訃報の文例、迅速かつ正確に伝える7種の書き方

人間は、生き物である以上、どうしても遅かれ早かれ亡くなってしまいます。それは避けては通れないものです。悲しい気持ちは痛いほどにわかります。故人との思い出が頭の中を駆け巡り、もう会うことができないという寂しさに打ちひしがれてしまうでしょう。しかし、そのような想いは故人も同様にしてお持ちになっています。

故人も、寂しさを抱えて亡くなっているのです。故人を偲ぶ気持ちで、訃報を迅速かつ正確に届けるようにしてください。それがせめてもの故人に対する弔いになるのです。生前に関わった多くの方々に正しく訃報を届け、お葬式に参列して頂きましょう。

それによって、故人の寂しい気持ちが和らぐと信じることが、ご遺族や近親者にとってやるべきことなのではないでしょうか。ここでは、訃報の文例をご紹介します。

 

訃報の文例、迅速かつ正確に伝える
7種の書き方

 

誰が亡くなったのかを明確にしよう

まずは誰が亡くなったのかを明確にしてください。社内に対する訃報であれば、誰とどのような間柄の方が亡くなったのかを明記します。文例としては、○○○○氏、殿の尊父、尊母、令室、主人、令女、令息、令兄、令弟、令姉、令妹様という形で誰にでも一目でわかるように明記してください。

 

いつ亡くなったのかを明確にしよう

続いて、亡くなった時間を明確に表記します。何月何日の何時に亡くなったのか、合わせて亡くなった理由を明記するようにすると親切な訃報を作成できます。文例としては、病気でお亡くなりになった場合にはご病気(病名)、事故の場合は交通事故、不慮の事故のため永眠と明記します。享年○○歳と明記すればさらに親切な訃報の文例となります。

 

葬式を行う日程を明確にしよう

ここからは葬儀に関わる内容になります。まずは葬儀の日程を明記しましょう。葬儀の日程がわからなければ、訃報を届けられた方が混乱してしまいます。そうならないために、葬儀の日にちに加えて詳細な時間をしっかりと明記するようにしてくださいね。文例としては、西暦ではなく、平成〇〇年と書き、午前や午後と記してあげるようにしましょう。

 

葬式を行う場所を明確にしよう

葬式を行う場所を明示してください。通夜を告別式の場所が異なる場合には、それぞれ別々に記入するようにしましょう。訃報の文例としては、場所の名前だけではなく、詳細な住所を明記してあげなければ撹乱させてしまう怖れがあるので、できるだけ詳しく書いてあげるようにしてくださいね。通夜と告別式が同じ場所で行われる場合は、その旨を記入してくださいね。

 

喪主を明確にしよう

喪主が誰なのかを訃報に記すということはご存知ない方が多いのではないのでしょうか。訃報の文例として、喪主が誰なのかを明記することは大事です。喪主を立てることにもなりますので、確実に明記するようにしてください。具体的な表記の仕方は、〇〇〇〇様でかまいません。実践してみてくださいね。

 

葬儀の形式を明確にしよう

葬儀には様々な形式があるます。例えば、仏教や神道、キリスト教等はそれぞれの形式で葬儀を行っています。宗教というものは、ある意味では葬式の行い方を形式的に決めるという役割を担っています。それぞれ固有のマナーがあるので、事前に調べておくようにしましょう。葬式のマナーを守らないと大変失礼に当たるので、訃報の文例をチェックしてくださいね。

 

句読点は使わないようにしよう

訃報の文例として、句読点を使用しないことがひとつ礼儀となっています。点や丸を使用せず、スペースを上手に活用して見やすい文面を作り上げてください。
普通の感覚で文章を作成してしまうと、無意識的に句読点を用いてしまう時がありますが、訃報を書くときの文例としては、意識的に句読点を使わないようにしてください。ただ、数字を使用することは可能です。わかりやすくするための文例としては、1.日時、2.場所のように書くようにするといいですね。

 

いかがでしたでしょうか。

お葬式は、故人との最後のお別れをするための場です。生前に親交のあった方々に訃報を文例を用いてしっかりとお届けし、葬儀に参列していただきましょう。そのためには、ここでご紹介したような文例を用いて、恥ずかしくない訃報を作成できるようにならなければなりません。葬儀には、参列する方々にそれぞれの想いがあります。

それらの方々の気持ちを損なうことのないように、正しい文例を使用するように配慮してあげてくださいね。形式的な場においては、普段以上に文例の形式的なマナーが求められます。

マナーに準ずる文面を意識していれば問題が生じることはないので、ここで得た知識を活用してくださいね。ご香典に関しては、ご遺族の意思を反映し、訃報の最後に明記してあげるようにするとさらに親切な文面に仕上がるので、実践してください。大事なことは、必要な情報をわかりやすく形式的に明記する文例を用いることなので、それを忘れなければ大丈夫ですよ。

 

まとめ

訃報の文例、迅速かつ正確に伝える方法

・誰が亡くなったのかを明確にしよう
・いつ亡くなったのかを明確にしよう
・葬式を行う日程を明確にしよう
・葬式を行う場所を明確にしよう
・喪主を明確にしよう
・葬儀の形式を明確にしよう
・句読点は使わないようにしよう


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