お通夜の香典はいくら包む?気になる7つの立場別相場

お通夜の香典はいくら包む?気になる7つの立場別相場

お通夜の香典はそれぞれの関係性や立場によって、金額相場が変わるため難しいです。特に会社関係者へのお通夜の香典になると、その他の上司や取引先の方々との調整もありますので、高ければ良い、という訳にもいきません。

とは言っても、突然の訃報で駆けつける時に、「お通夜の香典はどうしよう…。」といつまでも迷っていても、遅れてしまい失礼に繋がります。そこで今回は、突然の訃報でも冷静に判断ができるよう、基本的な立場別に分けた、お通夜の香典の金額相場をお伝えします。

あまりに金額が低すぎる、高すぎる、と言うことがない限り、この基準内であれば失礼には当たりません。ただし、お通夜の香典には立場や年齢による金額相場の他にも、地域性と言うものがあります。少し不安な場合には、隣近所、ご両親などに一度確認を取ってみてください。

 

お通夜の香典はいくら包む?
気になる7つの立場別相場

 

両親や兄弟へのお通夜の香典

親兄弟と言ったごく身内のお通夜の香典は、間柄が近いため最も金額が高くなります。親族へのお通夜の香典は、自分自身の年齢も関係してきます。また、兄弟へのお通夜の香典であれば、自分が年上なのか、年下なのかによっても、その相場は変わります。

【 親族へのお通夜の香典 】

■ 両親へのお通夜の香典

・ 自分が20代・30代の場合 … 5万円
・ 自分が40代以降の場合 … 10万円

■ 兄弟姉妹へのお通夜の香典

・ 自分が20代・30代の場合 … 3万円~5万円
・ 自分が40代以降の場合 … 5万円~

弟や妹の場合、年が離れている場合には時には10万円ほど包む場合もあるようですが、基本的にはこちらを基準にお通夜の香典を決めてください。

 

祖父母へのお通夜の香典

祖父母へのお通夜の香典は、成人前であれば自分の両親が一緒に包みます。成人後ならば祖父母であってもお通夜の香典を準備します。

【 祖父母へのお通夜の香典 】

・ 自分が20代の場合 … 1万円~
・ 自分が30代以降の場合 … 3万円~

こちらが目安です。けれども祖父母へのお通夜の香典は、地域性や関係性が大きく影響するようです。同居の場合、遠距離の場合で随分関係性が違います。1万円を基準に、気持ちの分、そして年齢の分だけ増やしていく考え方が一般的です。

 

友人や知人へのお通夜の香典

友人や知人へのお通夜の香典では、全国的な基準はあるものの、地域性も関係してきます。地域によっては葬儀を隣組など町内会で執り行うことがありますが、その時には友人・知人関係のお通夜の香典は、金額が決められていることさえあります。

【 友人や知人へのお通夜の香典 】

・ 3千円~5千円を基準に2人の関係性や気持ちで判断する。

 

同僚へのお通夜の香典

会社の同僚へのお通夜の香典は、一緒にいく同僚や上司と事前に話をして、それぞれが高すぎたり低すぎたりのないように、配慮することも多いです。時には会社でまとめて、出席者連名で、と言うケースもあります。

【 同僚へのお通夜の香典 】

■ 基準の相場は、5千円~

・ 20代、30代 … 3千円~5千円
・ 40代以降 … 5千円~1万円

5千円を基準として、故人との関係性や年齢を鑑みて、お通夜の香典を決めていきます。上司とともに参列する場合には、上司に失礼のないような金額の決め方も必要です。

 

部下へのお通夜の香典

会社の部下へのお通夜の香典は、同僚へのものよりも高めに包む人が多いです。こちらも部下との関係性や自身の年齢で調整します。お通夜、告別式に参列できない場合には、会社の香典のみの場合もあります。

【 部下へのお通夜の香典 】

■ 基準の相場は、1万円~

・ 20代、30代 … 5千円~1万円
・ 40代以降 … 1万円~2万円

ただし、一緒に出向く会社の人々との調整もありますので、前後するケースも多いです。特に部下よりも低い金額は包めないので、それよりも高くなります。また、特に親しい場合にはさらに気持ちを足す人も、なかにはいます。

 

叔父叔母、伯父伯母へのお通夜の香典

伯父伯母、叔父叔母を含めた親族意外の親戚へのお通夜の香典は、基準はありながらも、それぞれの関係性で決めていくことが多いです。

【 叔父叔母、伯父伯母へのお通夜の香典 】

■ 年齢問わず、1万円~2万円

親しい間柄でしたら2万円を包む、と言う判断が多いです。

 

ご近所様へのお通夜の香典

お通夜や告別式への参列自体も含めて、迷うのがご近所へのお通夜の香典です。これは地域性が大きく影響しますので、他のご近所様と相談をして、参列の有無なども決定することをおすすめします。

【 ご近所様へのお通夜の香典 】

■ 基準の相場は、5千円~

・20代の場合 … 3千円~5千円
・30代以降 … 3千円~1万円

ご近所の場合には、お通夜や告別式には伺わず、後日ご霊前に供えることも多いです。

 

いかがでしたでしょうか。それぞれの立場別にお通夜の香典の金額相場を見ていくと、一定の法則も見られて、安心して準備ができます。準備がしっかりできれば、お通夜の席でも動じずに、故人を偲ぶことに集中できます。

このお通夜の香典ですが、金額によって香典袋が変わるのをご存知でしょうか。香典袋は内容に比例して装飾が増えます。小額でしたら印刷のものの場合もあり、高額になると水引や袋本体が大きくなったりします。中身とのバランスを取って、選んでください。

さらにもしも時間がないなどで、お通夜の香典を準備できない場合には、もちろん翌日の告別式に準備をしても大丈夫です。反対にお通夜で香典をお渡ししたのではれば、告別式では渡しません。これは「二重」になってしまうからです。

失礼のないお通夜の香典を準備して、大切な故人を見送ってください。

 

まとめ

急なお通夜でも準備ができる。立場別香典の金額の目安とは

・両親への香典は5万円~10万円、兄弟姉妹であれば3万円~
・祖父母へは年齢や関係性によって、1万円~3万円
・友人や知人へは3千円~5千円を基準に気持ちを込めて
・会社の同僚へは年齢も鑑みながら、3千円~1万円
・部下への香典は、他の部下の香典より高く5千円~2万円
・親族意外の親戚関係へは、関係性によって1万円~2万円
・ご近所への香典は相談をしながら3千円~1万円


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