お布施の袋の書き方、知らないと恥をかく7つの一般常識

お布施の袋の書き方、知らないと恥をかく7つの一般常識
お布施は、葬儀の時などに僧侶に渡すお礼のことを言いますが、お布施を渡す時にも気をつけておきたいマナーがあるのをご存知ですか?お布施自体も金額や考え方については、決まり事がなく悩んでしまうことも多いですが、マナーもきちんと理解しておかないと、せっかく葬儀等のお礼をお渡しするのに僧侶に失礼になってしまうことも。

大切な故人を弔う弔事で、そんなことになっては後悔してもしきれませんよね。では、失礼がないようにお布施を僧侶に渡すにはいったいどんなことに気をつければいいのでしょうか。

そのポイントは、弔事であっても、僧侶へのお礼だということです。弔事のマナーはそのままお布施を渡す際のマナーではないのです。

そこで今日は、弔事のマナーとは切り分けて、しっかりお布施を渡す際のマナーとして理解したい、お布施の書き方をお伝えします。ではご覧ください。

 

お布施の袋の書き方、知らないと恥をかく7つの一般常識

 

お布施は薄墨では書かない

お布施は弔事の時に渡すものですが、僧侶へのお礼という意味で渡すものです。

ですので、弔事の際には不祝儀袋には薄墨で名前を書くのがマナーですが、お布施の時は違います。黒い墨の筆で書くようにしましょう。

慶事の時のように特別大きく力強く書く必要はありませんが、読みやすい時で、丁寧に書くようにしましょう。お礼の気持を表すものですから、汚い字や気持ちのこもっていない字ではNGです。字を書くのが苦手でも、丁寧に書けば大丈夫です。

 

お布施を渡すのは白い封筒

お布施は弔事の時に渡すものなので、ついつい渡す際の袋も弔事用の熨斗袋を選んでしまいがち。でも、お布施は僧侶に渡すお礼なので可能であれば真っ白な封筒に入れて渡すようにしましょう。

昔は、お布施を渡す際には、細かなマナーを守って渡しましたが、今では渡す方もあまり気にしなかったり、受け取る僧侶の方も気にしないケースもあります。

でも本来は・・・というマナーをしっかり理解しておけば安心です。関西では白黄の熨斗袋、関東では白黒のものを使うこともあるようです。

 

封筒は必ず一重のもので

僧侶に渡す、葬儀のお礼であるお布施の袋は、白い袋を使って渡しますが、二重になっていない一重のものを選びましょう。二重であると、同じことが二度起こるという意味で良くないものとされています。

これ一度限りという気持ちを込めて、白い一重の封筒で渡すのがマナーになっています。

大切なお金を入れて渡すのだから落とさないようにとついつい二重の封筒に入れてしまいたくなりますが、意味をきちんとよく考えて、一重の封筒を選ぶようにしましょう。

 

僧侶に手渡しするのはNG

これは書き方ではありませんが、忘れてはならないお布施のマナーなのでしっかり覚えておきましょう。思わずやってしまいがちなことですが、お布施を手渡しで僧侶に渡すということは、実はマナー違反なのです。

お布施は手渡しするのではなく、お盆や菓子折りの上に置いて、僧侶の方に名前が読める向きで渡します。

また必要であればお布施だけでなく、お車代や御膳料も一緒にお渡しするようにしましょう。渡し方やタイミングは、葬儀社や会場などに相談すれば間違いありません。

 

表書きも忘れず気を配って

お布施の表書きも一般的なものを覚えておけば安心です。お布施には「御布施」、「お布施」と書くのが一般的です。

不祝儀袋と同様に、封筒の上半分に表書き、下半分に施主の苗字や指名を書きましょう。お布施を渡す機会は、葬儀の日だけでなく、四十九日、一周忌などの法要のたびに訪れます。

法要で来て頂いて読経や会食をして頂く度に必要になるものですから、忘れてしまわないように、お布施用の封筒を用意しておくと良いかもしれません。

 

お布施は印字より手書きで

お布施の表書きは、プリントしてあるものもみかけますが、出来る限り自分の手で書くようにしましょう。

またプリントしてあるものでも、自分の名前は手書きできちんと書くのがマナーです。僧侶や菩提寺との付き合いが深くない場合も多いと思うので、封筒の裏には、きちんと住所も書いておくようにしましょう。

またお布施は僧侶に直接手渡ししたり、テーブルや畳の上に置くのは失礼にあたるので、お渡しするようのお盆や菓子折りも一緒に用意して置きましょう。

 

中身は僧侶のお礼と考えて

弔事の時のお金は新品だと「予め用意しておいた」と思われるので、旧札を使うのがマナーですが、法事などでお布施を渡す時には、弔事と違い、新札で用意しておくのがマナーです。

あまりにも大きい金額で渡すときは旧札が入っていてもやむなしですが、出来る限り新札で用意すれば間違いないので、予め銀行で両替しておきましょう。

また、商品券や小切手などでお布施を渡すことは失礼ですので、必ず現金でお布施の表書きに合うよう新札で用意するようにしましょう。

 

さて、お布施のマナーは弔事のマナーとは少し違いましたよね。それぞれのマナーには、マナーが出来るべき理由があるものなので、その部分をしっかり理解しておけば失敗は防ぐことが出来るでしょう。

一度葬儀をすれば、その後も四十九日や一周忌、三周忌というように僧侶とのお付き合いも必然的に長いお付き合いになるものですし、いつかは自分やその子供達もお世話になることでしょう。

そんな長いお付き合いの中で、失礼があっては、お付き合いがしにくくなってしまいます。マナーを守って、よりよいお付き合いを長く出来るようにしましょう。

まとめ

お布施の袋の書き方

・表書きは黒い墨でハッキリ丁寧に
・白くて郵便番号枠のない封筒を
・封筒は二重だと不幸が重なる意味
・お布施はお盆や菓子折りの上で
・表書きは一般的なもので大丈夫
・表書きは出来れば自分で丁寧に
・中身も封筒に合わせて用意して


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