喪服選び5つのポイント。女性が気をつけるべき点とは?


喪服選び、特に女性の喪服は購入に困ることがありますよね。何か気をつけなくてはならないことはあるの?と思う方も多いのではないでしょうか。急なお通夜やお葬式に備えて、喪服は一つ揃えておくと安心です。

喪服の黒は、ビジネススーツの黒とは違い、シックで光沢感がないのが特徴です。弔事だけでなく、冠婚葬祭に着回せる物が一着あると便利でしょう。喪服のマナーを知っていれば、女性でも選ぶ際に迷わなくてすむはずです。

そこで今回は、初めて喪服を買うときや、いつのまにか着られなくなって買い換えるときに喪服選びで女性が困らないための、喪服の色や正喪服、準喪服、略式喪服の違い、ブラックフォーマルの選び方、そして20代30代、40代50代と年代別で選ぶ場合に知っておくと役に立つ、喪服選びで気をつけたいことをお伝えします。

 

喪服選び5つのポイント。
女性が気をつけるべき点とは?

 

喪服の色は黒に統一すること

喪服選びで女性が気をつけるべき点は黒に統一すること。いろんな黒がありますが、黒の中でも、漆黒やスーパーブラックを選びましょう。喪服の黒は女性が着用するビジネススーツの黒とは違い、テカリや毛羽立ちを押さえる素材などを使っていますので、凛として見え、高級感があります。

喪服を選ぶ際、特に女性はバッグやアクセサリーにも気をつけましょうバッグ、靴、ストッキングもすべて黒に統一します。靴はパンプスで、バッグは大きすぎないもの、素材はエナメルなどの光沢感がないものを選びます。喪服の女性が身につける真珠のネックレスは、二連では二重に重なるという忌み言葉に相当するため、一連を選びましょう

 

正喪服、準喪服、略喪服の違い

喪服は女性が身につけるシーンで装いの名前が変わります。正喪服、準喪服、略式喪服がありますので、覚えておくとよいでしょう。

女性の正喪服は、喪服の中で最も格式が高いもので、和装では、襦袢半襟、足袋は白ですが、染め抜き5つ紋の黒無地の着物と、名古屋帯、帯揚げや帯締め、草履も黒に統一します。洋装は、肌の露出を控えた、アンサンブルや、ワンピースです。近年は、レンタルされる方も多くなっています。

準喪服は正喪服の次に格式が高いもので、一般的に喪服といわれているものになり、礼服とも言います。通夜、葬儀、告別式に喪主や親族が身につけます。派手なものでなければ、正喪服よりもデザインなどがあるものでも問題はありません

略式喪服は、参列者が着用するもので特に制約がありません。黒を基本に、カジュアルすぎないグレーや紺でもよいとされています。

 

ブラックフォーマルを選ぶ場合

一般的に喪服を女性が選ぶなら、ブラックフォーマルがよいでしょう。黒のアンサンブルやワンピース、スーツがあります。冠婚葬祭に着て行けますし、一着でアレンジができるので、重宝します。

喪服を女性が着るとき気をつけることは、アンサンブル、スーツの場合はインナーも黒にします。袖の丈は長袖から5分袖にし、ワンピースの丈はひざ下10センチくらいが好ましく、座ってもひざが見えない丈にしましょう。カバンや靴でも殺傷をイメージさせるものは、お悔やみの席ではご法度です。

 

喪服選び、20代30代の場合

20代の女性の場合は、ジャケットタイプで、若々しさを演出するようなものがオススメです。リボンがついたものや、スカートはタイトなものよりフレアな感じのものが動きやすくてよいでしょう。ただし、スカート丈は短すぎないように気をつけましょう。

30代で喪服選ぶ際は、女性は出産などで体型が変わりやすいので、ゆったりしたものを選ぶとよいでしょう。ワンピースは、ふっくらしたお腹もカバーしてくれますのでおすすめです。

 

喪服選び、40代50代の場合

40代50代の女性は、若い頃より体型が変わっていることが多いですよね。時間がたつにつれて、デザインも変化しつつあります。

ミセスと呼ばれる年代の喪服を選ぶ際、女性が気をつけることは、ストレッチ素材で着やすいものがよいでしょう。テーラードのジャケットは落ち着いた雰囲気を感じさせます。スカートであればジャケットは短め、パンツならやや丈は長めがバランスよく決まりますスカートにアジャスターが付いていると、ウエスト調整ができるのでおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか。喪服は黒の服なら何でもよいというのではなく、格式の高さやマナーに従い、きちんとした喪服を選びましょう。喪主を務める方は正喪服を着用し、参列者は準喪服、略式喪服のブラックフォーマルを選びます。金額相場では、2~3万円のもが主流。高いものなら6万~9万円で、色合いも違い高級感があります。近年では、葬儀社の互助会に加入しておくと、正喪服を格安でレンタルできるサービスがあり、利用する方も増えてきています。

喪服選び以外で、女性が気をつけることは、儀式でもあるお通夜、お葬式に参列する場合、メイクを薄くすること。喪服以外にも女性は気を配り、失礼のない服装マナーを身につけ、故人を偲び、哀悼の意を示す場にふさわしい装いを心がけましょう。

まとめ

喪服選びで、女性が気をつけるべきこととは

・喪服は黒に統一すること
・正喪服、準喪服、略喪服の格式の違いで服装を変えること
・ブラックフォーマルも袖丈や裾丈に注意すること
・20代30代の場合は若々しさや体型の変化にも気をつけること
・40代50代では装いを新たにすること


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