告別式マナー。意味合いとともに押さえる7つの基礎知識

告別式マナー。意味合いとともに押さえる7つの基礎知識
告別式のマナーは、遺族への挨拶は受付の仕方、服装など多岐に渡るため、すべてを覚えるのは難しいですよね。ただ一方で社会人としては、それらのマナーを出来るだけ完璧に頭に入れておき、スマートに実践したい気持ちは皆あるもの。

ただ告別式は頻繁に参列する機会がある訳でもありません。告別式のマナーをせっかく覚えても、時間の経過とともに記憶があいまいになって、いざ本番となって正反対のことをしてしまうケースも…。

告別式のマナーだけに反することをすると、自分が恥をかくだけでなく、遺族を不快にさせてしまいますし、何より故人にとって失礼に当たるため、気になる方は少なくありません。

そんな時、告別式のマナーはその意味合いも一緒に押さえておけば、忘れたり曖昧になることも半減しますよね。そこで今回は、告別式のマナーについて、その意味合いとともに7つのポイントを解説します。



 

告別式マナー。
意味合いとともに押さえる7つの基礎知識

 

集合時間の目安


告別式のマナーでまず最初に大切なのが、開始時間のどのくらい前に告別式の会場に到着するかということ。これは、告別式に参列する人の人数によって異なります。

【 告別式マナー:到着時間 】

★ 大人数の参列者が予想される場合には、受付が混雑しますから最低でも15分前に受付に到着するようにしなくてはいけません。

・ 告別式は出棺、火葬まで式の後のスケジュールも連なっているものですから、遅刻をして喪主や遺族に迷惑をかけないように交通機関など調べると安心です。

 

香典の渡し方


告別式では、受付で「この度はご愁傷様です」と言い、香典を渡します。この時に告別式のマナーとして大切なのが、香典袋をそのまま鞄やポケットから出さないという事。

【 告別式マナー:香典の渡し方 】

■ 香典は故人のご霊前にお供えする大切なもの。これを裸で持参するのは、大変な失礼に当たります。

・ ですから、香典袋はふくさに包んで持参し、受付で渡すときにもふくさから出して渡す、という行為をするのが、正しい告別式マナーです。

 

受付での記帳


告別式に参列する人の中には、前夜に行われる通夜にも参列したという人も。このような場合には、香典は2回渡す必要はありません。

【 告別式マナー:受付での貴重 】

■ 通夜で香典をお渡しした場合、受付では「前日の通夜にも参列させて頂きました」と言って、記帳だけを行います。

・ 受付は香典を渡すため場所だと思って記帳すらしない人もいますが、これは間違え。

受付は、文字通り参列するための受付をする所であり、遺族に自分が来たということを知らせる意味で記帳をします。そのため、渡す香典がなくても記帳をするのが告別式のマナーなのです。

 

代理参列の記帳


どうしても外せない仕事の予定があったり、病気で告別式に直接行けないという家族の代理で参列するケースもあります。このように本人の代理で参列する場合は、本来行くはずだった人の名前を記帳するのが告別式のマナー。

【 告別式マナー:代理参列 】

■ 故人と面識がある場合には、本来いくはずだった人の名前の下に「代理」とつけて自分の名前を小さく記入してください。

・ 故人とまったく面識がない場合には、自分の名前は書きません

これは、書いた所で遺族も故人も知らない人なのですから、困らせてしまうためです。

 

忌み言葉


告別式のマナーで、遺族と直接会話をする機会がある場合に気を付けなくてはいけないのが言葉遣い。相手を思いやる気持ちで話すというのは大前提ですが、使ってはいけない忌み言葉に注意が必要なのです。

【 告別式マナー:忌み言葉 】

■ 例えば「死ぬ」とか「死亡」などの直接的な表現を使うのはいけません。

・ また、「再び」「度々」などの重ね言葉も不幸を再び呼んでしまうということで使ってはいけないとされています。

これらの言葉が忌み言葉。通夜も含めた葬儀期間中は意識して言葉を発すると、失礼がありません。

 

宗教によって異なる言葉遣い


不幸があった時によく使われる表現が「ご冥福をお祈りします」。これは仏教の考え方で、故人が死後に無事成仏できますように、あの世の中でも良い世界に転生できますようにという意味合いを含んでいます。

【 告別式マナー:宗教 】

■ ですから、仏教以外の宗教でこの言葉を使うのは、失礼になることも。

・ 告別式のマナーとして、式の形式が仏教式なのかどうかを、きちんと確認して言葉を選ぶということが、実はとても重要なのです。

 

一般の参列者の服装


告別式のマナーで、服装は喪服を着用するというのは基本。社会人であれば、喪服は常に持っておくべきです。

【 告別式マナー:服装 】

■ ここで注意すべきなのが、一般の参列者は和装の正式喪服ではなく、ブラックフォーマルと呼ばれるスーツで良いという事。

・ 喪主や遺族の方が洋装なのに一般の参列者が和装の喪服を着てしまうと、相手より正式ということで恥をかかせてしまうためです。

 

いかがでしたでしょうか、告別式のマナーにはそれぞれ、れっきとした意味合いや理由、背景があります。そんな裏にある意味合いと一緒にマナーを覚えることが、マナーを間違えないコツ。

宗教的にこういう考え方だからいけないんだとか、こうすることで遺族に不快な思いをさせてしまうとか、先を見越して自分の言動を考えるというのは、告別式のマナーに限らず重要なこと。

今回解説した告別式のマナーは7つですが、これ以外のマナーについても、背景にある意味合いまで考える習慣をつけることをおすすめします。

告別式のマナーを守ることは、故人や遺族に対して誠実であるという事の表れです。マナーと聞くと、面倒くさそうとか覚えるのが大変そうと思う人が多いですが、相手の気持ちを考えて、自然とマナーに気を遣える大人になりましょう。

まとめ

意味がある!告別式のマナーとは

・告別式の受付は混雑を見越して早めに集合する
・香典はふくさに包んで持参し受付する時に出す
・すでに通夜に参列していたら受付では記帳のみ
・家族の代理で参列した場合は自分の名前は書かない
・遺族に挨拶する際は忌み言葉を使わない
・「ご冥福をお祈りします」は仏教以外の宗教はNG
・一般の参列者は和装ではなくフォーマルスーツでOK