結婚式の謝辞は、感動の式の締めくくりに欠かせません。新郎新婦が自分達で伝える、忙しい中出席してくれた沢山のゲストへの感謝の気持ち…。大事な儀式のひとつですよね。
ひと昔前は新郎は結婚式の謝辞がなく、新婦が自分の両親に手紙を送るセレモニーで感動することも多かったのですが、最近ではこの新郎新婦二人揃っての、ゲストへの結婚式の謝辞が感動を誘うことが多くなりました。
確かに、結婚式の謝辞で多くのゲストを目の前にして、話さなければいけない新郎は、とても緊張することが多いもの。そうなると、通りいっぺんのつまらない結婚式の謝辞になってしまうことも、少なくありませんよね。
そこで今回は、結婚式の謝辞で感動のフィナーレができるよう、そのポイントとおすすめの例文をお伝えします。本記事を参考にしながらアレンジを加えて、オリジナルの感動的な結婚式の謝辞にしてください!
結婚式は謝辞で感動フィナーレ!
おすすめ7つの例文集
定番がいい!フォーマルな結婚式の謝辞
【 定番の結婚式の謝辞 】
「本日はお忙しい中、私達のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
今日というよき日に、みなさまに心のこもったお励ましやお祝いのお言葉を頂戴いたしましたこと、心より感謝申し上げます。
今まで育ててくださったお父さん、お母さん、新婦◯◯さんのお父さん、お母さん。
このよき日を迎えられたのは、溢れんばかりの愛情で育てていただいたおかげです。
今まで本当にありがとうございました。まだまだ至らぬところが多い二人ではありますが、力を合わせて素敵な家庭を築いてまいります。
これからも、今までと変わらず、ご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました!」
ラフに結婚式の謝辞を伝えよう
最近では結婚式場などで行われる、親族や会社の上司などが集まる披露宴とは違った、レストラン会場などで友人知人が集まる、気のおけない結婚式や披露宴も増えました。その際には、少しラフな結婚式の謝辞はいかがでしょうか。
【 ラフな結婚式の謝辞 】
「みなさま、今日は僕たちふたりの結婚披露宴にご出席いただき、本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
この日のために時間と手間を割いて、結婚式の余興の練習をしてくれた大学の仲間たち、本当にありがとう。
一生忘れられない、感動的なパフォーマンスでした。また、いつも新婦の相談に乗ってくれている新婦の幼なじみのみなさん。
みなさんの存在が、彼女の支えになっています。本当にありがとう。これからは、僕も仲間にいれてください。
今日から僕たちは新しい家庭を築いていきます。 このよき日をみんなとお祝いすることができて、本当に嬉しいです。一生忘れません!
これからも、僕たちふたりのことをよろしくお願いいたします。」
女手1つで育ててくれた、母への結婚式の謝辞
ゲストへ向けて結婚式の謝辞を述べるのが基本ですが、最近では両親への手紙のプログラムを外して、新郎新婦からの結婚式の謝辞を入れることもあります。このような場合には、この時間を利用して、両親への感謝を伝えるのも感動的です。
【 母へ向けた、結婚式の謝辞 】
「本日はお足元の悪いなか、私達の結婚式にお越しいただき、誠にありがとうございます。
今日はこの場を借りて、女手1つで育ててくれた僕の母に感謝の気持ちを伝えます。
お母さん、些細なことで喧嘩をしたり、時には抱き合って喜んだり、僕たちは親子というか生きていく上での同士でしたね。
これからは、僕と新婦の◯◯で守っていくので安心してください。
今まで本当にありがとうございました。
ずっと元気なお母さんでいてください。」
遠方から来てくれたゲストへ
結婚式には多くのゲストがスケジュールを作り、長い時間を掛けて出向いていることがあります。その場合には、結婚式の謝辞で感謝を伝えたいものです。
【 遠方から来てくれたゲストへの、結婚式の謝辞 】
