電報でお悔やみを伝える。外せないマナーと基本の例文

電報でお悔やみを伝える。外せないマナーと基本の例文
電報でのお悔やみを伝える時は、葬儀に参列したいものの、どうしても外せない用件があったり、住まいが遠方など、どうにもならない事情がある時ですよね。必ず送らなければならない訳ではないものの、故人とのつながりが深い方なら、送るのが礼儀。

しかし昔は身近だった電報でお悔やみを伝える事も、「そもそも、電報も送ったことがない!」と言う位、現在ではあまり触れることがありません。電報でお悔やみを伝える際、様々なことに迷ってしまう方々は、案外多いですよね。

そこで今回は、電報を使ってお悔やみを伝える時に、外せないいくつかのマナーと、基本的な例文についてお伝えします。マナーを心得ておけば、このような時の電報も難しくはありません。ぜひ参考にして、お悔やみの気持ちを伝えてください。

 

電報でお悔やみを伝える。
外せないマナーと基本の例文

 

宛先や宛名

電報でお悔やみを送る時には、通夜や葬儀が執り行われる会場が宛先。住所と電話番号を正確に確認しなければなりません。もしも会場が分からなければ、喪家を宛先にしても大丈夫ですが、受け取りに不備がないよう、先方に一報を入れたいところ。

【 電報でのお悔やみマナー、宛名 】

■ また、宛名は通常は「喪主」となりますが、差出人が喪主ではなく他の遺族と知り合いの場合は、その知り合いの遺族宛に送っても構いません。

・ しかし気になるようでしたら、「(喪主の名)様方(知り合いの名)様」宛で送れば差しさわりがない方法。

なお、喪主宛てにお悔やみの電報を送りたい時、どうしても喪主の名がわからなければ「(故人の名)様ご遺族様」や「(故人の名)様ご一同様」宛で送るのが最も良い判断。

また、斎場で通夜や葬儀が執り行われる場合、同じ名字の別の喪家が同日に通夜や葬儀を執り行っていることも考えられるので、喪主の名や故人の名はフルネームで送ってください。

なお、宛名に間違いがあっては大変失礼。こちらも宛先同様よく確認することが大切です。

 

受取人と故人の「続柄」

電報でお悔やみの言葉を述べる時は、受取人と故人の続柄を正確に記すようにしますが、この時、敬称を用いるのが正式な作法。敬称は下記のようになります。

【 電報でのお悔やみマナー、敬称 】

・受取人の父親→「ご尊父様」「お父様」

・受取人の配偶者の父親→夫の父:「お舅様」「お父様」 妻の父:「ご外父様」「ご岳父様」「お父様」

・受取人の母親→「ご母堂様」「お母様」

・受取人の配偶者の母親→夫の母:「お姑様」「お母様」 妻の母:「ご外母様」「ご岳母様」「お母様」

・受取人の配偶者→夫:「ご主人様」 妻:「ご令室様」

・受取人の兄弟・姉妹→兄弟:「ご令兄様(ご令弟様)」 姉妹「ご令姉様(ご令妹様)」

なお、仮に差出人と故人が親しかったとしても、敬意を示すために「故人の名前」を用いるのはNGマナー。意外に多い勘違いですので、注意が必要です。

 

忌み言葉を使わないこと

慶事や弔事では必ず「忌み言葉」というものがありますが、それは電報でのお悔やみの言葉にも当てはまります。以下のような言葉は使用しないよう、十分注意を払ってください。

【 電報でのお悔やみマナー、直接的な表現 】

■ 「死亡」「死去」はもちろん「生きる」「生存」も避け、言い換えるようにします。

・死亡・死去→ご逝去・他界など

・生存中→ご生前

・生きている頃→お元気な頃

【 電報でのお悔やみマナー、重ね言葉 】

■ 「重なる」「重ね重ね」「また」「またまた」「再び」「たびたび」「再三」など。

【 電報でのお悔やみマナー、苦しみを連想 】

・ 「苦しむ」「迷う」「浮かばれない」などは避け、また「四」は「死」「九」は「苦」を連想させるので、こちらも使わないようにしなければなりません。

 

宗教用語に気をつける

例えば「ご冥福」「供養」「成仏」「あの世」「ご愁傷さま」などは仏教の用語。喪家が神式やキリスト教式で通夜や葬儀を執り行う場合、これらの言葉は使わないようにするのが電報でのお悔やみマナーですが、意外と見落としがちなのです。

【 電報でのお悔やみマナー、宗教用語 】

■ なお、どのような宗教で通夜や葬儀を執り行うか不明な場合…

・ 電報でのお悔やみは「安らかにお眠りください」などが、どの宗教でも使える言葉。電報でのお悔やみに限らず、覚えておくと助かる言い回しかもしれません。

 

到達が遅れないように手配

お悔やみの電報は、基本的に通夜の開始までに間に合うように送る事は基本。もしも遅くなったとしても、告別式の開始までには先方に届くように手配してください。

【 電報でのお悔やみマナー、依頼 】

■ 電報はNTTの「115」に電話したり、インターネットのサイトから申し込むなど様々な方法で手配ができます。

・ しかしサービスの内容に違いがあるため、実際に送る時には、斎場の場所や通夜・葬儀の開始時間を正確に把握してから、最も相応しいサービスを利用するようにすると安心。

なお、電話は葬儀の日が迫っていたり、文章の内容をオペレーターに直接相談しながら決めたい時に向いており、ネットでのサービスは文面の完成イメージを把握しながら作成したい時に…、と使い分けるのがおすすめです。

 

電報でのお悔やみ・基本の例文

それでは「電報でのお悔やみ」の例文をお伝えします。通夜・葬儀の形式により若干言葉遣いが違うことに注意してみてください。

【 電報でのお悔やみ例文、仏式 】

■ 「ご尊父様のご逝去の報に際し 謹んでお悔やみ申し上げます

在りし日のお姿を偲びつつ 心からご冥福をお祈りいたします」

【 電報でのお悔やみマナー、神式 】

■ 「ご尊父様のご逝去の報に際し 心から哀悼の意を捧げます

在りし日のお姿を偲び 御霊の安らかならんことをお祈りいたします」

【 電報でのお悔やみマナー、キリスト教式 】

■ 「ご尊父様の悲報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます

どうぞ安らかな旅立ちでありますよう 心よりお祈り申し上げます」

 

いかがでしたでしょうか、なお、電報でのお悔やみはあくまでも「通夜や葬儀には参列できないけれど、お悔やみの気持ちを示したい」ためのもの。お通夜や葬儀へのフォローであり、後々の配慮は忘れずに行うのも、ご遺族へのマナーです。

そのため、後日改めて遺族のもとに弔問に訪れたり、遠方なら手紙を送るなどし、遺族への配慮を怠らないのも大切。

このように、お悔やみの電報はマナーをきちんと守れば、それほど難しいものではありません。宛先や宛名などにミスがあってはなりませんが、ともかく正確に確認することを心がければクリアできるはず。

そして、電報でのお悔やみの言葉は、故人に敬意を払い哀悼の意を示すとともに、遺族を気遣いその心に寄り添うものでもあります。参列に行けないのであれば、その分、より言葉に心を込めて伝えてみてください。

まとめ

お悔やみ電報のマナーとは

・宛先と宛名を正確に把握
・受取人と故人の続柄を敬称記す
・忌み言葉は厳禁
・宗教用語に注意を払う
・電報の到着が遅れないように手配
・通夜・葬儀の形式で言葉を使い分ける


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