弔辞の基本例文とマナー、これだけは知っておくべき事とは

弔辞の基本例文とマナー、これだけは知っておくべき事とは

葬儀に参列することは、社会人であれば幾度と無く経験をすることですよね。時には弔辞を依頼されて、葬儀の際に弔辞を読まなくてはならないこともあるでしょう。

弔辞は親しい人が依頼されることが多いですが、親族が読むこともあります。弔辞を依頼されたら、「どうしよう?!」とついつい慌ててしまいますが、故人との繋がりを考えて頼まれたのですから、ぜひ受けたいものです。でも、内容をどう考えたらいいのか、失礼があったらどうしようとか、受けた後もずっと内容について悩んでしまいそうですね。

弔辞を依頼された時にまず考えたいのは、基本の例文とマナーです。まずはきちんとマナーを守り、また基本の例文をおさえてから自分だけの弔辞を考えたいものですね。どんな弔辞にしたらいいのか、その基本の例文とマナーをしっかり勉強しておきましょう。



 

弔辞の基本例文とマナー、
これだけは知っておくべき事とは

 

弔辞は依頼されたら必ず受けよう


葬儀の際の弔辞は、親しい人に読んでもらうことが多いものです。遺族の方から弔辞の依頼があった時には、自分がそれにふさわしいと思ってくれたということです。いくら緊張してしまうとしても、声が小さいとしても、よっぽどの理由がなければ、弔辞の依頼を受けたら、受けるように心がけましょう。

受けてしまえば、後は弔辞を考えるのみですが、きっといろいろな人が助けてくれます。ですから弔辞は依頼をされたら必ず受ける、と思っておきましょう。

 

弔辞の内容はバランスよく考えよう


弔辞の内容を考えると、いろいろ迷ってしまうものですが、弔辞の内容で大切なのはバランスです。弔辞では、故人の長所や人となりがわかるエピソード、生前の功績、また自分と故人とのエピソードなどを盛り込みましょう。

故人の自分しか知らないエピーソードを話すことは、遺族の方の励みにもなることなので、ぜひ取り入れたいものですね。あまりどれかに偏ってしまうと、よい弔辞に感じなくなってしまうので内容を精査しながらバランスよく考えるようにします。エピソードは様々ですが、例文としてコチラをご紹介いたします。自分のパターンに置き換え、参考にしてくださいね。

例文)

「あなたは上京し、お互いの生活は離れてしましましたが、帰省された時には必ず連絡があり、必ず一緒にお酒をかわしました。学生時代に戻っておしゃべりをし、とても楽しい時間でしたね。

それぞれ結婚しましたが 毎年帰省の度に必ず同じ店で会いましたね。「子育てが一段落したら、また一緒に釣りに行こう!」と約束したあの日。あなたの笑顔が忘れられません。」

 

3分以内で終わる内容にまとめよう


弔辞の内容を考える時には、長さも十分に検討するようにしましょう。依頼された長さがあればそれに合わせ、特になければ3分前後を目安として弔辞の内容を考えるようにしましょう。

締めの部分は例文を抑えた文章構成が安心です。

例文)

「どうぞ安らかなご冥福をお祈り致します。」
「どうぞ安らかにお眠りください。 」
「○○様(関係性によって)のご冥福を祈り、お別れの言葉といたします。」

実際に内容を考えたら、きちんと声に出して読み上げる形で時間を測り、読み上げに掛かる所要時間をきちんと測っておくことが重要です。頭の中で読み上げているだけだと、早すぎてしまったり、実際に読もうとすると息継ぎが必要だったりと、読み上げる時間に差が出てしまいますので注意が必要です。

 

弔辞は薄墨の墨で書くのがマナー


弔辞は、薄墨の筆で書くのが基本です。奉書紙や巻紙を使うようにしますが、筆でなくても薄墨の筆ペンは用意して書きたいものです。文字は達筆でなくても問題ありませんが、一文字ずつ丁寧に書くようにしましょう。

故人との記憶に思いを馳せながら、気持ちを込めて書けば十分です。上手に書くことよりも気持ちを込めて書くようにしましょう。また、「つねづね」や「たびたび」など繰り返しの意味を持つ言葉は、不幸が繰り返されることを連想してしまうので、避けて文章を書くようにしましょう。

 

弔辞は故人に語りかけるように読もう


弔辞は、故人に話しかけるように読み上げるものです。故人とのいろいろな思い出を思い出すように、祭壇に向かって弔辞を読み上げましょう。普段語りかけるような文章は書かないものですが、コチラに文例をいくつかご紹介いたします。

例文)

「明るくて笑顔の絶えない○○さんは、私の仕事上での悩みや愚痴なども真剣に受け止めてくれる優しい先輩でしたね。」

「いつも私には思いつかないような適切なアドバイスをしてくれましたね。」

故人との関係が伝わるような内容と文調で読みあげたいものですね。

 

読み終わったら遺族に渡すのを忘れずに


弔辞は、封筒に入れて祭壇まで持っていきます。また弔辞を読み終えた後は、自分で持ち帰ってしまわずに、また封筒に入れて祭壇に置いてくるようにします。弔辞は故人に向かって読み上げるものですが、遺族の方が保管するものになりますから、誤字脱字や書き損じのないように書いておくようにしましょう。

特に故人の名前や会社名などに間違いがないかをきちんと確認するようにしましょう。遺族の方が保管してくれるものなので、気持ちを込めて書くようにしましょう。

 

弔辞を申し出たい時は早めに伝えよう


弔辞を依頼されるのは、故人と親しい関係の人になります。基本的には、遺族に依頼された人が弔辞を読むことになりますが、故人の交友関係を知らない遺族は弔辞をお願いする人を選ぶのに困ることも・・・。

本来は依頼されて読む弔辞ですが、故人と親しかった自分こそが弔辞を読みたいという場合には、早めに遺族に伝えるようにしましょう。それ以降は遺族の判断になりますので、弔辞を依頼されなかったとしても故人との仲が変わるものでもないことは理解しましょう。

 

いかがでしょうか。弔辞で大切なことは、遺族に故人の人となりを伝えることでしたよね。弔辞は故人への手紙であり、遺族を励ます手紙でもあります。基本的には故人と遺族への充分な心遣いと配慮の心があれば、それがマナーです。けれども、だからこそ、ナイーブになる人々が多いのでしょう。

つい自分の自己紹介や自慢話をしたくなってしまうかもしれませんが、故人がどんな人だったのか、どれほど愛された人だったのかをバランスよくまとめて、参列者に伝えることが弔辞を読むあなたの使命なのです。

弔辞を依頼されたということは、それだけ遺族にとってもあなたが信頼されているのでしょう。もしも弔辞を依頼されたら、迷うことなく受けて、故人と遺族のために心の伝わる弔辞を読んであげたいものですね。

 

まとめ

弔辞の基本例文とマナー、これだけは知っておくべき事とは

・弔辞は依頼されたら必ず受けよう
・弔辞の内容はバランスよく考えよう
・3分以内で終わる内容にまとめよう
・弔辞は薄墨の墨で書くのがマナー
・弔辞は故人に語りかけるように読もう
・読み終わったら遺族に渡すのを忘れずに
・弔辞を申し出たい時は早めに伝えよう