葬儀の流れと準備。もしもの時に備えたい7つの基礎知識

葬儀の流れと準備。もしもの時に備えたい7つの基礎知識
葬儀の流れは、実際に自分が喪主や親族の立場を経験しないと、知る機会がありませんよね。ところが、「葬儀なんて、自分には縁遠い話だ!」と思っていても、必要になってしまう時は急に訪れます

長男や長女の場合には、両親の葬儀では自分が喪主になることが多いですし、結婚していれば、家族の葬儀は自分が執り行わなければいけません。

両親や家族の死はおめでたいことではありませんから、普段想像することもないでしょうが、いざ自分が葬儀を執り行う側になれば、葬儀の流れは知っておきたいもの。

葬儀は、故人が臨終を迎えた瞬間から始まってしまいます。葬儀の流れを知らないままでは、十分に故人を供養することができない事を考えると、日頃から社会人の常識として、理解しておけば安心ですよね。

そこで今回は、もしもの時に備えておきたい、葬儀の流れの基礎知識を、時系列に7つのポイントでお伝えします。



 

葬儀の流れと準備。
もしもの時に備えたい7つの基礎知識

 

末期の水


葬儀と言うと、通夜と告別式が葬儀だと思っている人が多いですが、葬儀は故人が亡くなった時から始まっています。

【 葬儀の流れ、臨終後 】

■ 人が臨終を迎えるのは、病院か自宅の場合が多いですが、医師が臨終だと宣告をしたらまず、末期の儀式というものを行います。

・ 末期の水の儀式とは、茶碗に水を入れ、箸で持ったガーゼをその水に浸して、故人の口を潤すというもの。

最後を看取った親族などが血縁関係が濃い順に行い、故人に別れを告げる意味あいを持っています。

 

葬儀社への連絡


【 葬儀の流れ、葬儀社へ連絡 】

■ 病院で末期の水の儀式を終えたら、いよいよ葬儀社に連絡をし、医師から死亡診断書を受け取るという作業を行います。

病院から遺体を安置先に移動させるには死亡診断書が必要なので、この作業は葬儀の流れの中で欠かせません。

また、遺体の搬送は葬儀社に依頼した方が安全に行ってくれますから、無理をして自家用車なので運ばないことをおすすめします。

 

枕飾りと寺への連絡


遺体の搬送先に決まりはありません。しかし、故人が住み慣れた自宅に搬送するのが一般的。搬送先に遺体を運んだら行うのが枕盛りです。

【 葬儀の流れ、枕飾り 】

■ 「枕飾り」とは、故人の枕元に祭壇を設置すること。

・ 死装束や、一本のお箸を差した一善のご飯などを、白い布をかけた祭壇に用意するというものですが、これは葬儀社が行ってくれます。

枕飾りを用意している間に、親族はお寺の僧侶に連絡をします。葬儀の流れでは、限られた時間で必要なことをしなければいけないので、意外とせわしないのです。僧侶には、納棺の儀式をして頂く必要があるため、早めに連絡を入れます。

 

通夜の準備


納棺まで済んだら、葬儀の流れとしてはひと段落。通夜を行うまでの間は自宅で遺体を安置し、葬儀場に運ぶときになったら、遺族も一緒に向かいます。通夜の準備は、基本的には葬儀社の担当者の指示に従って動けば問題ありません。

【 葬儀の流れ、通夜の準備 】

■ 喪主は供花の置き場所配席のチェック香典返しのチェックなど担当者が準備していることを確認すれば大丈夫です。

喪主以外の親族は控室で待機。通夜の間は親族は離席できませんから、この時間を利用して食事をとっておくことをおすすめします。

 

棺守りで夜を越す


通夜が終わったら、翌日の告別式まで休めると思う人が多いですが、葬儀の流れにおいて、通夜と告別式の間は親族はあまり休めません。なぜなら、棺守りという役割を担わなければいけないからです。

【 葬儀の流れ、棺守り 】

■ 棺守りとは、通夜を終えた後、翌日にある告別式までの間、交代で故人のそばに付き添う事を言います。

これは夜通し線香を絶やさないようにするためで、親族は葬儀場に宿泊が一般的。ただ、葬儀社によっては宿泊ができない場合もあるので、確認が必要です。

 

告別式を執り行う


通夜から一夜明けたら、葬儀の流れではよく知られている、告別式。告別式で親族がしなければいけないのは、喪主の場合は参列者への挨拶です。

【 葬儀の流れ、告別式 】

■ 通夜では参列者に対して、特に挨拶することはありませんが、告別式では、出棺の前に喪主から参列者に挨拶をしなくてはいけません。

・ そのため、前夜の挨拶文は棺守りをしている間に作成しておく必要があります。

 

火葬と遺骨法要


告別式が終われば、葬儀の流れでは、火葬という最後の段階に入ります。

【 葬儀の流れ、火葬 】

■ 宗教によりますが、日本で最も多い仏教式の葬儀では、遺体は火葬して墓地に埋葬と言う流れ。

・ 火葬には1時間以上時間がかかることもありますから、火葬場には近親者のみがいくことが多いです。

火葬が終わったら、お骨を箸を使って皆で受け渡す骨上げという儀式を行い、骨壺に収められた遺骨を自宅に持ち帰り、僧侶に遺骨法要をしてもらって葬儀は終了です。

 

いかがでしたでしょうか、葬儀の流れは、故人の臨終からたいていの場合は賞味3日前後の期間のものですが、たくさんの工程があります。

参列者の立場では、通夜と告別式に参列するだけですが、喪主や親族の立場になってみると、自分たちが対応しなくてはいけない儀式や作業も、たくさんあることに驚かれたのではないでしょうか。

そのため、いつ自分が当事者になってもいいように、葬儀の流れはだいたい把握しておくことが、実は大切。特に葬儀社への連絡や寺への連絡は、喪主になったら自分がしないと事が先に進まないので、忘れずに行う項目なのです。

葬儀の流れは今回解説した内容を見ると、すべて覚えておくのは大変そうですが、実際には葬儀社が指示をしてくれます。細かい部分まで覚えておく必要はないので、ポイントだけ抑えて突然の事態にも、冷静に対応できるようにしてください。

まとめ

基本を押さえた葬儀の流れの順番とは

・病院で臨終を迎えたら末期の水の儀式をする
・葬儀社への連絡と死亡診断書の受け取り
・自宅に着いたら枕飾りをして納棺に備える
・葬儀社担当者の指示に従って通夜の準備をする
・通夜が終わったら親族交代で棺守りをする
・告別式では喪主は参列者に挨拶をし出棺
・火葬が終わったら骨上げをして遺骨法要をする