彼のご両親へ初めてご挨拶に伺うのは楽しみでもありますが、緊張感でいっぱいでもありますよね。ご両親に少しでもよく思われたい!そう思うのが正直なところでしょう。結婚も視野に入れての真剣なお付き合いならばなおさらです。
かといって、普段の自分より背伸びして「良い彼女」を演じると疲れてしまうもの。どんな態度や立居振舞、話し方をすれば好かれるのか事前にリサーチしておくことをお勧めします。
特に彼のお母様からは女性ならではの厳しいチェックが入るかもしれません。彼のご両親にきちんと挨拶をして、今後のお付き合いを応援していただけるような関係を築きたいものです。そこで今回は、彼のご両親に初対面で気に入られるポイントについてお伝えします。
清潔感のある服装で好感度UP
彼のご両親に挨拶に伺うということは交際が順調に進んでいる証拠です。もしかしたらこのまま結婚という道に進むこともあるかもしれません。交際中に挨拶に伺うというのは二人にとって大事なプロセスです。だからこそ相手のご両親と気持ちの良い関係を築きたいものです。
そんな彼のご両親に初めてご挨拶をする際の服装は、誰が見てもきちんとしたものにしましょう。ミニスカートや露出度の高い服はNGです。また派手な柄物や原色の服装も場に合いません。ワンピースやスカートにブラウスなど清楚なスタイルが見た目にも優しいです。
いずれ親しさが増してくればジーンズもありでしょうが、それでも清潔感は大切です。アクセサリーも控えめなものを用意するとよいでしょう。
挨拶はさわやかに
彼のご両親に初めてご挨拶に伺う際は、明るい笑顔で挨拶をしましょう。どんなに緊張していても、下をむいたままぼそぼそっとした声で「こんにちは」と言ったのでは、ご両親が良い印象をもってくれるはずがありません。玄関に入る前に呼吸を整え、顔も上げて笑顔で挨拶をすることがポイントです。
気の利いた手土産を持参する
彼のご両親に初めてご挨拶に伺う際は何か気の利いた手土産があると喜ばれます。手ぶらで行くのはマナーに反しますので事前に準備しておくとよいでしょう。
初対面で緊張もしますが手土産が話の糸口になる場合もあります。地元老舗の銘菓や日持ちのする焼き菓子などがよいでしょう。
生ケーキはすぐに食べなくてはならず、もしかしたらすでにお母様が用意している場合もありますので避けた方が無難です。
また高価すぎるとご両親は気を遣ったり恐縮されますので3千円前後の菓子折りがよいでしょう。
渡すタイミングは、部屋に通され席に着き、改めてご挨拶をする時にお父様にお渡しします。添える言葉は「地元の評判のお菓子です」「ささやかですが」など控えめに伝えましょう。
親の前で彼を立てる
彼のご両親にとって挨拶に来てくれた彼女がどんな人なのかは興味もあり、また大事な息子の交際相手としてふさわしいのかどうか、チェックしていると言っても過言ではありません。
最近の両親世代は昔ほど厳しく相手を判断するわけではありませんが、それでも大事に育てた息子を嫁になるかもしれない彼女が大切にしてくれているかがとても気になるものです。
ご両親の前では彼のことを呼び捨てやニックネームで呼ぶことのないように気をつけましょう。親の前で妙に甘えた態度は感じがよくありません。
彼のご両親に初めて挨拶に行った席では「○○さん」と呼び、彼の良いところを話題にしたりすれば、両親は自分が褒められたような気持ちになり、嬉しくなりきっと好かれることでしょう。
さり気なく手伝う
彼のご両親にご挨拶に行ってお食事をご馳走になる際は、必ずお手伝いをしましょう。お母様は「どうぞ座ってて」とおっしゃるかもしれませんが、その言葉を真に受けて何も動かないでいると、気の利かない彼女だと思われかねません。
「お手伝いします」と進んで立ち上がることがポイントです。あくまでお母様の手伝いとしてテーブルを拭く、食器を出す、料理を運ぶくらいでよいのです。
彼のご両親にとって、挨拶に来てくれた息子の彼女が座ってばかり食べてばかりのお客様気取りの人では気に入ってもらえないでしょう。食事中も料理の出来栄えを褒めたり、作り方を尋ねたりすれば場も和みます。
食べ終えてのお手伝いも快く引き受けると感じのよい人と思ってもらえるでしょう。
以上、彼のご両親に初対面で気に入られるためのポイントについてお伝えしました。
彼のご両親へ挨拶に伺うのは恥ずかしさもあり、緊張しやすいものです。しかし、いずれは通らなくてはならない大事な節目です。出来るだけ円満に、そして和やかに過ごせるよう事前に心構えを持っておくとよいでしょう。最初のご挨拶がスムーズにいけば、その後のお付き合いも上手にできるはずです。
丁寧な言葉遣いや振る舞いなど、常識のあるマナーで接するのは当たり前のこと。最初はぎこちなくても、だんだんと打ち解けるはずです。帰る時も心を込めてお礼の気持ちを伝えることも大事なことの一つです。
彼のご両親が挨拶に来てくれた息子の彼女に好感を持ってくだされば、今後のお付き合いもさらに豊かになることでしょう。