結婚式の服装マナー☆着物で参列する際に注意するポイント

結婚式の服装マナー☆着物で参列する際に注意するポイント
結婚式に着物で参列すると場が華やかになりとても喜ばれますよね。それに、めったに着る機会がない着物ですから、結婚式というせっかくのチャンスに着たくなることでしょう。しかし、結婚式で着物を着るにも特有のマナーがありますから、基本的なことは押さえておきたいところです。

着物は種類によって格式も変わりますし、未婚・既婚で着て良い着物が違います。例えば「振袖」は未婚女性しか着てはならないというのはとても有名です。そのような常識とされていることすら知らないと、非常識な人だと思われてしまいますし、自分だけではなく呼んでくれた側にも恥をかかせてしまいます。結婚式で着物を着るためのマナーについて不安はあるかもしれませんが、結婚式ではほとんど座っているため、着物を着なれていない人でも着崩れしにくいもの。結婚式だからこそ、ぜひ着物で参列したいものです。

そこで今回は、結婚式で着物を着用して参列するときのマナーについてお伝えします。

 

結婚式の服装マナー☆
着物で参列する際に注意するポイント

 

結婚式での着物着用の基本マナー

結婚式では、ゲストは白を着てはいけないとされていますが着物であればOKです。なぜならドレスだと柄がなく白一色になってしまいますが、着物であれば模様が入っているので着ても大丈夫なのです。それに比べて気を付けなければならないのは柄です。結婚式での着物には格調高い柄を選びましょう。そして紋が1つ以上入っていないとフォーマルと認められないので注意して下さい。また、帯については銀や金の糸で織られたものを使用するのがマナーです。

 

誰もが着てもOKの訪問着

結婚式に参列する際の着物には、準礼装である訪問着が一番安全と言えるでしょう。振袖は未婚の女性しか着られないのに対し、訪問着でしたら未婚でも既婚でも着ることができます袖は短めで約60センチ。どんな場所でも問題ありませんので、一着持っていれば長く使えますしオススメの着物です。30歳を過ぎてから結婚式に着物で参列する場合は落ち着きがあり上品に見える訪問着がピッタリでしょう。胸元にも模様があり、結婚式のゲストとして場を華やかにすることができます。ただ、新婦を引き立たせるために色味は少し抑えるのがマナーです。

 

小振袖と中振袖

小振袖は10代の方が結婚式に着用するのにオススメの着物です。袖の長さが約85センチと短めで、気軽に礼装が楽しめるので結婚式以外のパーティーで着ることもできます。それに10代で結婚式に着物で参列する人はあまりいないので一目置かれることでしょう。

次に、中振袖も未婚の女性の礼装で、袖の長さが約105センチです。結婚式で着る着物として小振袖と中振袖は丁度良い衣装と言えるでしょう。結婚式に招待した側も、ゲストが上品な着物で参列してくれたら誇らしい気持ちになってくれるはずです。

振袖は未婚の女性であれば何歳でも着ることができますが、20代前後に買った着物を30代過ぎから着るときには、柄や色が派手すぎないかをチェックした方がよいでしょう。年齢に合ったものでないと若作りに思われてしまうかもしれません。

 

大振袖

大振袖も未婚の女性の礼装です。袖の長さが約115センチのもので、最も格式が高くなり成人式にも着られています。これほどの着物になると、めったに身に付ける機会がないため結婚式で着用する方が多くいらっしゃいます。

ただ、結婚式では他の着物と違って大振袖を新婦も着ることがありますので、色が被らないように気を付けた方が良いでしょう。そのため、大振袖を来て参列する際は、必ず新婦に衣装について確認しておくことが必要です。もし新婦も大振袖を衣装として選んでいる場合は、参列者は着るのを控えた方が無難かもしれません。どうしても結婚式に着物で出席したい場合は「中振袖」「訪問着」にした方が良いのではないでしょうか。

このような説明をすると大振袖を着るのが気が引けてしまうかもしれませんが、新婦の友人が振袖で列席すると、新郎側にも、品の良い友達が多いのだな、と好印象を与えられるので、「ぜひ着てほしい」と思っている新郎新婦は多いもの。新婦がドレスであれば遠慮はいらないでしょう。

 

黒留袖

黒留袖は既婚女性の第一礼装なので、身内の結婚式で着る方が多くいます。格式が最も高いため、結婚式に招待する側の既婚女性しか着ることができないとされています。新郎新婦の親が着るイメージですが、身内で既婚女性であれば着ても問題ありません黒以外の留袖は、第二礼装となり「色留袖」と呼ばれます。ただ、紋の数を5つにすれば黒と同格になりますので結婚式でも着用できます通常のゲストとして留袖を着るときは紋3つの色留袖を選びましょう

 

いかがでしたか。これで結婚式で着物を着て参列するときのマナーの心配はなくなったことでしょう。

結婚式と言えば最近はドレスが主流ですが、毎回ドレスも飽きてしまうもの。それに30代を過ぎると体型も気になりますから、体型カバーが出来る着物は重宝します。結婚式でゲストが着る着物の色について特に決まりはありませんが、親族ではない場合は紛らわしいので黒の着物を着るのは控えましょう。そして結婚式での主役は新婦さんなので、あまりにも豪華な着物を着るのは好ましくありません。目立ちすぎないように心を配り、もし華やかにしたいなら帯だけにするなど、小物を使って工夫をして下さい。

日本の着物は最上級のフォーマルウエアですから、気後れなどせずに自信を持って結婚式に着物で出席しましょう。

まとめ

結婚式に着物で参列する際は

・着物ならゲストも白を着用OK
・訪問着は未婚でも既婚でも着用OK
・未婚の女性が着るのに丁度良いのは小振袖、中振袖
・大振袖は新婦と被らないように事前にチェック
・黒留袖は身内が着るので控える


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