【家族葬マナー】会社に伝える時に心得ておきたい5つの事

【家族葬マナー】会社に伝える時に心得ておきたい5つの事
身内が亡くなり、家族葬で行うこととなった場合、家族葬マナーにはどんなものがあるのか、不安に思いますよね。経験がなければなおさらのことでしょう。家族葬というのは、家族など近親者だけで行い、近親者以外の儀礼的・社交辞令的な弔問客の参列をご遠慮いただくという葬式のことです。今、故人を家族葬としてお見送りすることは、急速に広がりをみせています。

しかし葬儀はめったにあることではありませんので、いざ家族葬で執り行うとなれば、勤務先の会社にはどのように伝えたらよいか悩む方も多いことでしょう。まずは家族葬マナーを知り、会社関係にも気を遣うことが今後のお付き合いや仕事にもプラスになるはずです。

そこで今回は、会社に伝える時に心得ておきたい家族葬マナーについてお伝えいたします。

 

【家族葬マナー】
会社に伝える時に心得ておきたい5つの事

 

家族葬でも報告連絡は必ずする

葬儀を家族葬で執り行う場合、弔問を制限するために訃報の知らせは家族など近親者のみに行いますが、会社関係者には知らせた方がよいのか悩みますよね。会社側からの弔問を遠慮するために訃報を伏せておいた方がよいと考えがちですが、会社に葬儀であることを連絡しなければ無断欠勤として扱われます就業規則で決められている慶弔休暇扱いをしてもらうためにもきちんと連絡をするのが家族葬マナーです。

また、会社関係に家族葬であることを報告することは、葬儀に対し理解を深めてもらうことにもなります。家族葬であることを伏せたままにしておくと会社は通常の葬儀と同じように、告別式へ香典持参で弔問することが必要であると考えてしまうのです。

家族葬マナーとしてすみやかにしっかりと伝えましょう。

 

会社への家族葬の連絡は誰にする?

家族葬マナーとして会社への連絡は必至ですが、この連絡はどの部署に、あるいは誰にしたら良いか迷いますよね。会社のどこに連絡するかはしっかりと見極める必要があります

就業規則との兼ね合いから、まずは総務などの担当部署に伝えることが家族葬マナーになります。御香典や御供物、弔電など、どこまでお断りするのかということは、事前にしっかり確認し、伝えておく必要があります

その後に直属の上司や同僚に連絡し、必要な範囲で知らせてもらうように伝え、同時に家族葬で執り行うため参列や香典をお断りする旨も伝えておきましょう。緊急性がありますので、メールではなく電話で連絡するのが基本です。

家族葬で執り行う葬儀のスタイルは増えているとはいえ、まだ具体的にご存じない方も多いものですから、伝えるべきことはしっかりと連絡しておきましょう

 

弔問や香典の断り方

家族葬マナーとして会社の弔問や香典の断り方はどのようにしたらよいか悩みどころでしょう。状況を理解していただくためにも対応は十分に心しておきたいものです。会社の規則により弔問にみえる場合もありますし、親しい職場の方から個人的に香典が送られる場合も考えられます。せっかくのお心遣いですから、断り方にも気を配りたいところです。

『内々のものだけで送らせていただきますのでご会葬や香典等は控えさせていただきます』あるいは『家族だけのお式なので…』とか伝えられればこちら側の心中も察していただけることでしょう。お断りの仕方は家族葬であることを丁重に伝え、やんわりとお気遣いを遠慮するようにしましょう。家族葬マナーとして会社からの弔問・香典の辞退は丁寧に伝え、納得していただくことが大切です。

 

それでも弔問を受けたら

家族葬であることを伝え、弔問や香典・御供え物を辞退したにも関わらず、当日に弔問に見えることも考えられます。家族葬マナーとしてこのような場合どのように対処したらよいのか困ってしまうことでしょう。せっかくの善意をお断りするのも勇気がいるものです。

家族葬というのは故人の家族やごく親しい方のみで執り行われる葬儀ですので、ここは故人の希望であり意思でもあることからご遠慮いただき、香典などは受け取れないことをやんわりと伝えるとよいでしょう。決して声を荒げたり拒絶するのは好ましくありません穏やかに歩み寄ることが家族葬マナーです。

あくまで「家族で見送りたいので家族葬にしております。ご厚意はたいへんありがたく思っております」という姿勢は貫きたいものです。

 

葬儀の事後報告は丁寧に

家族葬マナーとして葬儀後のご挨拶は会社にもきちんとしたいものです。電話など口頭でお伝えしてはいるものの、何かと気にかけてくれる会社関係の方は多いはずです。口頭ではもちろんのこと、葬儀後のご挨拶状も用意をしましょう。葬儀を家族葬として執り行ったことをあくまでもお詫びする文面にするのが家族葬マナーでもあります。

文例

『父 ○○儀 かねてから療養中でございましたが去る○月○日に永眠いたしました ここに謹んでご通知申し上げます 葬儀におきましては 故人の生前の意志により 誠に勝手ながら 家族のみにて執り行いました 生前中賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げ 失礼ながら書中をもってお知らせ申しあげます 平成〇年○月○日 喪主 ○○ ○○』

 

いかがでしたか。家族葬マナーとして会社に伝える時に心得ておきたい5つの事をお伝えいたしました。会社と良好な関係を維持するためにも連絡と報告はより丁寧にしたいものですね。家族葬のマナーは、香典や御供えを辞退するなど通常の葬儀マナーよりも気を遣います。家族葬という葬儀が耳に慣れていても、執り行う側も、知らせを受け取った側もどのような対応がよいのか迷うことも多いと思いますが、慌てず臨みたいところです。

特に会社関係では慶弔に関する規則もありますので、納得していただけるよう葬儀の前後の報告はきちんとしましょう。家族葬のマナーを心得て、愛する家族やごく親しい人に囲まれた温かなお見送りになるよう執り行うことが大切です。

まとめ

家族葬を会社に伝える時に心得ておきたいことは

・家族葬でも就業規則に沿って連絡は必ずしよう
・家族葬であることを会社のどの部署にしたらよいか見極めよう
・弔問や香典をお断りする際はやんわりと丁寧にしよう
・それでも弔問を受けた場合、拒絶はしないのがマナー
・家族葬を終えた後の報告は口頭だけではなく挨拶状も添えるようにしよう


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