葬儀でお悔やみの言葉を伝える時に知っておきたい7つの事

社会に出ると、お付き合いの中でお悔やみの席に行くこともあるかと思います。あまり親しくない方であれば、直接遺族とお話する機会もなく終わることもありますが、親しい間柄であればこそ、きちんと会ってお悔やみの言葉を伝えたいものですよね。

でも、ちょっと待って下さい。お悔やみの言葉を伝えるときのマナーはちゃんと理解してますか?列席のマナーであれば、知識がなくても周りの人を見ながらでもなんとかなるかも知れません。

でも、遺族と一対一で話す時にはそうは行きません。失礼なことがあってはこれからのお付き合いに関わる取り返しがつかないことになりかねません。

立ち居振る舞いのマナーや言い回しなど、気をつけなくてはならないことは沢山ありますが・・・。その中でもこれだけは押さえておいてもらいたいポイントを7つお教えします。

 

葬儀でお悔やみの言葉を伝える時に
知っておきたい7つの事

 

通夜・告別式では受付でまずお悔やみを伝えましょう

お悔やみの席では、受付されているのも遺族や近親者・関係者の方、必ずお悔やみの言葉を伝えるようにしましょう。まずは頭を下げて一礼してから「この度はご愁傷様でした」と伝え、両手で不祝儀袋を渡します。

その後記帳などを済ませたら、「お参りさせて頂きます」と伝えて会場に入るようにしましょう。言葉に詰まってしまったら、何も言わずきちんと頭だけ下げましょう。

受付できちんと挨拶が出来るように、何度も心のなかでシミュレーションしておけばより安心です。

 

電話でお悔やみの言葉はNG!弔電を打ちましょう

訃報を聞いたのにお悔やみの席に行けない場合、つい「せめて電話でも」って思ってしまいますが、電話でお悔やみの言葉を伝えるのは控えたいものです。

行けないならせめて電話でも!と思ってしまいがちですが、それはもしかしたら自己満足なのかもしれません。葬儀等の準備で忙しい遺族ですから、電話したら都合の悪いタイミング・・・なんていうことも。

その場合は、まずは弔電を出来るだけ早く打って、出来る限り早いタイミングでお悔やみに伺うようにしましょう。

 

式場で遺族に挨拶に行く時は気をつけて

ご遺族にお悔やみの言葉を直接伝えたいと思っていても、ご遺族の気持ちを尊重することを忘れないようにしましょう。

お悔やみの席では、式の進行もあり喪主や喪家の人たちは気持ちが置いて行かれるほど忙しいもの。その合間に、すべての人が次々に声を掛けてきては体が持ちません。

先方と目が合ったら、会場内ですれ違ったら等、自然なタイミングでお悔やみの言葉は伝えるようにしましょう。その場で声を掛けるタイミングがなくても、無理に伝えなくても大丈夫です。

 

伝えるタイミングを逃しても必ず伝えて

お悔やみの言葉は本来は開口一番に伝えたいもの・・・。それでも、先方から話しかけられたことに答えたり、タイミングを逃してしまってお悔やみの言葉を伝えられない・・・なんていうことも話しの流れとしてはよくあることです。

でも、タイミングを逃してしまっても言わないのはNGです。必ず伝えるようにしましょう。「遅れてしまいましたが」、「はじめに申し上げるべきでしたが」というような言葉を先に伝えてから、お悔やみの言葉を言えば大丈夫です。

 

言葉遣いにも十分注意を払って伝える

お悔やみの席ではつかってはいけない言葉というものがあります。「重ね重ね」、「たびたび」、「くれぐれも」というような、言葉を重ねる言い回しは、不幸なことが重なることを連想されるのでNGです。

また「死亡」、「生存中」など直接生死を連想させる言葉、「つらい」、「苦しい」というような不幸を連想させる言葉もNG。

「ご逝去」、「ご生前は」、「安らかに」など、言いたいことも裏返したり、言葉遣いを変えて伝えるように気をつけましょう。

 

キリスト教式はお悔やみの言葉はNG?

クリスチャンの方が亡くなっても、「神のそばに召される」ということで、悲しいことではないという節もあります。でも出席するあなたがクリスチャンでないならば、さほどお悔やみの言葉には気を使わなくても大丈夫です。

大事な家族がそばにいなくなったことを悲しむ気持ちは、どの宗教であっても共通の気持ちでしょう。

ただ、「成仏する」というような仏教用語を使っても相手に失礼ということはありませんが、場の雰囲気にはそぐわないので気をつけましょう。

 

訃報を後で知ってお悔やみが遅れたら

住まいが遠方でない場合は、弔問に伺うようにしましょう。葬儀が終わった後は、ご遺族も疲れが出たり、寂しさが募っていたりとつらい日々を送られている可能性もあります。

突然伺わず、前もって電話などで都合を聞いて、困っていらっしゃるようなら無理に伺わない方がいいでしょう。また、お悔やみの言葉を伝えに伺っても、長居をしないことも大切な配慮です。

どうしても弔問に伺えない場合には、現金書留で香典を送ったり、供物や供花を送るようにしましょう。

 

いかがでしょうか。

お悔やみの言葉を伝える時に一番気をつけなければならないことは、ご遺族への配慮ですよね。お悔やみの言葉はけっして自己満足のために伝えるものではありません。

ご遺族の気持ちや立場を考えて実際に行動すれば、気持ちは行動に現れるものなのです。悲しみの中にいるご遺族の気持ちになって、伝えるべきタイミングや接し方を考えることが大切です。

そうすることで、思っている気持ちは必ず故人やご遺族に伝わります。そのことを忘れずに、お悔やみの言葉や気持ちをご遺族に伝えたいものですね。

 

まとめ

葬儀でお悔やみの言葉を伝える時に知っておきたい7つの事

・通夜・告別式では受付でまずお悔やみを伝えましょう
・電話でお悔やみの言葉はNG!弔電を打ちましょう
・式場で遺族に挨拶に行く時は気をつけて
・伝えるタイミングを逃しても必ず伝えて
・言葉遣いにも十分注意を払って伝える
・キリスト教式はお悔やみの言葉はNG
・訃報を後で知ってお悔やみが遅れたら


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