出産祝い金額は、贈る相手との関係性などにより変わるため、迷いやすいものです。赤ちゃんが産まれた時のお知らせは、非常におめでたいできごとの1つ。特に兄弟姉妹や、仲のいい友人だったら「すぐにでも会ってみたい!」と思う事は当然!
そこでもちろん、初めて赤ちゃんに会う時は、出産祝いやプレゼントを持参したいものです。でも出産祝いの金額相場を知らずに戸惑う人々が多いのも事実です。
「いくら包んだらいいんだろう…。」「どんなものを、プレゼントとして持参したらいいのだろう…。」などなど迷いどころはたくさんあります。特にお祝い金の場合には、出産祝いの金額相場を考えてみると意外と迷ってしまいます。
相手とのお付き合いの深さによって変わる、出産祝いの金額相場。そこで今回は出産祝いの金額を決めるのに役立つ、立場別の基本的な相場をお伝えします。
出産祝い金額に迷ったら☆
関係性で変わる7つの相場
兄弟姉妹に赤ちゃんが産まれた時
兄弟姉妹に赤ちゃんが産まれた時に、できるだけのお祝いをしてあげたいと思っている人が多いのではないでしょうか。赤ちゃんは、自分にとっては甥っ子や姪っ子となります。
【 出産祝い金額の相場:兄弟姉妹 】
・独身で20代の出産祝いの金額相場は3千円~5千円が目安
・独身で30代の出産祝いの金額相場は1万円~3万円が目安
・既に結婚して夫婦となっている立場の出産祝いの金額相場は1万円~3万円が目安
自分が既婚者の場合は、夫婦揃ってのお祝いということで、3万円を包むことも多いです。ただし、お互いに子どもが産まれる兄弟姉妹間で、いくらにするかを事前に話しているケースも多いので、相談しても問題ありません。
親戚やいとこに赤ちゃんが産まれた時
親戚やいとこに赤ちゃんが産まれた場合は、日頃のお付き合いによって変わってきます。
【 出産祝い金額相場:親戚やいとこ 】
★ 日頃のお付き合いがあれば金額相場は3千円~1万円が目安
日頃のお付き合いがない場合のお祝いは、特に渡さなくても大丈夫と言うことも。もし赤ちゃんが産まれたことの情報が耳に入ったとしたら、少しでも出産祝い金やプレゼント品をお渡しする方が親戚関係としては円満ではあります。
自分の子供(息子・娘)に赤ちゃんが産まれた時
自分の子供(息子や娘)に赤ちゃんが産まれた時の出産祝い金額相場は、地域やその土地の風習によっていろいろあります。ここでは、全国的な平均としての、出産祝い金額相場をお伝えします。
【 出産祝い金額相場:自分の子供 】
★ 金額相場は5万円~10万円が目安
または息子や娘の夫婦と相談をして、今後必要なベビーカー、ベビーベッドやタンスなどをお祝いとしてプレゼントをする親も多く見受けられます。
親しい友人に赤ちゃんが産まれた時
親しい友人に赤ちゃんが産まれたらとても嬉しいものです。ただ、嬉しい気持ちのままに高額の金額を包んでしまうのも、ちょっと考えもの…。あまりにも出産祝いの金額相場とかけ離れているものを渡してしまうと、相手も恐縮してしまうからです。
【 出産祝い金額相場:親しい友人 】
★ どんなに親しい友人であっても金額相場は5千円が目安
・ 後は友人との関係度合い、普段の金銭やプレゼントのやりとりから考えて金額を決めるようにします。
実際に、親密な関係の友人になればなるほど、出産祝い金を多く包む傾向があります。しかし、お祝いしたい気持ちが強くても、適切な金額はあります。
友人のことが、大切な人だからと高額な出産祝い金を包むと、貰った方が困ります。やはり仲が良くても、友人からの出産祝い金は、1万円を上限にしておくのが賢明です。
★ どうしても、物足りなさを感じる時は、さらに何かプレゼントを一緒にして贈るときっと喜ばれます。
グループ仲間に赤ちゃんが産まれた時
お互いに出産時期を迎える世代のグループは、お礼などに迷うことがないように気持ちばかりのささやかなお祝いが妥当ではないでしょうか。
【 出産祝い金額相場:グループの仲間 】
★ 金額相場は1千円~3千円が目安
・ 小さな金額なので、数人で集めたり、またプレゼントを贈る方法もお薦めです。
できればお祝い金を包むより、育児グッズなどの贈り物が喜ばれたりします。
会社の同僚や部下に、赤ちゃんが産まれた時
同じ職場の同僚、部下や後輩など、会社関係で「赤ちゃんが産まれた」と言う報告を受けることも多いです。このような時は、どのようにお祝いをすれば良いでしょうか?
