【葬儀の基礎知識】密葬と家族葬との違いとは

【葬儀の基礎知識】密葬と家族葬との違いとは
最近増えてきている密葬や家族葬。葬儀にも色々な形式がありますが、具体的にどのような葬儀が密葬というのかまで理解している方は少ないですよね。訃報が飛び込んできた時に密葬で行われると知った時、どのように応対したら良いのか非常に戸惑ってしまうことでしょう。

家族葬にしても、同じこと。どちらも通夜や葬儀は普通に行われますが、かなり小規模の葬儀になります。身内の方々で執り行われているのに、その中に入っていって良いものかどうかなども含めて大変気になります。

葬儀に関して、密葬や家族葬などの違いが理解できていれば突然訃報に接した時にも戸惑うことは無くなりますよね。そこで今回は、葬儀の基礎知識として、密葬と家族葬の違いを中心にお伝えいたします。



 

【葬儀の基礎知識】
密葬と家族葬との違いとは

 

密葬とは


密葬とは、亡くなったことを公にしないで執り行われる葬儀です。故人の遺言によるケースが多いですが、様々な事情により参列者を限定する葬儀と言えます。よく芸能人などで密葬という形式で送り、後日お別れの会や偲ぶ会などを行うこと場面を見た方もいらっしゃることでしょう。

社葬などの大規模な葬儀の場合なども、まずはごく内輪で密葬を行い、後日、本葬を執り行います。社葬は、その会社に対して大きな功績を残した人の死に際し、会社を挙げて執りおこなう社会的行事です。本葬には通常、葬儀のみ行われ、遺骨が安置されます。

つまり、密葬は、公開しない葬儀です。葬儀が執り行われた後、知らせを受けることが多いものです。

 

家族葬とは


家族葬は、家族をはじめとした少数の親しい人のみで執り行われる葬儀です。通夜や葬儀は普通に行われます。

家族葬の流れは、亡くなられた場所から自宅や安置施設まで搬送され、通夜まで安置します。その後、納棺、通夜、翌日告別式そして火葬という通常の葬儀と同じように執り行われます

平均寿命が延びて、60代、70代の子供が、80代、90代の親の葬儀を執り行うことも珍しくありません。故人の友人や知人関係も少なくなり、子世代もすでに退職している状況となると小規模な葬儀が一般的になりますし、身近な人だけで執り行う家族葬で温かく故人を見送りたいという人も増えてきています

 

密葬と家族葬の違いとは


密葬と家族葬の違いは、どちらも主に近親者を中心に営まれる葬儀ですが、密葬は本葬とセットで営まれるのが一般的です。社葬の場合や故人が有名人の場合などは、まず近親者や親しい方で葬儀を執り行います。それが密葬なのです。

そして、後日、一般参列者を招いた本葬が営まれます。「お別れの会」や「偲ぶ会」などの名前でホテルやレストランなどで営まれることもあります。会葬者は献花などを行い、軽食が振る舞われます。

これに対して、家族葬は単独で営まれる葬儀です。家族だけの場合もありますし、親戚や親しい友人まで加わって営まれる葬儀まで様々です。

 

密葬や家族葬の注意点


密葬や家族葬は親しい方のみで執り行われる葬儀なので、一般的な葬儀に比べるとかなり小規模になります。ここで、幾つかのポイントがありますので密葬や家族葬を行う場合は注意してください。

①密葬の場合、周囲の方々に伝わらないようにしましょう。

本葬へ参列してもらう予定の方に伝わってしまうと、密葬中に対応するのに手間がかかってしまいます。密葬の利点が薄れてしまうので、極力周囲に伝わらないようにしましょう

②本葬を行わない場合は葬儀後の弔問対応が必要になることもあります。

密葬や家族葬であったことを知った方々が、後日自宅へ弔問に訪れることがあります。多くの方が数日間に渡り弔問に訪れるので、対応に追われることもあるでしょう。香典返しの用意が必要となり、遺族も対応に苦慮することが出てくるので、友人や知人などには、弔問は辞退する旨を伝えておいた方が良いでしょう。

③親族の理解が大切

密葬の場合、火葬までを事前に行うため、後に本葬があるとはいえ、本葬参列者は故人と対面する機会がありません。ですから、葬儀社へ依頼する前に、親族の方には密葬を予定している旨を伝え、相談の上決めるようにしましょう

亡くなったことをお電話でお知らせし、「故人の強い希望で、この度は、密葬ということにしますが、後日忍んでいただける席を設けますので、その時にお越しいただけますか?」と、こちらの意向を伝え、お伺いをたてるという方法もあります

 

いかがでしたか。葬儀の形式も色々ありますね。なんといっても、故人や喪主の意向を尊重するのが一番です。しかし「最期のお別れがしたい」と思っている方々への配慮も大切だということも忘れないようにしたいところです。葬儀に関しては、地域により様々な考え方があるので、その地域に準ずるのが好ましい場合も出てくることでしょう。

あまり大々的に行いたくない場合などは、親族以外の方には告別式の日程のみお伝えするというのも一つの方法です。つまり、通夜は家族だけで執り行うのです。最期の限られた時間を愛する家族と一緒に過ごしたいという大切な想いです。

訃報は突然訪れるものです。故人の意思や考えによって前もってどのような形式で最期を迎えたいのか家族で確認しておくことも大切です。

まとめ

【葬儀の基礎知識】密葬と家族葬との違いとは

・密葬とは本葬とセットになっている。
・家族葬とは少数の近親者のみで行われる葬儀
・密葬や家族葬の注意点としては自宅への弔問がある