法事の引き出物。選び方やのしの種類など5つの基本マナー

法事の引き出物。選び方やのしの種類など5つの基本マナー
法事の際の引き出物はどんなのしをつけ、どんな物を選んだらよいのか迷いますよね。法事は初七日から始まり四十九日、一周忌、七回忌、十三回忌から三十三回忌と続きます。七回忌以前までは友人知人を招く場合もありますが、七回忌をからは親族など内輪で行う場合が多いです。それぞれの回忌にお礼の気持ちを込めてお渡ししたいところですが、種類も豊富にあらゆるものがランナップされ本当に悩ましいものです。

昔は法事ののしや引き出物の内容に様々なしきたりがあったのですが、最近は比較的に柔軟に行う方がほとんどです。しかし法事というのは故人を偲ぶ大事なひと時ですので、お気持ちを寄せてくださった方に失礼があってはいけません。思いやりの気持ちを持って引き出物は選びたいものです。そこで今回は七回忌までの法事の引き出物について、選び方やのしの種類などの基本マナーをお伝えします。



 

法事の引き出物。
選び方やのしの種類など5つの基本マナー

 

初七日法事の引き出物とのしの書き方


法事にのしをつけてお渡しする引き出物は、まず初七日から必要になってきます。ただし、初七日では引き出物不要とする地域もあります。初七日は故人の家族、親戚、知人などが集まり、僧侶による読経や参列者によるお焼香をもって故人の冥福を祈るものです。最初の法事でもあり、悲しみの中引き出物の準備をするのは気が重いでしょうが、参列の皆様へのお礼ですのでしっかり取り組みましょう。

引き出物には洗剤やタオルなどの日用品、海苔やお茶・パックになっているコーヒーなどの食べ物など消耗品を選べば受け取った方も困りません。これらには受け取ってくださる方の好き嫌いが比較的少ないことから人気があります。重たいものはお持ち帰りのことを考慮して避けた方がよいでしょう。

法事ののしは「御礼」「志」がよいとされています。

 

四十九日法事の引き出物とのしの書き方


法事で引き出物をお渡しする際ののしの選び方や書き方というのは、あまり経験がなくよくわからないという方も多いことでしょう。四十九日の法事は亡くなった人が死後49日後に仏の元へ向かうとされていることから、僧侶を招いて法要をする重要なものです。出席いただいた方々への引き出物として選ぶものは仏教とも深い関わりがあるお茶をお勧めします。

昔、僧侶たちが毎日仏壇にお茶をお供えしていたところから仏事にはお茶という習慣が生まれ、故人を偲びながらお茶を頂くことが出来る一品でもあります。他にコーヒーや紅茶、乾麺、石鹸・洗剤などがよいでしょう。消耗品がよいとされているのは悲しみがいつまでも残らないようにという意味があります。

法事ののしは黒白か双銀の結び切りで、表書きは「満中陰志」「忌明志」「志」「粗供養」とすることが多いです。

 

一周忌法事の引き出物とのしの書き方


法事ののし書きや引き出物は回忌ごとに頭を悩ませるものですよね。一周忌というのは亡くなってからちょうど一年めの同月同日に行う法事のことです。特に一周忌は年忌法要の中でも最も重要な法事として親族以外にも友人・知人を招いて営まれることが多く、故人を偲び冥福を祈る大切な場でもあります。

一周忌に選びたい引き出物は好き嫌いの少ない消耗品がよいとされています。ここでも海苔、お茶・コーヒー、洗剤などが一般的です。加えて列席者が帰宅後にご家族と分かち合っていただけるよう引菓子も用意するとお土産にもなります

一周忌法事ののしは引き出物の表書きとして「志」「粗供養」「一周忌」とします。

 

三回忌法事の引き出物とのしの書き方


法事の際ののしの書き方や引き出物を三回忌の場合はどうしようと焦る方もいるかもしれません。まずは三回忌の意味をお伝えしましょう。

三回忌というのは亡くなってから満二年目に行う法事のことです。遺族や親族、友人知人が集まりやはり故人の冥福を祈り思い出を分かち合う大切なひと時です。参列者が集まりやすい日に行うこともありますが、命日より遅らせるのはよくありません。悲しみは尽きませんが、日常も少し落ち着くころかもしれませんね。

法事に参列くださった方々へお礼と感謝の気持ちを込めて用意する引き出物は、お茶やコーヒーなどの嗜好品、いくらあっても困らない洗剤などがよいでしょう。三回忌法事ののしは一般的に双銀の結びきりの水引に表書きは「志」「粗供養」「三回忌」と記します。

 

七回忌法事の引き出物とのしの書き方


七回忌というのは亡くなられて満六年目に営む法要のことです。七回忌からは法要も規模が小さくなり遺族や親族だけで執り行われることが多く、なおさら故人を偲ぶ大切な場にしたいものです。七回忌でも引き出物は好き嫌いの少ないお茶やコーヒー、スティック砂糖、海苔などの食品、タオルやハンカチ、洗剤などを選ぶとよいでしょう。使って消耗する品は悲しみを残さないという意味があり、どの回忌にも共通しています。

法事ののし書きは「志」、「粗供養」または「七回忌」と書くとよいでしょう。包装紙は菊の模様などで白・黒・グレーなどが落ち着き一般的です。

 

いかがでしたか。法事の引き出物について、選び方やのしの種類などの基本マナーをお伝えしました。法事ののし書きや引き出物選びには気を遣いますが、故人を偲び集まってくださった方への感謝の気持ちの表れです。引き出物はどの回忌でも日用品や嗜好品など、悲しみを残さないという意味から後に残らないものがよいです。またお渡しする方への配慮として重たいものやかさばるものも避けましょう

法事ののし書きも気になるところですが、例に習えばスムーズでしょう。ただし法事ののし書きや引き出物の選び方には地域によって違いがあります。昔ほどしきたりを重んじることは少なくなったとは言え、親族も集まる席で失礼になっては後々の付き合いに問題が生じる可能性もあります。年長者に教えを乞いながら進めることも大切です。

まとめ

法事の引き出物の基本マナーとは

・初七日の引き出物はしない地域もある
・法事の引き出物はお茶やコーヒー、洗剤など消耗品がよい
・法事の引き出物は重たいものやかさばらないものを用意する
・のしの書き方は「志」「粗供養」「〇〇回忌」が一般的
・法事でののしの書き方には地域によって違うので事前にチェックしておく


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