神社の参拝方法をおさらい☆押さえたいポイントとは

神社の参拝方法をおさらい☆押さえたいポイントとは
神社の参拝方法は、いざ問われると曖昧だったりしますよね。「自分は大丈夫!」と思っていても、鳥居のくぐり方や参道の歩き方など、教わってから「そうだったのか!」と驚くことも多いのではないでしょうか。

日本では神仏混合と言いますが、あまり宗教に拘らないため、そんなに神社での参拝方法を知らなくても、周囲に溶け込んでしまうキライがありますが、やはりせっかくお参りに行くのであれば、神様に敬意を表したいもの。

神様へはお願い事ばかりをする場ではありませんが、無病息災や合格祈願、安産などなど、お願いをするために行くのであれば、なおさら神社の参拝作法は気になるところですよね。

そこで今回は、何度もお参りに行っていても、実は知らなかった、勘違いしていた…、と言う事の多い、神社での参拝方法を、外したくないポイントに絞ってお伝えします。

 

神社の参拝方法をおさらい☆
押さえたいポイントとは

 

神社の参拝方法① 鳥居から

神社での参拝方法を知る上で、まず覚えたいのが、「小揖(しょうゆう)」と「深揖(しんゆう)」

「小揖(しょうゆう)」は軽くお辞儀をするような会釈で、「深揖(しんゆう)」はビジネスマナーで言えば、お詫びをする時のような、深いお辞儀を差しています。

【 神社の参拝方法、鳥居前の小揖 】

★ 最初の鳥居をくぐる際には軽い会釈、つまり小揖をしてからくぐってください。神社の参拝方法はここから始まっていますが、一般的にはそこまで意識していない方がほとんど。

・ 鳥居をくぐると参道、つまり神様の通り道に移ります。鳥居から参道に入る際、参道の右側を歩くのであれば、右足から入るのが作法。

そうなると、左側を歩く場合には左足が正解。ちなみに参道では中央を歩くことはタブー。参道の中央は「正中」。ここが神様が通る道なのです。

 

参拝の前にお清め

神社で必ず見かけるのが手水舎。「手水」は「ちょうず」と読み、水が貯められてひしゃくが掛けられている、あの場所を差しています。単純に手を洗う場所のように勘違いしている方もいるのですが、ここは参拝前のお清めの場

神社の参拝方法のなかでも重要なポイントです。

【 神社の参拝方法、手水舎 】

★ 手水舎でのお清めの基本は左手から、ということ。神道において左手(左)はとても神聖であり、神々の逸話ではイザナキが清めた左目から、アマテラスオオミカミが生まれた、とされているほど。

・ ちなみにイザナキは死んで黄泉の国へ行ったイザナミを追いかけ、戻ってきた際に、身を清めています。

右手でひしゃくをすくったら左手を洗い、同じ要領で右手、また右手に持ち替えたひしゃくで左手に水をため、口をすすぐのが一連のお清め。最後にまた左手を洗ったら、ひしゃくを縦にして、ひしゃくの柄まで洗い流して終了です。

 

神社の参拝方法、神前

空いている時に神社へ行くと、ついつい神前のど真ん中に立ってしまいがちですが、出来れば真ん中から少しずらした位置が理想的。まずは鈴を鳴らしますが、この鈴は一回で大丈夫です。ちなみにこの鈴も、神前の空気を清めるために鳴らすもの。

【 神社の参拝方法、二礼二拍手一礼 】

★ 一般的な神社の参拝方法では、多くが「二礼二拍手一礼」。つまり、二度お辞儀をして二回拍手をした後、最後に一度の深揖(しんゆう)です。

・ こちらは陰陽道が出来てからの作法ですが、拍手を打つ時には右手を下に、一節分だけ下げて手を打つのが、神社での参拝方法。

これは左手を神と捉え、右手の「体」である私達は神に従う事を表現したもの。この考え方を「霊主体従」(霊が主であり、体は従う)と言います。ちなみにお賽銭は初詣などで投げる方々も見受けるものの、本来は丁寧に滑らせて入れるのが作法です。

 

神社の参拝方法、内容

本来の神社の参拝方法としては、お願い事もありますが、まずは神様が見守ってくださっている事に感謝したいもの。そして神様にとって、あなたがどこの誰なのか、もお伝えして、感謝やお話をしてください。

【 神社の参拝方法、神様への内容 】

★ まずは「○○市○○町○番地から来ました、○○ ○○(氏名)です。」と住所と名前を心の中で告げ、「本日はお参りに来ました。いつも見守ってくださり、ありがとうございます。」と、神様へ感謝の意を述べるのが始まり。

・ その後に、合格祈願や安産祈願などの願い事があれば、お伝えしてみてください。ただ、後ろに参拝客がいる場合には、短めに済ませるのもマナーです。

このような事を考えると、遠くの有名な社も確かに威厳がありますが、まずは自分達の住む町の神社、氏神様をお参りしたいもの。氏神様は住民の日々の暮らしを見守ってくださる神様です。

 

いかがでしたでしょうか、今回は今まで曖昧に神社を参拝していた方々が、見落としがちな基本的な神社での参拝方法をお伝えしました。毎年のイベントのような初詣はもちろん、近年では神社も観光地化され、参拝マナーも曖昧になっていたのではないでしょうか。

けれどもせっかく参るなら、丁寧な神社の参拝方法に倣いたいのは当然!お参り後には来た道と同じように「正中」を避けて、反対側の道の端をたどった後、鳥居をくぐったら一度振り返って、神社へ向かってお辞儀をしてください。

さらに神社へお参りした帰りには、極力寄り道をしないで家路に着くとベスト!…とは言え、遠くから参拝している方々であれば、これは難しいかもしれません。

ちょっとややこしく感じた方も多いかもしれませんが、大切なのはひやかしではなく、真摯な気持ちで神様へ参ること。人間でもひやかしは嫌なものです。本記事で基本の神社の参拝方法を学んだら、神聖な気持ちでお参りをしてください。

まとめ

神社での基本の参拝マナー

・鳥居をくぐる前にお辞儀をする
・参道の真ん中は通らない
・鳥居は寄る側の足から入る
・お清めは左手から始める
・拍手では一節右手を下げる
・まず神様へ感謝を述べる
・帰りの鳥居後にもお辞儀をする


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