「本日は私たちのために、ご遠方よりご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。久しぶりにお会いできる方も多く、本当に嬉しく思います。
僕は昔、やんちゃだった時代がありました。
そこから故郷を離れて、上京して今まで懸命に働いてきました。
今日は、昔さんざん迷惑を掛けたのにも関わらず、僕を見捨てなかった大好きな人達がたくさん来てくれています。
みなさんの前で、妻を自分の人生をかけて幸せにすることを誓います。」
2人の馴れ初めを加えた結婚式の謝辞
結婚式の謝辞で2人の思い出話やエピソード、馴れ初め話を伝えると、ゲストにとってもとても興味深いものとなるはず。
【 2人のエピソードを加えた、結婚式の謝辞 】
「本日は私達の結婚式にご臨席いただき、誠にありがとうございます。
私達は出会って10年という節目の年に、結婚することができました。
高校の同級生だった私達は、生活環境の変化と共にすれ違いが生じて、うまくいかなくなった時もありました。
けれども、お互いの人生にお互いが必要だということを再確認して、一緒に歩み続けることに決めました。
僕たちの愛のキューピッドとなってくれた友人の○○君、本当にありがとう。二人で幸せな家庭を築いていきます。」
育ててくれた両親への結婚式の謝辞
前項でお母さまへの結婚式の謝辞の例文をお伝えしましたが、新郎による、新婦の両親への感謝の言葉も、ゲストの感動を誘います。
【 義理の両親への、結婚式の謝辞 】
「◯◯さんのお父さん、お母さん。
未熟な僕を受け入れて、本当の息子のように接してくれて本当にありがとうございます。
僕はお二人のような夫婦になりたいと思っております。
頼りになるお父さんと隣でニコニコと笑っているお母さん。これからは僕がお父さんの代わりに○○さんを守っていきます。」
授かり婚の場合の結婚式の謝辞
授かり婚の時には喜びも二重。結婚式の謝辞の時間に、ご報告とともにその喜びを伝えたいですよね。
【 授かり婚を伝える、結婚式の謝辞 】
「みなさま、本日は私達の結婚式にご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。
今、○○のお腹には、新しい生命が宿っております。
現在5ヶ月の安定期に入りました。今は父親になれる喜びと不安が、入り交じっています。
これからはよき父、よき母になれるように二人で努力し、明るく愛情あふれる家庭を築いていきたいと思います。
未熟ものの二人ではございますが、更なるご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
いかがでしたでしょうか。今回は、そのまま使うことができる、結婚式の謝辞の例文をシチュエーション別にまとめてみました。最近では結婚式の謝辞に限らず、挙式や披露宴全体の流れや演出などなど、実に多くのスタイルがあります。
昔ながらのホテルなどで行われる披露宴などで、会社関係者や遠い親族が参列する披露宴での結婚式の謝辞ならば、やはり形式を重んじた、例文に沿った内容を選び、少しのアレンジを加える程度に留めると安全ではあります。
ただ、一方で二部制のレストランウエディングやクラブウエディング、アウトドアウエディング…、と言った、挙式自体が個性的で自由なものでしたら、そこで決まり文句を言うのも、反対に違和感があり不自然になるもの。
このような、挙式全体の流れやゲストの顔ぶれ、会場の様子なども考慮して、結婚式の謝辞がそんな一連の結婚式の演出に華を添えるものになれば最高です!
まとめ
結婚式の謝辞で、伝える例文
・基本の結婚式の謝辞の構成を理解しておく
・余興の友人への感謝を伝える
・新郎から苦労した育ててくれた自分の親へ感謝を伝える
・遠方からはるばる参加してくれたゲストへ感謝を伝える
・新郎・新婦のエピソードを添えた結婚式の謝辞
・新郎から新婦の両親への、感謝の言葉
・授かり婚なら、結婚式の謝辞でご報告をする方法もある