長寿祝いの基礎知識。米寿の祝い方からプレゼントまで

長寿祝いの基礎知識。米寿の祝い方からプレゼントまで
米寿という人生の節目のお祝いはプレゼントを用意して家族で大いに盛り上げてあげたいものですよね。子ども時代はお誕生会をして成長を喜びあったものですが、年を重ねるとそのお祝いの意味も少し変化します。

おじいちゃん・おばあちゃんのお陰で家族が広がり、縁も結ぶことが出来たのです。家族の歴史をあたたかく感じるのもおじいちゃん・おばあちゃんのお陰です。これからの毎日を安心して過ごしていただけるよう、米寿のお祝いにプレゼントを添えて感謝の気持ちを表すととっても喜んでもらえますね。健康で穏やかに長生きしていただきたいものです。

そこで今回は長寿祝いの基礎知識と、特に大事にされている「米寿」の祝い方からプレゼントまでをお伝えします。

 

長寿祝いの基礎知識。
米寿の祝い方からプレゼントまで

 

米寿にプレゼントを渡す意味

米寿のお誕生日にプレゼントを添えてお祝いするとご本人もとっても喜ばれますすよね。米寿以外にも長寿を祝う節目の年齢があり、還暦、古稀、喜寿、傘寿、米寿などの名称があります

還暦(かんれき)は満60歳の誕生日で、生れた時の干支に戻ることからそう呼ばれています。

古希(こき)は数え年71才のお祝いです。唐の詩人・杜甫の「人生七十古来稀なり」に由来があります。

喜寿(きじゅ)は77歳のお祝いで、傘寿(さんじゅ)は80歳米寿(べいじゅ)は88歳のお祝いです。「米」をくずすと八十八になりますね。

99歳のお祝いは白寿(はくじゅ)と呼ばれ

100歳になると、一世紀を表す「紀」から紀寿(きじゅ)と呼ばれます。

60歳の還暦は今の時代、長寿というよりまだ現役の方も多く、盛大なお祝いは嫌がる方もいるかもしれません。本格的なお祝いは古希や喜寿あたりからした方がよいですね。

特に米寿のお祝いはさらなる長生きを願ってのお祝いですのでプレゼントも用意し盛大な席にすることが多いです。

 

米寿にプレゼントを渡し盛大にお祝いする意味

長寿を祝う節目で一番盛大に行われるお祝いは米寿で、プレゼントも喜ばれるものを用意したいものですよね。

さて、この米寿は漢字の「米」をくずすと八十八になります。この「八」というのは末広がりと言って、古くから大変縁起の良い数字とされてきました。この縁起の良さに重ねて米寿が特に盛大なお祝いをされるようになったのです。

また「米」にちなんで稲穂の金色・黄色・金茶色の物をプレゼントとして贈ることも多いです。お米は日本人の生活にとって欠かせない食べ物です。そのため、米という字に表せる88の歳は非常にめでたいとされています。

一昔前は家族・親戚・知り合いにも集まってもらう地域もありましたが、現代は家族や親しい親戚のみで行われることが多くなっています。

 

米寿のプレゼントで喜ばれるものは

皆が集まり、米寿をお祝いする席でプレゼントは何にしようと迷いますよね。ご本人は人が集まってくれるだけで嬉しいと思いますので心の満足は大切にしたいものです。しかし、せっかくの88才の節目のお祝いです。米寿ならではのプレゼントを用意すると、さらに笑顔になられることでしょう。

ご本人の趣味や好きなものもよいでしょう。絵を描くのがお好きなら絵筆など、また読書がお好きならブックカバーなど。最近人気なのは名前入りのお箸です。毎日使うものなので喜んでいただけることでしょう。身体が不自由な場合は健康に配慮したプレゼントも良いでしょう。

他にお花や服など、米寿のプレゼントにふさわしいように基調色にちなんで金色・黄色などを贈るとよいですね。

 

米寿のプレゼントで控えた方がよいものは

米寿祝いのプレゼントで控えた方がよいものもあります。例えば黒色や紫・白色は不祝儀を連想させます。色には十分気をつけることが大切です。米寿のお祝いの席では明るく華やかな色がよいでしょう。

お花は部屋を明るくしてくれますので米寿のプレゼントでは大変喜ばれます。またお茶がお好きだからと銘茶を用意されても、お年寄りにはお茶というのは弔事や香典返しなどに使われることから、不祝儀の印象が強いようです。櫛も控えましょう。「櫛」が苦・死を連想させます。また寝具や寝間着などは「寝付く」につながります。ハンカチは別れの品というイメージがあります。

お年寄は不祝儀を連想させるものにとても敏感です。米寿のプレゼントは選ぶのに気を使いますが、米寿のお祝いにふさわしいものを用意しましょう。

 

米寿のプレゼントはには感謝の言葉を添えて

米寿のお祝いはプレゼントを用意し、お食事会や旅行をするのが一般的ですね。旅行を計画される場合は、高齢ということを念頭において身体に負担のないスケジュールをお勧めします。

お食事会はご自宅でする場合とホテルや飲食店でする場合があります。自宅での食事会は時間を気にする事なくゆったり過ごせ、好きな献立を並べることが出来ます。かたや料理の用意や部屋の掃除などの準備で時間を取られてしまいます。

お店での食事会は日常とは違った刺激もあり、特別な料理をリクエストすることも出来ます。気兼ねなく過ごせるよう個室を予約しておくといよいですね。お店には事前に米寿の祝いであることを伝え、本人の苦手なメニューは予め外しもらうようお願いしましょう。お食事と歓談を楽しみ、宴もたけなわの時に、米寿のプレゼントには心のこもった感謝の言葉を添えて渡すとよいでしょう。

 

さて、今回は長寿祝いの基礎知識・米寿の祝い方からプレゼントまでをお伝えしました。

米寿のプレゼントは家族が集まりあたたかい雰囲気の中で渡したいものですよね。米寿だけでなく、長寿のお祝いはその節目で呼び方やお祝いの仕方も違います。今回は米寿のお祝いについてお伝えしました。

米寿を迎えた方はまだまだ達者で中には現役の方もいらっしゃいます。反対に身体が不自由で歩くこともままならない方もいらっしゃることでしょう。心身に負担のない計画を立て、お祝いする方の状況に合わせて米寿のプレゼントの準備やお祝いの席を用意するとよいですよね。

まずは子ども一同・孫一同など家族全員揃ってお顔を見せることが最大の米寿のプレゼントになります。忙しい現代ですので参加が難しい場合は祝電やメッセージを贈るとよいでしょう。心を寄せていることを伝え、長生きして良かった、皆の顔を見れて良かったと思っていただけるよう、心をこめてお祝いしましょう。

まとめ

米寿の祝い方と喜んでもらうプレゼントとは

・米寿のお祝いはさらなる長生きを願ってのお祝い
・「八」の縁起の良さに重ねて米寿が特に盛大なお祝いをされるようになった
・米寿のプレゼントは稲穂の金色・黄色・金茶色
・不祝儀を連想させるプレゼントはNG
・米寿のお祝いの席は自宅かお店で。


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