出産祝いは、おめでたい時だけに縁起の悪いことはしてはいけないだろうとか、さてお祝いの金額はと悩みも多いものですよね。でも基本は相手に喜んでもらえるにはどうしたらいいだろうか、というのを念頭に考えていきましょう。
そこで今回は出産祝いのご祝儀袋について、7つのポイントをお伝えします。ではご覧ください。
出産祝いの祝儀袋はいくら包む?
ほか出産祝いでの7つのポイント
1.身内や親戚の出産祝い
身内の場合、出産祝いはなにがいいのかを聞くことが出来る間がらと思いますので、まず聞くことをお勧めします。金額の相場は1万円ぐらいが相場ですが、20代で働き始めたばかりだというならば、5000円でもいいでしょう。要は、お祝いをしたいという気持ちがこもっていればよいと思います。
兄弟に赤ちゃんができた場合は、少し張り込んで1万円から3万円ぐらいの予算で、本人に何がいいか何が足りないのかを聞いて、ほしいものを贈ってあげるようにします。自分の子供に赤ちゃんができた場合、おじいさん、おばあさんになるわけです。
かわいい孫へのお祝いは、3万円くらいからの予算の高価なものが多いようです。例えば、ベビーベッドや、ベビーカーなどですが、これも、何がほしいか聞いてから選ぶようにするのがよいでしょう。
2.職場の仲間の出産祝い
職場での人間関係をスムーズにするためにも、やはり、出産祝いをした方が良いと思います。自分との、関係で金額なども変わります。同期入社の気の置けない同僚ならば、何がほしいのか聞いてからあげることもできますし、何人かが組んで高価なものも送ることもできます。
相場は、5000円くらいでいいかと思います。上司が、部下に送る場合は、1万円くらいが良いでしょう。
3.友人の出産祝い
友人の場合も、5000円ぐらいが相場ですが、この場合も、グループで組んで高価なものを贈ることも可能です。何がほしいのかも聞いてあげましょう。
4.祝儀袋について
現金や商品券を、贈り物にすると、他の人からの贈り物と重複せず喜ばれます。
祝儀袋は、紅白の水引の祝儀袋にします、表にに書くのは、ご出産祝い、御誕生祝い、御祝などが良いでしょう。最近は水引もいろいろ凝ったものがあり、つるになっていたりするのもあるようです。縁起の良いものにするようにします。
お金は、新札にします。金額も、組んでするような場合でも縁起の悪い、4や9にならないようにします。
5.いつ贈るべきか
新しく赤ちゃんを迎えて、特にお母さんは、疲れていますので、すぐにでも駆けつけてという気持ちもありますが、身内の人以外ならば、退院して少し落ち着いた頃に、電話で連絡を取って都合を聞きます。
近い友人であったとしても、アポイントをとってから、病院に行かれる方がいいかと思います。面会時間や、本人の体調などもありますので、いきなり行くようなことはしないようにします。
自宅にお祝いを持っていく場合も、玄関先でお祝いを渡し、どうぞおあがりくださいと言われない場合は、その場で失礼してもよいとおもいます。
生まれたての赤ちゃんは、世話も大変ですし、母体も回復に時間がかかるものですので、上がらせていただいた場合も、長居はしないようにします。
また、小さい子連れや、風邪ひきの場合などは、直接渡さずに郵送などでもよいでしょう。生まれて一か月以内に送るようにしましょう。
6.お返しについて
出産祝いをいただいた人は、赤ちゃんの生後1か月後ぐらいにお返しをするのがマナーです。頂いた金額の、半分か、三分の一程度の品物に、内祝と、表書をした熨斗紙をかけて下には、生まれた赤ちゃんの名前を書きます。その時に、お祝いのお礼の手紙を添えるようにします。
良く選ばれる品物は、タオルや、石鹸など実用的で、たくさんあっても困らないものにします。
最近は、赤ちゃんの名前と写真の入ったラベルの日本酒のようなものや、いろいろ趣向を凝らしたものもあり付き合いの程度では、この様なものもいいかもしれません。金額にこだわらずに、全員に同じものを渡しても構いません。
7.その他に、気を付けること。
出産祝いは、赤ちゃんの生まれる前には身内であれど、贈らないようにします。出産は今でも、死産のばあいもあるからです。
お祝いを、一か月以内に送りそびれた場合は、出産祝いという形ではなく、1歳の誕生日、初節句ににすればよいでしょう。その時には、遅ればせながら、出産のお祝いもかねております、というメッセージを添えればよいでしょう。
生まれてすぐにいただくものは、重複したりしている場合もありますので、かえって喜ばれない場合もあります。特に初めての赤ちゃんなど、本人も何が必要なのかわからない場合もありますので、そういう時は現金でよいでしょう。
双子の場合、一人よりも、心持多めにするようです。2人目3人目の場合は、上の子供のお古もあるでしょうから、必要なものも違ってきますので出来れば、品物ならば何が必要か聞いてあげるのが良いと思います。
いかがでしょう、赤ちゃんを迎え、いろいろと物入りな時に頂くお祝いは喜ばれるものです。こういう出産祝いなどの時に、きちんとしたお祝いの出来る人は、社会人としての格や評判も上がります。また、頂いた方も、お返しという形できちんとお礼の気持ちをあらわすようにします。
贈るタイミング、贈る金額、祝儀袋の選び方など注意する点がいろいろありますが、まずは、お祝いする気持ちが、大切です。縁起の悪いものはさけ、喜ばれるお祝いを、贈るようにしましょう。