【 出産祝い金額相場:会社の同僚や部下 】
・職場の同僚に赤ちゃんが産まれた時の金額相場3千円~5千円が目安
・職場の部下や後輩に赤ちゃんが産まれた時の金額相場も3千円~5千円が目安
高額な金額にすると、いざ自分の時に同じ額を渡す必要があるため、それぞれお互いが負担になります。
★ 個人でのお祝い金とは別に、少しずつお金を出し合ってベビー用品などを出産祝いとしてプレゼントするのもおすすめです。
社内に同僚・部下や後輩の人数が多い方は出産祝いだけでなく、結婚祝いなどの冠婚葬祭で、様ざまな出費が予想されます。あらかじめ金額を決めておくルールが安心するかもしれません。
会社の上司に、赤ちゃんが産まれた時
同じ会社関係でも、職場の上司に赤ちゃんが産まれた時には、少し出産祝い金額相場も変わっています。
【 出産祝い金額相場:会社の上司 】
★ 職場の上司に赤ちゃんが産まれた時の金額相場は5千円が目安
・ 出産祝い金を渡したい上司との、普段からの関係性によって、出産祝い金額も変わってくる傾向にあります。
普段からよく飲みに連れて行ってくれたり、的確な仕事のアドバイスを日頃からしてくれたり、家族ぐるみでお付き合いをしたり…。いつも非常に可愛がってくれる上司であれば、日頃の感謝の気持ちも込めて1万円を用意してもいいかもしれません。
以上、7つの立場に分けてお伝えをしましたが、いかがでしたでしょうか。出産祝いの金額相場は、相手との付き合いの深さで変わってきます。お付き合いが深く長かったりするほど、出産祝いの金額も高くなる傾向にあるのです。
ただし、気持ちだけで決めてしまうと、高額な出産祝い金を渡してしまっては、今後のお付き合いがぎくしゃくしてしまうこともあります。出産祝いの金額相場はあるようでない点が、最も迷う理由です。
今までのお付き合いや、相手が自分に贈ってくれたお祝い金を目安に、お互いに負担のない金額にしなければなりません。
また出産祝いは、生後7日目の「お七夜」が過ぎてから生後1か月以内に相手に届けるのがマナーです。また、出産して間もなくは母子ともに体力を消耗していますから、余計な気遣いをさせて負担をかけないように面会は慎むのも、心遣いと言えます。
まとめ
出産祝いの金額。お互いの関係によって変わる7つの相場
・兄弟姉妹の赤ちゃんへは自分の年齢と、独身か既婚かで判断する
・親戚やいとこの赤ちゃんには、3千円~1万円が目安
・自分の子供(息子・娘)の赤ちゃんへは、5万円~10万円
・親しい友人に赤ちゃんが産まれた時は、5千円が相場
・グループ仲間に赤ちゃんが産まれた時は、1千円~3千円
・同じ職場の同僚・部下や後輩の赤ちゃんなら、3千円~5千円
・同じ職場の上司への相場は、5千円。関係が深ければ1万円でも