喪服の女性の印象を良くするメイクのコツ

喪服の女性の印象を良くするメイクのコツ

葬儀や法事に出席する際には、喪服にパールや黒の靴・バッグ等マナー通りの装いに気を遣うものです。その分、一度買い揃えてしまえば、喪服のサイズが変わったりしない限り買い替えの必要もないので安心ですね。

そのかわり、喪服を着る際に女性が気を付けなければならないポイントがさらにあります。それは…メイクです!

「抑えめにメイクすればいいんでしょ?」と分かってはいても、どうしても普段のメイクのやり方に近くなってしまうもの。ついつい濃いメイクをしてしまい、周りの方の不興をかってしまうのはよくあることなのです。

今回は、喪服を着る際に印象の良いメイクをするためにはどうしたらよいか、7つのコツを具体的にご紹介したいと思います。なかなか喪服に合わせるメイクの要領が掴めないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

喪服の女性の
印象を良くするメイクのコツ

 

“片化粧”について知っておこう

喪服の女性がするべき薄化粧のことを、片化粧といいます。

具体的にどのようなものかというと、紅(すなわちチーク)を差さない薄化粧のことです。たとえ喪主ではなくても、故人の死を悼むために集まった参列者がピンクの頬をしていては「本当に悲しいの?」と思われてしまいます。

口紅は、目立たない程度に薄く付けるのであればOKとされています。普段のメイクを抑えめにするというより、“今から片化粧をしよう”と意識するくらいでちょうどいい控えめメイクができます。

 

アイシャドウパレットは必要ナシ!

葬儀や法事の当日は、手持ちのアイシャドウパレットは必要ありません!

喪服を着る場合、色味に関係なくアイシャドウを付けるのはNGです。たまに「ブラウンやグレーのアイシャドウならOK」と誤解している参列者を見かけますが、地味な色のアイシャドウでも付けていること自体が目立ってしまうものです。

いつもの習慣でついついアイシャドウをつけてしまう…なんて失敗は絶対にないようにしましょう。「今日は使わない」と意識して確認するくらい念入りに。

 

キラキラ輝くグロス・ラメはNG

普段はメイクをキラキラかわいく彩ってくれるラメやグロスですが、喪服にはふさわしくありません。

ラメの入ったアイシャドウはもちろんのこと、細かいラメ入りのハイライトなどもお悔やみの場ではNGですので注意しましょう。「口紅が薄くて物足りないからグロスを…」なんて思っている方は、片化粧を潔く受け入れてください。

口元がグロスで光っているのは、真っ赤な口紅を付けるのと同じくらいダメな喪服メイクだと思ってもらえるといいでしょう。

 

目力は封印する

流行のメイクで重要なアイメイクは、お悔やみの場ではほぼ必要ありません。

ボリュームまつ毛やアイライン、目力を強めるアイシャドウなどですね。普段のメイクと比べて物足りなさを一番感じる場所かと思いますが、ここも潔く削ってしまいましょう。

“人に気づかれない程度に”そっとラインを入れたりするのはOKでしょうが、物足りなくてついつい濃くなってしまわないように。ビューラーを使ったまつ毛カールも、この日は避けておいたほうが無難です。

 

落ちやすいマスカラ・アイラインは避けて

上で“人に気づかれない程度に”ラインを入れたりマスカラをするのはOKとしましたが、水や油で落ちやすいものは避けましょう。

葬儀で涙を流したり、法事に長時間出席している間に目元が黒くなっていくのでは「私はアイメイクをしています!」と白状しているようなもの。どうしても、という場合は事前にマスカラやラインが落ちないかどうかを試しておくくらいの念を入れるように。

もちろん、しないほうがベターであることは言うまでもありません。

 

すっぴん風ベースメイクに力を入れる

片化粧とはいえ、ファンデーションも付けずにすっぴんで喪服を着るわけではありません。

お肌のシミが黒々と目立っていたのでは、周りの人にもだらしない印象を与えてしまいます。しかし、一目で見てわかる厚塗りファンデーションけして好印象ではありませんね。

一番いいのは、厚塗りに見えない“すっぴん風”のベースメイクです。ファンデーションは薄付きにしながらも、下地はしっかり整えてお肌の粗が目立たないようなベースメイクを練習しておきましょう。

 

“おしゃれ”ではなく“身だしなみ”のつもりで

ついつい普段通りのメイクのくせが出てしまう、というのはメイク=おしゃれのためという意識を持っているからです。

お悔やみの場に出席する際のメイクは、おしゃれのためにするのではなく、あくまで最低限の身だしなみにすぎません。お肌の粗を隠し、眉をととのえ、周りの人が気を遣わない程度で充分なのです。

故人のために祈るお悔やみの日は、自分をよりよく見せたい、といった気持ちは忘れて、あくまで身だしなみメイクをするという意識で過ごしましょう。

 

いかがでしたか。

お悔やみの際の片化粧についてご説明しましたが、化粧をおろそかにしすぎても周りの人に不快な思いをさせてしまうんですね。

故人のために祈ること、葬儀の場で色々な人と顔を合わせること…どちらも必要なこと。そのどちらのTPOにも合ったメイクが片化粧なのです。

親戚の年配の女性等、意外にほかの人の服装やメイクをチェックしているもの。悲しい雰囲気が薄れる法事の際でも、気を抜かずに片化粧をするようにしてくださいね。

 

まとめ

喪服の女性の印象を良くするには

・“片化粧”について知っておこう”
・アイシャドウパレットは必要ナシ!
・キラキラ輝くグロス・ラメはNG
・目力は封印する
・落ちやすいマスカラ・アイラインは避けて
・すっぴん風ベースメイクに力を入れる
“おしゃれ”ではなく“身だしなみ”のつもりで


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