御祝いの気持ちを込めて贈るスタンド花にはたくさんの種類があり、いざ贈るとなるとどのように選んでよいか迷いますよね。スタンド花は開店祝いや周年記念、事業所の開業・移転の御祝いなどに適しています。店頭や店内がとても華やかになるので、贈るお相手にも喜んで頂けることでしょう。一方でスタンド花を贈る機会は滅多にありませんので、どう手配してよいのか悩んでしまう人もいるはず。かかる金額もかなり幅があります。
スタンド花は御祝いの内容によって花の種類や色合い、スタンドに活けた際の大きさも考慮して決めることになります。ぜひスタンド花の特徴を理解し、心遣いのある御祝いの品としてマナーも一緒に届けたいものです。そこで今回は御祝にスタンド花を贈る場合の金額や種類など基本的な知識についてお伝えします。
御祝にスタンド花を贈ろう!
金額や種類など5つの基礎知識
スタンド花の大きさ
スタンド花が店の前にいくつも並ぶ様子は、前途を祝福されて誇らしく咲いているようにも見え清々しいものです。サイズは一般的に人目に付きやすく華やかさを感じてもらうように高さは1.7~1.8m程度、幅は1~1.4m程度となり、かなりな大きさになります。スタンド花ならではの豪華さはやはり店の外に設置して欲しいものです。
スタンド花を贈る際は店頭に設置できるスペースがあるかを事前にチェックするとよいでしょう。店内に飾る場合のスタンド花は高さ1m程度、幅は0.5~0.6m程度のものもありますので、どこに置くかでサイズは決まります。搬入とスタンド撤去については購入した花屋さんが作業をしてくれますので安心です。事前の打ち合わせで日程を決めておきましょう。
スタンド花の種類
スタンド花と言っても、スタンドの形や高さの違いによって1段のものや2段のものがあります。御祝いとして贈る場合は縁起を担いで2段にする場合が多いです。「2重」ということでお祝い事は繰り返してもよいことからきています。ちなみに、弔事の場合は繰り返したくないところからスタンド花は1段とすることが一般的です。
スタンド花は開店や開業の御祝いとして贈る場合がほとんどですので、ぜひ縁起というのも心得て選びたいものです。2段スタイルはボリュームがあり華やかさが増します。花材の種類もたくさんあり悩みどころでもありますが、贈る側のイメージを大まかにでも店側に伝えるとアレンジしてもらいやすくなります。例えば、「全体を落ち着いた印象で」あるいは「黄色と赤の花材を中心に」など。カタログも用意されていますので参考にするとよいでしょう。
スタンド花の金額
スタンド花を贈るとき金額も気になりますよね。開店や開業は事業を始める新しい船出ですので妙にケチったりはしたくないものです。かといって高額で豪華すぎるお祝いでは受け取った先方もお返しで気を遣わせかねません。ビジネスであれば関係性も考慮しないといけませんが、お互いにあまり大きな負担のないところで決めたいものです。スタンド花は御祝いの場合、2段スタンドを贈るのが一般的ですが値段は2万円~3万円程度です。
大きさや花材でも金額に違いが出てきます。季節を問わず手に入る花材は少々お安くなりますので、ボリュームを出したいときには便利です。お花以外に札や配送料や設置用を設定される場合や無料サービスのお店もあります。事前にお店側とじっくり相談しましょう。
立て札を添える際のポイント
スタンド花を贈る場合の立て札も気になるところです。立て札が添えられていると贈る側と受け取る側の関係も明確になります。御祝いの日にはたくさんの花が届けられることが予想されますので、受け取る側もどれがどこから送られたものかがはっきりわかることも助かります。
立て札は縦書きの方が一般的です。右側に会社名と代表者名(個人であれば個人名)を、中央に「御祝」「祝開店」など表書き、左側に贈る側の会社名と代表者名(個人であれば個人名)を書きます。
表書きは赤字で書き相手の名前と自分の名前は黒字にします。素材も種類があり紙製や木製があります。取引先へ贈る際はフォーマルを意識して木札を選びましょう。どちらも筆で書くのがマナーです。
注文はいつすればよいのか
スタンド花を届けてもらうのはオープン初日・開業当日がよいのですが、花屋さんにはいつ注文の相談をしたらよいのか迷いますよね。あまり早いのも気が引けると感じる方もいるかもしれませんが、店側は早い方が助かります。花材の選択や活けた時の雰囲気はもちろんスタンド台の準備などに手間がかかるからです。贈りたい日が決まったらなるだけ早く店に相談をするとよいでしょう。お花屋さんもたくさんありますので、信頼できる店を事前にチェックしておくことも大切です。
インターネットで調べると情報も豊富です。注文の際には花のイメージに加え届けて欲しい日時と先方の住所を伝えておくとよいでしょう。祝い事は早く進めて晴れの日を待つのが御祝いの気持ちも高まります。
いかがでしたか。スタンド花を御祝で送る際の基礎知識についてお伝えしました。スタンド花を贈ることで相手との関係性も深まることでしょう。特にビジネスで贈る場合は今後の取引に良い傾向が生まれる可能性があります。スタンド花は贈る先方への御祝いと応援の気持ちが込められていますので、華やかで生き生きとしたスタイルのスタンド花を用意したいものです。
余談ですがこのスタンド花を近くの方々が勝手に持ち帰る風習がある地域があります。「早くなくなるほど店が繁盛する」という由来だそうです。「これが礼儀!」となっている地域ですので否定はできませんが、一般的なマナーとしては御祝いのお花は気持ちよく眺め繁栄を祈ることにありますので、きちんと見極めが必要です。
華やかなスタンド花でお相手が気持ちよくスタートを切れるよう、バックアップしてあげましょう。
まとめ
御祝にスタンド花を贈る際の気をつけておきたいこととは
・スタンド花は設置スペースを確認して贈ろう
・スタンド花を御祝で送るなら二段で贈ろう
・金額は種類によって差があるが2段のものでは2万円~3万円程。
・スタンド花に添える札の書き方を心得ておこう
・スタンド花は花の準備のためにも早めに注文しよう。