寄せ書きは、最も簡単で安価なプレゼントかと思われます。この言い方では悪い印象を与えるかもしれませんが簡単であるということは、多くの人が参加出来るということ。安価であるということは、もらった相手にも気を遣わせなくていいということです。
引越しするお友達、卒業する先輩、退職する同僚、たくさんの場面で寄せ書きはプレゼントとして活躍してきましたが結婚式の寄せ書きのポイントについて考えてみましょう。
結婚式の寄せ書きに選ぶ、
色紙のデザイン7つのポイント
その1.色紙の選び方
まずは寄せ書きをするにあたって、書くための色紙が必要です。が、一口に色紙と言っても様々です。
私が小学生の頃、転校して去っていくクラスメイトに寄せ書きを送ったことが数度ありますが数度ともシンプルな真四角のものでした。色紙と言えばほとんどの人が真四角の無地のものを思い出すことでしょう。
しかし今色紙は多種多様です。本のような形になっているものもあれば、立体的なボールになるものもあります。結婚式ならばハートの形のものもいいですし、寄せ書きを書くための真っ白なぬいぐるみもあるほどです。
では、思わず目移りしてしまうような多くの中からどれを選べばいいのか。それは何人で贈るのか、いつ用意するのか、いつ渡すのか。そういう条件によって異なって来ます。
その2.シンプルな色紙で書く
ではまず、シンプルな真四角の無地色紙で書くことについて考えてみましょう。この色紙に関してのメリットは、どうとでも出来る、ということかと思われます。
ありきたりの感じに、放射線状にメッセージを連ねてもいいですし例えば人数分で最初に枠を仕切ってしまえば、当日急にメッセージを募集する場合にも書きやすくかつ見やすいですね。
デメリットは飾り気が無い、というところかもしれませんがそこはメリットの「どうとでも出来る」です。
メッセージは直接書かなくとも、別の色とりどりの用紙に書いたものを切り貼りしてもいいですしシールなどでデコして立体的に装飾することも出来ます。アイディア次第で、無地の四角が、素敵な寄せ書きボードに変身することでしょう。
その3.凝った形を利用する
それでもただの四角い色紙ではつまらないのではないかと思う場合はハート型の色紙や、厚紙を半分に折って表紙を作り冊子のようにしてみるのも手かと思われます。ただ形がイレギュラーになると、書く方にとって難易度が上がることとなります。
以前私は真っ白なぬいぐるみに寄せ書きを書き込んでいく、というパターンを経験したことがありますが書き手全員が初めてぬいぐるみに寄せ書きをするという経験だったため、文字の大きさなどを読むことが出来ずに最後の方の人は各場所がなくて困り果てていました。
その4.書く人が楽なデザイン
では、書き手さんが簡単に書ける寄せ書きのデザインはどんなものなのか、という点について考えます。
これは私個人的な意向ですが、まずは当日いきなり寄せ書きをします、というのは困ります。そうなると大体みんながみんな同じことしか書かなくなるので、もらった方もさみしいんじゃないかな?と思います。
例えば前もって小さいハート型の紙などをもらってそれに記入しそれを色紙にペタペタ貼って装飾する、という寄せ書きだと書くこともじっくり考えられますし見た目も可愛らしいですね。
しかしそうなるとまとめる人に負担がかかりますので、やはり寄せ書きは当日が多くなることかと思われます。当日突然書くことになってやりやすいデザインは、人数分でマス目で分けてしまうことではないでしょうか。
色のついたペンや小さいシールをライン状に貼るなどすれば、見栄えも可愛くなります。一番スタンダードな放射状に書くデザインでも、放射状にラインを入れてしまって、一人分のスペースを決めてしまうと書きやすいですね。
その5.イレギュラーに事前に作ってしまう方法
寄せ書きといえば色紙に手書き、というものを思い浮かべると思われますが、今はインターネット上で書く人がそれぞれメッセージを送ってそれを印刷してくれるというサービスもあります。
普通に色紙に書いてもらうよりは値が張りますが、この方法ですと写真を使うという一風変わったこともできますし、また大変見やすいデザインで寄せ書きが仕上がります。
その6.もらう人が嬉しい寄せ書き
書き手側の話ばかりしてしまいましたが、寄せ書きをもらう新郎新婦が本当は一番に重要です。どんなデザインの寄せ書きをもらったら喜ばれるのか。
寄せ書きとは少し違いますが、私は以前友人に結婚式に電報を打ったことがあります。普通の電報は会社の人などから来るだろうから、一風変わったものにしよう!とバルーンアートのついている電報にしました。
ある友人はとても気に入ってくれて二次会でも飾ってくれたそうです。しかしもう一人の友人は、場所を取って困るという感想をくれました。
貰い手によって同じものでも感想は変わって来ますので、どんなものを差し上げるかはよく吟味しないといけません。
その7.アルバムタイプ
いわゆる「色紙」というものからは外れてしまいますが、時間と素材を集めることが出来るならばアルバムタイプという手もあります。ミニアルバムにメッセージとその送り主の写真を装飾したり新郎新婦との思い出の写真などを入れても微笑ましいですね。
文字だけの寄せ書きよりは、後から結婚式を振り返って寄せ書きアルバムを開いてみる、という回数は多くなるかもしれません。
いかがだったでしょうか。
探せば探すほどに、寄せ書きとは様々な方法があります。安価で済むものからお金のかかるもの、簡単なものから時間のかかるものどれが新郎新婦に喜んでもらえるかというのは手渡してみないと分かりません。
しかし、お祝いの言葉は何度もらっても嬉しいものです。どんな色紙にどんなデザインで構成するにしても、そこに心さえしっかりと籠めればきっと新郎新婦に喜んでもらえることでしょう。
まとめ
結婚式の寄せ書きに選ぶ、色紙のデザイン7つのポイント
1.多種多様の色紙から、条件に合うものを選ぶ
2.シンプルな色紙は使いやすい
3.凝った形は見栄えがいいが、書き手には難しいかも
4.書く人が書きやすい工夫
5.オンラインで楽な工夫
6.貰い手のことも考える
7.アルバムタイプの寄せ書き関連記事