結婚式のお呼ばれドレス、華のある素敵なものを着たいですよね。しかし自分らしく華やかな結婚式のお呼ばれドレスを選んでも、知らず知らずのうちに、マナー違反となっていることもよくあるもの…。
女性タレントが、結婚式でのお呼ばれドレス姿を、ブログやTwitterにアップしたものの「こんな格好で結婚式に行くとは…」と炎上したことも1度や2度ではありません。
このように結婚式では、お呼ばれドレスに少しでもマナー違反があると、「心にひっかかる方」が多いのです。それを防ぐためには、マナーを押さえたうえで自分らしいドレスを装うことに尽きますよね。
そこで今回は、結婚式のお呼ばれドレスのマナーについて解説します。近々結婚式に参列する方は、ぜひ一度読んで、参考にしてみてください。
結婚式のお呼ばれドレス☆
マナーを押さえたおしゃれとは
一般的な結婚式の「昼の装い」
結婚式場やホテルでの、一般的な結婚式でのドレスマナーは「準礼装(セミフォーマル)」が基本。
ここで注意したいのは、「昼の結婚式」と「夜の結婚式」では装い方が違うこと!そこでまずは、昼の結婚式での装いから解説。ちなみに昼間の宴とは、お開きの時間が午後5時ごろとなる宴を指します。
【 結婚式のお呼ばれドレス☆昼の装い 】
① お呼ばれドレスは「セミアフタヌーンドレス」が基本
・ 「アフタヌーンドレス」は昼の宴の正礼装(フォーマルウエア)で、襟がつまった袖付きの、ロング丈のワンピースやアンサンブル。「セミアフタヌーンドレス」は、これよりも自由なデザイン!
例えばワンピースやアンサンブルが多く、流行を取り入れたものや、柄入りのデザインでもOK。素材は上質なシルクやウールなど、光沢のないもので、落ち着いた色合いのものを選んでください。
昼の結婚式での小物使い
昼の結婚式のお呼ばれドレスに使う小物なら、光沢を押さえたものをポイントに選ぶと安心。ドレスの素材は、上質で光沢のないものが基本ですが、小物も同様に光沢を押さえると、失礼になりません。
【 結婚式のお呼ばれドレス☆昼の小物使い 】
・ アクセサリーはパールなどの光沢を押さえたアクせサリーや、布製のコサージュ。
・ ナチュラルな肌色のストッキングを合わせます。
・ 布製やカーフ・スエード製のパンプスが最適!
・ バッグも布製やカーフ・スエード製の小型のハンドバッグ、クラッチバックなど。
一般的な結婚式、カクテルドレスとは
一方、昼の結婚式に対して夜の結婚式は、午後5時頃からはじまるもの。結婚式のお呼ばれドレスは、カクテルドレスが基本の装いに変わるのが特徴!
【 結婚式のお呼ばれドレス☆カクテルドレス 】
★ 「カクテルドレス」は「イブニングドレス(夜の宴の正礼装)」よりも自由なデザインのドレス。
・ イブニングドレスとは、肩まわりや背中が大きく開いたデザインの、ロング丈のドレスを指しますが、カクテルドレスは膝丈~膝下丈のものとなります。
夜の結婚式でのドレス選び
前項でお伝えしたカクテルドレスの他にも、シックなワンピースやツーピースなども、この時間帯の結婚式のお呼ばれドレスとして大丈夫!
【 結婚式のお呼ばれドレス☆ドレス選びの基本 】
★ 夜の宴は昼よりも華やかに装うのがドレスマナー。
・ ドレスの素材はサテンやラメなどの光沢があるもの、オーガンジーやレース使いのドレッシーなものが向いています。
なお、トップ部分がノースリーブやホルターネックなど、肩や腕が出るデザインも着ることができますが、肌が過度に露出されるデザインのドレスは避けてください。
夜の結婚式での小物使い
夜の結婚式で結婚式のお呼ばれドレスに合わせる小物は、輝くものが基本!
【 結婚式のお呼ばれドレス☆夜の小物使い 】
・ アクセサリーはジュエリーやゴールド、シルバー、プラチナなど「輝くもの」。
・ 靴はエナメルなどの光沢のあるもの、ゴールドやシルバーのパンプスを。
・ 肌色のナチュラルなストッキングが基本ですが、全体的に上品なラメがちりばめられているものでもOK!
・ バッグもエナメル、シルク、ビーズ刺繍が施されているものなど、アクセサリー的な小型バッグを。
カジュアルな結婚式・二次会の「昼の装い」
レストランウェディングや少人数でのカジュアルな結婚式、カフェなどでの二次会など、カジュアルな結婚式でのドレスマナーは「略礼装(インフォーマル)」が基本!
【 結婚式のお呼ばれドレス☆カジュアル(昼) 】
・肌の過度な露出を避けます。
・素材は光沢を押さえた、落ち着いた色合いのものを。
・レースやシフォンのボレロやショールなどを合わせてもOK。
結婚式用のお呼ばれドレスを用意しなくても、いわゆる「よそ行きの服」を着て、小物との組み合わせでドレッシーな雰囲気に着こなしてもOK。なお、ドレスを選ぶ時の小物類は、昼の結婚式を基準に、控えめな上品さを意識して選べば好印象です。
カジュアルウエディングにも、それぞれの「度合い」があるので、店の様子などから判断してみてください。
カジュアルな結婚式・二次会の「夜の装い」
カジュアルな結婚式、例えばレストランやクラブウエディングなどになれば、ドレッシーなパーティードレス・ワンピース・アンサンブルで参列すれば、周囲とも違和感がありません。
【 結婚式のお呼ばれドレス☆カジュアル(夜) 】
・ サテンなどの光沢のある素材で華やかに!肩や腕が出るデザインのものも大丈夫。
・ドレッシーなトップスに黒のパンツというスタイルでもOK!
小物は上品かつ華やかなものが正解!例えばジュエリーやゴールド、シルバーなど。ゴージャスなアクセサリーでも、ドレスとのバランスがとれていれば大丈夫。バッグにビーズ・エナメル・布製などアクセサリー的な小ぶりのバッグを選ぶとまとまります。
いかがでしたでしょうか、いろいろ制約はありますが、マナー違反をすることなく、結婚式のお呼ばれドレスを選ぶなら、NGとなる服装と小物を捉えておき、TPOに合わせたおしゃれをするのがポイント!
結婚式の場所や形式(フォーマルなものかカジュアルなものか)や、結婚式や披露宴の時間帯(昼か夜か)を確認することで、その傾向が見えてきます。そして昼なら光沢を控える、夜なら輝きと華やかさを加えるようにすれば、まず間違いがないはず。
このことを覚えておけば、昼間の披露宴のアクセサリーはパールでも、夜の二次会はゴールドに替えるなど、その場にあった応用ができるように…。そんなことを考えながら結婚式のお呼ばれドレスや小物を選んでいると、案外楽しいもの!
ぜひマナー違反にならない、しかもあなたの魅力を引き立てるような、結婚式のお呼ばれドレスを選んでみてください。
まとめ
TPOに合わせた、結婚式の服装
・昼の結婚式ではセミアフタヌーンドレス
・昼の結婚式での小物は、光沢控えめ
・夜の結婚式では、カクテルドレス
・夜の結婚式での小物は、輝くものもOK
・カジュアルな結婚式では、上品な雰囲気のワンピース
・夜のカジュアルな結婚式なら、パーティードレス