弔辞文例を立場別に分類。マナーある言葉で真心を伝える

弔辞文例を立場別に分類。マナーある言葉で真心を伝える

弔辞文例を参考にしつつも、真心を込めた自分らしい弔辞、理想的です。故人への最後の言葉ともいえる弔辞は、故人を弔うためのものでもあり、また大切な家族を亡くされた遺族の方への言葉でもあります。

そのような大切なものであるからこそ、マナーだけではなく、精一杯に自身の言葉を故人へ届けたいと考える人々は多いのです。この弔辞には、その方とご自身の関係、そして立場によって内容を選ぶ必要があります。

また、参列されている多くの方が聞く弔辞ですので、ご遺族をはじめ様々な関係者の方々にも配慮すべきです。そこで本記事では、自分の立場に配慮しながらも、真心がこもった弔辞文例をいくつかお伝えします。

友人や恩師、また職場でお世話になった方など、7つの立場による弔辞文例を用意しました。急に弔辞を贈ることになり、文面にお困りの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。



 

弔辞文例を立場別に分類。
マナーある言葉で真心を伝える

 

仲の良かった友人への弔辞文例


「〇〇さん、突然の訃報に言葉もありません。

振り返ってみれば〇〇さんと私との出会いは、小学校の時分でした。長い間一緒にいることが当たり前であったのに、もうこれ以上と会えないなんて信じられません。

たくさんの思い出をありがとう。心よりご冥福をお祈りいたします。」

仲の良かったご友人への弔辞を読む際は、故人との出会いや思い出、エピソードなどを添えましょう。

■ 友人からの弔辞は、自分の言葉で述べやすい立場です。

 

恩師へ教え子として述べる弔辞文例


「〇〇先生、突然の悲報に接して、私たち教え子一同はいまだに信じられない思いでいっぱいです。私たちは先生のような素晴らしい師に巡り合えて本当に幸せでした

先生がいつも口にされていた〇〇という教えは、私たちの胸に強く刻み込まれています。

そしてこれからも永遠に私達の心から消えることは無いでしょう。」

弔辞文例では、恩師が日頃口にしていた教えなどを述べていますが、どのような先生であったのか日常のエピソードなどを伝えるような文面でも良いでしょう。

■ お世話になった恩師へは、敬意の気持ちを込めましょう

 

自身の会社の社長へ述べる弔辞文例


「社長が急逝なさり、こうして忽然と幽明の境を異にされてしまったこと、社員一同にとって予想もしていなかっただけに驚きを隠せません

しかし、これからも社長の提唱する〇〇の精神を継承し、わが社のさらなる発展をめざすことを改めてご霊前にお誓い申しあげます。

安らかにお眠りください。」

そして弔辞文例の内容にも入っているように、今後についても触れると良いでしょう。

■ 勤務している会社の社長がお亡くなりになった場合には、経営理念いつも提唱していた教えを述べましょう。

 

同僚へ仕事仲間の立場から述べる弔辞文例


「〇〇君、あなたの訃報は、余りにも突然の出来事で、私達はいまだに事実として受け止めることが出来ません

〇〇年に同期で入社して以来、日々仕事のことや家庭のこと、さまざまなことを語り合いました。信頼できる人柄と、いつも明るい笑顔によりたくさんの人に慕われていました

ご冥福を祈り、これでお別れの言葉といたします。」

弔辞文例では、故人と共に過ごした日々、そして個人の人柄や様子などを述べていますが、会社での故人の活躍業績などを中心に伝える場合もあります。

■ 会社の同僚への弔辞は、故人へ語りかけるような口調で伝えても良いです。

 

上司へ部下の立場から述べる弔辞文例


「慎んで〇〇さんのご霊前に申し上げます。

〇〇さんの仕事に真摯に取り組む姿は、我が部署でも際立っていました。今後も君の意志と情熱を引き継ぎ、われわれも精進する次第です。私たちの職場を今後も見守っていただきたいと願うばかりです。

どうぞやすらかにお眠りください。さようなら。」

弔辞文例内にもあるように、故人を通して今後の部署のあり方などを伝え、弔意を表してください。

■ 部下であった故人へは、仕事に対する取組みなどを哀悼の意を込めて述べてください。

 

取引先の方へ述べる、弔辞文例


「〇〇様のご霊前に、慎んで最後のご挨拶を申し上げます。

このような形で〇〇様とお別れするのが残念で仕方がございません。今後さらなる発展に入ろうとしている大切な時に、ご長逝になりましたことは、私どもとしましても哀惜の念に堪えません

今後につきましても、変わらずご協力をお約束する次第でございます。深く哀悼の意を表し、弔辞とさせていただきます。」

会社の架け橋となった、故人のエピソードなどを伝えてください。弔辞文例にもあるように、今後も協力を惜しまないことを盛り込むと、なお良いです。

■ 取引先の方、または社長が亡くなられた際は、会社同士がいかに協力し合ってきたか、その結びつきを述べます。

 

隣人の方への弔辞文例


「〇〇さん、あなたはあまりにも早く、黄泉路へと旅立たれてしまわれました。隣人として楽しくお話をした日々が昨日のことのように思い出されます。

時に私の悩みなどを聞いてくださり、慰めてくださったこともありましたね。もうあなたに会えないかと思うと寂しさでいっぱいです。

どうか、天国からご家族、そして私達を目守っていてくださいね。さようなら。」

もし隣人の方がお亡くなりになった場合は、隣人という生活の場に最も近い存在だからこそ分かる、故人の人となりを弔辞文例のように組み込んでください。

■ 印象に残っているエピソード言葉を述べても良いです。

 

いかがでしたか。突然の訃報で弔辞を頼まれた時でも、真心を込めながらもしっかりとマナーも守る、そんな弔辞文例をお伝えしました。弔辞は故人との関わりや立場によって内容に変化をつけるということ、本文中のお伝えした弔辞文例より、お分かりいただけたのではないでしょうか。

しかし、弔辞はあくまでも参列者のためではなく、故人へ捧げる哀悼の言葉です。芸能人の弔辞でも分かるように、自身の故人への愛情や感謝を、素直に述べてもその真心は伝わります。例えば相手へ語りかけるような弔辞も見受けられます。

そのため、今回お伝えした弔辞文例に自身の言葉を肉付けし、弔辞を作成することをおすすめします。そして、ご自身と故人の関係ならではの、心のこもった素敵な弔辞で自身の思いを故人へ伝えてください。

 

まとめ

参列者へのマナーもおさえつつ、自身の気持ちを伝える弔辞文例

・仲の良かった友人へは思い出話を添えて
・恩師への弔辞は敬意の気持ちを込めて
・理念や教えを述べる社長への弔辞
・同僚へは故人に語りかけるように
・部下であった方へは哀悼の意を込めて
・取引先の方へは会社の結びつきと今後についてを
・隣人の方へは故人の人となりを組み込む