通夜などに供えるお金や品物に関しては「御侮」

…と書きます。

これは香典を贈る場合の表書きについてですが、香典返し・引き出物返しの場合も、のし袋の書き方はさまざまですから、表書きは確認してから書くと安心です。

 

数字は漢数字がベター


のし袋の書き方で迷う方が多いのが、数字表記です。最近ではのし袋が略式化されることが多くなり、数字も普通の漢数字が使われるようになってきましたが、本来であれば昔の漢数字で表記すべき。

【 のし袋の書き方:漢数字 】

★ 例えば、2万円の場合はどのように書いたら良いのでしょうか?

・ 本来の漢数字で書くと、金弐万円・金弐萬円・金弐萬圓と表記されます。

金額の最後に「也(なり)」とつけるべきか迷う方もいますが、基本的には付けても付けなくても、どちらでも構いません。金額はいくら包んでも良いのですが、4万円と9万円は縁起が良くないので基本的に包まないようにするのが、マナーです。

 

いかがでしたでしょうか。今回はのし袋の書き方についてまとめてました。のし袋は日常的に書くものではありませんので、いざ書かなければいけない時に迷ってしまうことが多いもの。

最近では、表書きが前もって印字されているのし袋が流通していますが、基本的には慶事・弔事・のし袋を渡すタイミング・相手との関係性などを加味した上で、表書きの言葉を選ぶようにして下さい。

さらに慶事と弔事では、墨の濃さ表書きの言葉も全く違ってきますので、先方に失礼のないように正しい書き方を身に付けて準備ができれば安心。

年齢を重ねるにしたがって、のし袋を書く機会も増えてきますが、今回本記事でお伝えした基本的なマナーを理解しておけば、後はあまり考えすぎる必要もありません!

まとめ

のし袋の書き方、基本マナー

・記入は毛筆か筆ペンで書く
・名前は中袋でもフルネームで書く
・葬儀で、相手の宗教が分からなければ「御霊前」
・金額は表に書くのが基本だが、記入欄があれば従う
・フランクな表書きなら、「御歓」などが良い
・四十九日後の香典は「御仏前」通夜は「御侮」
・金額は漢数字で記入する