喪主の挨拶基礎知識。基本的な7つの構成と組み立て方

喪主の挨拶基礎知識。基本的な7つの構成と組み立て方

喪主の挨拶は基本構成と作法があります。喪主の挨拶が決まったら、どんなことを話したらいいのかと不安になるものです。故人を偲ぶための大切な機会で失敗してしまい、せっかくの挨拶が台無しになってしまった…。なんてことになったら、責任重大です。

「そうならないために、どんな喪主の挨拶をすればいいのか?」そう考えるとどんどん高まっていくプレッシャーに、押しつぶされそうになる人もいます。でも実は喪主の挨拶の構成を考えることは、ポイントさえしっかりおさえておけば、そんなに難しいことではないのです。

誰もに「いい喪主の挨拶だったね」と言ってもらえるような、そんな喪主の挨拶を考えたいものです。そこで今回は、失敗の心配がない喪主の挨拶を考えるために必要な、基礎知識を解説します。



 

喪主の挨拶基礎知識。
基本的な7つの構成と組み立て方

 

はじめの言葉にはお礼の気持を込めて


喪主の挨拶の一番最初は、これから話すこと参列者への御礼の言葉を述べるように構成を考えます。

【 喪主の挨拶①:はじめにお礼を 】

■ 遠くから、また予定をやりくりして、故人のために集まってくださった参列者のみなさんに、簡潔に、でも心をしっかりと込めたお礼の言葉を考えます。

この喪主の挨拶の最初の部分の内容をしっかりと考えることで、参列者の方はあなたのその後の喪主の挨拶にグッと惹きつけられることになるはずです。内容をしっかりと吟味して構成を考えて下さい。

 

故人が亡くなるまでの経緯を話す


喪主の挨拶では、2番目に故人の亡くなるまでの経緯を話すことが一般的な流れです。「故人がなぜ亡くなったのか」ということは、参列者は知りたいとみな思っています。

【 喪主の挨拶②:経緯 】

■ どんな病気だったのか、事故だったのか、自宅で亡くなったのか、病院で亡くなったのか。

故人がどんな人生の終りを迎え、旅立っていったのかは、故人にゆかりがあり集まってくださっている参列者の方には、話せる範囲で伝えるように構成を考えることが大切です。

参列者の方の気持ちにも寄り添った喪主の挨拶となります。

 

個人の人柄を参列者にしっかり伝える


喪主の挨拶では、3番目に故人の人柄を話します。

【 喪主の挨拶③:人柄 】

■ 故人の人柄をまったく知らない参列者は少ないのですが、どんな人だったのか、普段どんな生活をしていたのかということを、エピソードを交えて話して下さい。

参列者も自分の知ってる故人や、自分の知らない故人の一面を知り、エピソードを聞くことで、より共感してもらえます。故人の人柄を思い出し、故人のエピソードに共感してもらえるような構成を考えるように、言葉を紡いで行きます。

 

結びの言葉で参列の感謝を皆に伝える


喪主の挨拶の締めくくりにも、参列者への御礼の言葉を再度伝えます。最初の参列してくれたことへのお礼とは少し変えて、故人と今まで付き合っていてくれたことに対し、故人の目線でお礼を伝えるように締めくくるのがポイントです。

【 喪主の挨拶④:再度のお礼 】

■ 故人は、自分の葬儀に友人が沢山参列してくれてどのように感じているか、どう喜んでいるかということを、故人の目線で伝えるような構成にすることが大切です。

もう直接お礼をいうことの出来ない故人に代わって、あなたから参列者に御礼の言葉をしっかり伝える構成にして下さい。

 

落ち着いたトーンでゆっくりと話そう


喪主の挨拶の構成とは違いますが、挨拶をするときには「ゆっくりとわかりやすく話す」ということが大切です。人は緊張するとついつい早口になりがちなのです。

【 喪主の挨拶のポイント①:ゆっくりと 】

■ 喪主の挨拶をするときには、ゆっくりと落ち着いたトーンで話すように心がけて下さい。あなたの気持ちもしっかりと伝わるはずです。

せっかく素晴らしい内容の喪主の挨拶を考えたとしても、それが早口で慌ただしい雰囲気で終えてしまえば、あなたの気持ちは参列者にしっかり伝わったとは言えません

 

不安なら紙に書いたものを読み上げよう


喪主の挨拶は、とても緊張するものです。それでなくても葬儀の間には、考えるべきこと、判断するべきことが沢山あって、故人とのお別れもゆっくり出来ないと思う人も多いものです。

その上、喪主の挨拶の構成を考え、暗記して・・・となるともはや負担以外の何ものでもありません。

【 喪主の挨拶のポイント②:読み上げる 】

■ そんな思いをするくらいなら、最初から紙にきちんと清書して、それを読み上げる喪主の挨拶を考えるようにした方が賢明です。

紙を見ながら読み上げても、あなたの気持ちは参列者に伝わるはずです。

 

葬儀社に渡される例文は引用は不要


喪主の挨拶を考える時に、葬儀社などから渡される喪主の挨拶は引用しないようにして下さい。もちろん参考にするのは大切なことですが、それを読み上げることにすることは避けたいものです。

【 喪主の挨拶のポイント③:自分の言葉で 】

■ 自分が考えた言葉やエピソードが入っていない喪主の挨拶では、参列者に心が伝わりません

いくら上手な文章であっても、「作られた文章」だということも、相手に伝わってしまいます。たとえ、多少つたない文章であっても、自分の言葉で喪主の挨拶を考えるのが、大切なことなのです。

 

いかがでしたでしょうか。喪主の挨拶の構成で大切なことは、自分自身が考えた言葉で伝えることです。喪主の挨拶をきちんとやりたい、その気持ちは十分理解できます。でも大切なことは、喪主の挨拶を滞り無く読むことでも、紙を読み上げず暗記して読むことでもありません。

喪主のあなたが、自分の考えた言葉を自分の声で、しっかりと気持ちを込めて読み上げることなのです。そうすれば、あなたの気持ちはきっと参列者のみなさんに伝わります

気持ちを込めて話せば、小さな失敗や読み間違えでさえ、あなたの気持ちを伝えてくれるツールになってくれるはずです。まずは喪主の挨拶の基本的な構成を理解して、「あなたの言葉」で故人のエピソードを入れた、ステキな喪主の挨拶を作り上げて下さい。

 

まとめ

喪主の挨拶、基本的な構成とポイントとは

・参列者にお礼の気持をしっかり伝える
・亡くなった理由は出来るだけ話して
・故人を知らない人に知ってもらおう
・故人に変わってみんなにお礼を伝える
・早口ではせっかくの内容も伝わらない
・間違えて慌てるくらいなら読み上げよう
・自分の言葉だからこそ伝わる感謝の気持ち